【朗報】あのハンガーラックをリーズナブルに入手できる!?
人気商品で話題の“あのハンガーラック”。雰囲気があっておしゃれですが「ちょっと高いな~」と思っていたりしませんか? そう感じていたのは筆者自身なのですが、試しにインスタグラムをパトロールしてみたところこんなアイディアが!
塩ビパイプでDIYされたハンガーラックを発見
こちらは@genpack.05さんがDIYで作られたハンガーラック。パッと見では塩ビパイプとは思えないほど良い雰囲気で、スタンド部分の木の色を自分のサイトに合わせられるのも自作ならではですね。
「同じように作ってみたい」ということでご本人に詳細を聞いてみたところ、なんとホームセンターにあるもので簡単に作れてしまうのだとか。しかも総費用は2,000円台!
低コストで理想のハンガーラックが作れるDIYにさっそく挑戦してみたので、材料や方法など詳しくご紹介します。
必要な材料と工具はこちら
材料はすべてホームセンターで調達できるものばかり。角材は購入時にホームセンターの加工サービスでカットしてもらうのがオススメです。
ちなみに材料代は材質やサイズ・店舗の金額で変わるためあくまで参考価格になりますが、今回総費用はギリギリ2,000円台でおさめられました!
ちなみに今回使用した塩ビパイプはHI・VPというクロのパイプ。グレーのVPというパイプを使えば、もっと安く抑えられますよ。
工具はインパクトドライバー、木工ドリル10mmと18mmを用意して、さっそく作っていきます!
作り方の手順
① 塩ビパイプ(1メートル)に穴を開ける
まずはパイプに固定用のボルトを通すための穴開けから。端から15cmの位置にマークをします。
M8ボルトを通す穴を、10ミリのドリルで開けていきます。斜めにならないように注意し、まっすぐ真下に穴を開けましょう。
同じ作業を4本繰り返し、塩ビパイプにM8ボルト用の穴を4本開けました。
② 塩ビパイプを連結して脚を組む
穴を開けた塩ビパイプを2本1組にして蝶ナットとボルトで締め付けて、脚を2組作ります。
するとこのような感じで2組ができ、さっそくハンガーラックの雰囲気に! 次は脚の支えとなるベースを作っていきます。
上手く作るためのワンポイント:パイプにマークをつけておく
脚をバラすと組み立てるときに左右がわからなくなってしまうので、あらかじめマークをつけておくのがオススメ。筆者は横線1本と2本でマークを書きました。
こうしておくとフィールドでもスムーズに組み立てができますよ。
③ 角材(ベース)の両端に穴開け加工をする
端から30〜50mmの位置に、18mmドリルで深さ20mm程度の穴を開けます。角度は約75°で、角材2本とも同様に穴開けを行います。
④ 脚ベースにはめて組み立てる
角材の穴に組み合わせた塩ビパイプの下端をクロスして差し込みます。
こちらがベースに脚を差し込んだ状態です。こちらを2組作ります。
上手く作るためのワンポイント:穴は上下ずらして開ける
パイプをクロスするので、ベースの穴の位置はセンターだとパイプがたわんでしまいます。上下にずらして穴を開けましょう!
⑤ 脚の上にパイプをのせて固定する
最後は、左右のクロスした塩ビパイプの上にハンガーとなる5本目の塩ビパイプをのせる作業。クロスした塩ビパイプと上からのせた塩ビパイプが接する部分が2箇所あるので、その2箇所に②と同様に穴をあけてボルトを通します。
このような感じで脚と脚を橋渡しするように5本目のパイプをのせて完成です! DIYが趣味である程度工具を使うことができる筆者で、ここまでの所要時間は45分ほど。仕組みも複雑ではなく意外と簡単にできあがりました。
我ながら納得の出来でさっそく使ってみたくなったので、キャンプを想定してセッティングしてみました。
実際に使用してみた
組み方は作った手順と一緒です。2本の脚を組み……
ベースにセットして、脚に橋を掛けるように5本目をボルトで固定するだけと簡単です。
ランタンや洋服を掛けてみた
実際に物を吊るしてみたところ、なかなかいい感じ! 塩ビパイプがたわんでいるように見えますがパイプの強度は問題なく、ランタンや洋服もかけられる高さで使い勝手も上々です。
塩ビパイプなので焚き火の傍は厳しいですが、テーブルやキッチン周りで重宝しそう。キャンプではランタンハンガーとしてサイドテーブルの横で使ってみるつもりです。
ゴムバンドで束ねれば収納と持ち運びも快適
長物はゴムバンドでまとめて、ビスは小さいスタッフサックに入れて持ち運んでみました。スリムで車に積んでも場所を取らないところも気に入りました!
ちなみに自作できるハンガーラックは、今回参考にした塩ビパイプを使うアイディア以外にこんな方法もあるようですよ。
鉄杭で作るアイディアも
こちらは@mlacky_outdoorさんのナイスアイディアで、シルバーの鉄杭を黒に塗装しただけで無骨なファイヤーハンガーに変身! この方法だと購入して塗装のみなので挑戦しやすそうですね。
簡単めなDIYとは言え、慣れていなかったり工具を持っていないとハードルが高いかも? そんな方のために、本家よりリーズナブルな既成品もあるので最後にご紹介します。
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DIYなら理想の使い勝手にアレンジできる!
今回はインスタグラマーさんにお聞きした方法を参考にしましたが、よりコンパクトなサイズでも製作可能。自作ギアの良いところはオリジナリティを出せて、自分の好きな色やサイズでキャンプギアを作れるところですよね。
ぜひこのアイディアをもとに、理想のハンガーラックをDIYしてみませんか?