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ダウンシュラフ 陰干ししているモンベル「ダウンハガー800 Women's #3」

ダウンシュラフを長持ちさせるために、実践すべき3つのコツ【使う前・保管・洗い方】

軽くて暖かいダウンシュラフ(寝袋)は、いつでもフカフカの状態で気持ちよく使いたいもの。そのためには、使う前・収納・保管・洗濯をしっかりしておくことが大事なんです。シュラフの性能をいつでも最大限に発揮させる4つのコツを、キャンプ経験豊富なヒミカさんが愛用シュラフを例に教えてくれました!

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目次

アイキャッチ・記事中画像撮影:筆者

ダウンシュラフのお手入れ、ちゃんとできていますか?

ダウンシュラフを広げるヒミカ

キャンプや車中泊には欠かせない寝袋(シュラフ)ですが、みなさんきちんとお手入れはされていますか? メンテナンスと保管を正しくすることはシュラフの寿命に大きく関わります。

その方法は化繊か羽毛(ダウン)かなど素材によっても違うのですが、今回私が使用しているダウンシュラフを例にお手入れのコツをご紹介します。

アウトドア女子ヒミカ

アウトドア女子ヒミカ

石垣島出身。フェールラーベン公式アンバサダー。2017年からYouTube「ヒミカチャンネル」をスタート。以来活動はYoutube、インスタグラム、ライター、モデルなど。キャンプ、登山、グラベルバイクなどを楽しみながら、現在山暮らしを開始。

愛用中のシュラフはこちら

モンベル「ダウンハガー800 Women's #3」

私が使っているのはモンベル「ダウンハガー800 Women’s #3」。これを選んだ当時はバックパックスタイル中心だったため、キャンプ道具と一緒に携帯でき、かつ絶対に寒くないものという条件をクリアしていたことで購入を決めました。

ダウンシュラフを収納したスタッフサックを両手で持つヒミカ

男性よりも冷えやすいことを考慮して足元のダウン量が20%増量されていたり、肩部分の幅も狭くなっているなど女性向けの工夫が凝らされたこのアイテム。もう他のものは使えないかも!? というくらい気に入って3年愛用しています。

「ダウンハガー800 Women's #3」 アップ

そんな愛用品だけにいつまでも快適に使えるよう欠かさずメンテナンスをしているのですが、そのポイントは「使う前」「保管」「洗い方」。私のダウンハガーは、この方法で性能を落とすことなく現役をキープしています!

というわけで、どんなことを実践しているのかご紹介していきましょう。

使う前のコツ:あらかじめ広げておく

広げたモンベル「ダウンハガー800 Women's #3」

寝る直前に袋から出すのではなく、使う前にあらかじめ広げて、ダウンのロフト(嵩高)がしっかり出たフワフワの状態にしておきましょう。こうすることで暖かく眠りたいときにしっかり保温性を発揮してくれます。

広げるときはダウンのかたまりをよくほぐして空気を多く含ませるようにすると層ができ、暖気を貯め込むことができますよ。

保管のコツ:現地で軽く、自宅で完璧に!

モンベル「ダウンハガー800 Women's #3」を入れたストレージサックを見るヒミカ

使用後のシュラフは汗や結露で湿っていることも。使用後はテントから出し風通しの良い場所に少しの間置いて、できるだけ湿気を飛ばします。軽く乾燥させたらクルっと丸めて、一旦ストレージサックなどに入れて持ち帰ります。

陰干ししているモンベル「ダウンハガー800 Women's #3」

帰宅後にもう一度“本乾き”を。風通しがよく直射日光が避けられる場所で陰干しをして、湿気を確実に飛ばしましょう。これを忘れて放置してしまうとカビたりダウンがヘタってしまうので、要注意!

汚れが激しくない場合は布団乾燥機を使って乾かすのもオススメですよ。

しまうときはランダムに畳む

モンベル「ダウンハガー800 Women's #3」をスタッフサックに収納するヒミカ

完全に乾いてフカフカの状態になったら、スタッフサックに収納します。ユーザーの気持ちとしてはキレイにしまいたくなるものですが、ダウンの偏りを無くすためにもランダムに畳むのが正解。ダウンが潰れてしまわないよう、圧力は均等にかけるようにします。

また、スタッフサックにしまうときは足の先から。頭側から入れると狭い足側に空気がたまりパンパンにふくれてしまい、収納しづらくなってしまうからです。

このようにしっかり乾かし正しくしまうことで、羽毛本来の保温性をキープすることができます!

洗い方のコツ:専用ランドリーがオススメ

モンベル「ダウンハガー800 Women's #3」 内側

ダウンは皮脂などが付着するとたくさんの空気を蓄えることができず、保温性が低下していきます。一般的には30~50泊に一度は洗濯するのが良いとされているので、汚れたシュラフはハイシーズンを終えた段階でクリーニングをしておくと翌シーズンも気持ちよく使えます。

モンベル「ダウンハガー800 Women's #3」 品質表示タグ

物によっては水洗い不可のものもあるので、洗う前に必ず品質表示タグで必ず確認を。このダウンは「手洗い・乾燥機・日陰の吊り干し・ドライクリーニング・弱い操作によるウェットクリーニング」が可能となっています。

同じように水洗いできるダウンシュラフであれば、浴槽にぬるま湯を張って専用洗剤を使い、優しく踏んで洗うこともできます。

バルコランドリープレイス

自宅で洗えるとは言え縮んでしまったり万が一の失敗が心配……という方は、ダウン製品が洗えるコインランドリーがオススメです。

ドラム式洗濯機に入ったモンベル「ダウンハガー800 Women's #3」

こちらはダウンシュラフを丸洗いして乾燥までできる「バルコランドリープレイス」。専任スタッフのもとセルフクリーニングできるので安心です!

セルフランドリー後のモンベル「ダウンハガー800 Women's #3」

わたしも実際にダウンシュラフのセルフランドリーをやってみましたが、生地もピカピカ・ダウンもフカフカ! 想像以上にきれいになりました。

洗剤はダウン専用を

ダウンはとても繊細な素材。普通の洗剤ではダウンを傷めてしまったり型崩れをしてしまうこともあるので、洗濯する際は洗剤もダウン専用を選ぶようにしましょう。

モンベル O.D. MT ダウンクリーナー

●内容量:200ml

いつでもキャンプを楽しむために、シュラフは清潔に保って快適な睡眠を!

モンベル「ダウンハガー800 Women's #3」を入れたストレージサックを両手で持つヒミカ

キャンプへ行く回数が多いほど、メンテナンスをせずに使い続けてしまいがちなダウンシュラフ。しっかりお手入れすることは、愛用シュラフの寿命を大きく伸ばせるはずですよ! いつでも清潔に気持ちの良くキャンプを楽しめるよう、ぜひ正しい保管と使用方法について気を付けてみてくださいね。

それでは、次回もお楽しみに!

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