人とかぶらない一生モノのキャンプチェアが欲しい!
チェアはキャンプでも家でも座っている時間が長い場所。チェアに求められる要素は、デザインや機能もありますが、SDGsが当たり前のいま、長く使える良いモノかどうかもチェア選びの基準になっています。
さらに言うと、チェアに個性があるかどうかも大事なポイント。他の人と被らないユニークなチェアを求めるニーズもキャンプ人気の裾野が広がったことで高まっています。
今回はそんな、人とかぶらない一生モノを探しているあなたにぴったりのチェアを紹介します。
キャンプチェアの新たな選択肢「Really Life Tools」
今回紹介するのは、2021年末に愛知で行われた国内最大級のアウトドアイベント「フィールドスタイルジャンボリー」に出展したことを皮切りに、ギア好きの間で注目が集まっている新ブランドReally Life Tools(リアリーライフツールズ)の「RLTチェア」。
まずは、チェアの紹介の前にブランドについてかんたんに紹介していきます。
クラフトマンシップに根ざした、愛知発の新ブランド
Really Life Tools(以下、RLT)は、愛知県発のアウトドアファニチャーブランドです。地元愛知のレベルの高いものづくり基盤や、地元の素材を活かした地域に根ざしたプロダクトが特徴。大量生産では作れない細部までこだわったものづくりも魅力です。
ブランドの指揮を取るのは、海外自動車メーカーに従事してきた経歴を持つ鈴木氏。そしてプロダクトデザイナーには、愛知県立芸術大学でも教鞭を取る経験豊富なプロダクトデザイナーの本田氏、製作は熟練の木工家である豊田氏を迎え、企画と設計、製造までを阿吽の呼吸で行っています。
キャンプ好きの3人は、テストを兼ねてフィールドに繰り出すことも多々。使い手本位でリアルに使えるものを練り上げます。そんな、愛知のものづくりのプロたちが繰り出す、本気のアウトドアファニチャーの第一弾が「RLTチェア」です。
伐採したまま使用されなかった「支障木」を活用
そして、RLTを語るうえで欠かせないのが、国内産の木材。ウッドファニチャーに採用されている木材には、「支障木」が活用されています。「支障木」とは、道路開発などの過程で、伐採された木材です。驚くべきことに、これらの木材はこれまで、伐採されたまま有効な活用がされてこなかった実情があります。
RLTのプロダクトはこういった「支障木」を活用することで、木材ロス問題を解決している一面もあります。
ただようウェルメイド感……「RLTチェア」の魅力
新ブランド、RLTの魅力をお伝えしたところで、早速同ブランドのメインアイテム、「RLTチェア」のデザインや機能について紹介していきます。こだわり満載の国産ウッドチェアの魅力とは?
他とかぶらない、流行に左右されない、独自のデザイン
さまざまなブランドから、数多のキャンプチェアが展開されていますが、フレーム形状などで大きく分けると、同じようなデザインものがあふれています。その点「RLTチェア」は、他とかぶらず、飽きの来ないタイムレスなデザインが特徴です。
そのデザインの独自性を、高めているのが木のぬくもりを感じさせる、シンプルかつユニークな形状のウッドフレーム。どの角度から見ても飽きさせない美しさがあり、アウトドアシーンはもちろん、家のインテリアとしても馴染むデザインです。
既存のチェアを模倣したものやOEM品が多い中、独自フレームのチェア作りに挑戦できるブランドはそう多くありません。チェアの開発は人が座るものなので、安全面や実際の座り心地などクリアすべきハードルが多く、苦難を伴うからです。
そんななか、RLTは熟練のプロダクトデザイナーと木工家のアイデアや経験でそのハードルを乗り越え、他にはないオリジナリティあふれる完成度の高いチェアを展開してきました。それだけでも、このチェアに一度は座ってみる価値があります。
それでは次ページからは、実際の座り心地もご紹介していきます。