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100均はキャンプギアDIY素材の宝庫
セルフカスタムの達人でもある「38explore」の代表ミヤさんが、DIY術を教えてくれる企画第二弾! 今回は100均アイテムでキャンプギアを作る方法ですが……ミヤさん、100均アイテムでカッコいいのができるんでしょうか!?
100均にはキャンプでアレンジできる商品がたくさんあります。特にダイソーは商品数が豊富で、いいネタがたくさん潜んでいますね。今回は誰でもすぐに作れるよう“ほぼ無加工”にこだわって、4つのキャンプギアを考えてみましたよ!
▼第一弾はこちら
これ全部、100均アイテムでカスタムしました byミヤさん
持ち運びに便利な折りたたみテーブル2種類に焚き火用のフライパン、CB缶のカバーに男前なトングまで、パッと見100均グッズだけで作られているとは思えない出来栄え。特別な工具は一切不要で、何よりDIYに馴染みがない方でも簡単にチャレンジできるほど簡単なのだとか!
それでは早速、折りたたみテーブルの作り方から紹介していきましょう。
100均カスタムその1|折りたためるコンパクトサイドテーブル
最初に紹介するのが、ドリンクや小物を置くのに便利な折りたたみ式のサイドテーブル。シンプルで使い勝手も良さそうなこの一台、どうやって作るのでしょうか?
【TOOLS】折りたたみテーブルに必要な道具はこれ
レジャーイス背もたれ付き(300円)、300✕400mmのデザインボード(200円)、両面テープフック ステンレス丸タイプ(100円)を2つ。カッター以外はすべてダイソーで入手し、材料費の合計はたったの700円! それでは、作り方を見ていきましょう。
【HOW TO】折りたたみテーブルの製作手順
まずは背もたれ部分のシートをカッターで切ります。この部分を取り外すことで座面が水平になり、天板を取り付けられるようになります。
次に、天板となるデザインボードを取り出して完成時の動きを確認します。今回は天板を背もたれ部分にのみ固定することで折りたたみができるという、もとの仕組みをうまく利用した構造に。
実際の動きをイメージしながら、取り付ける位置を決めます。
位置を決めたら、マーキング。取り付け位置がズレるとバランスが悪くなってしまうので、しっかり固定して鉛筆などで印を付けましょう。
固定に使用するフックは、ポールを挟めるようにあらかじめ指で広げておきます。90度くらいの角度まで広げればOK。
ポールを挟み込むように、2個ずつが互い違いになるように配置。強力な両面テープですが、しっかり押さえて圧着させましょう。
先ほど広げたフック部分を指で押し込んで、ポールを両方向から挟み込みます。指の力だと曲がりにくい場合は、ハンマーなどで軽く叩くと良いでしょう。これで早くも完成です!
折りたためるので、使わない時はコンパクトに収納可能です。ちなみにミヤさんの作業時間は約10分。同じようにここまでしスイスイできた方は、天板を塗装したりステッカーチューンを施すなど、個性的な仕上がりにになるカスタムも試してみるのも良いですね。
土台に別アイテムを使ってアレンジもできる!
ダイソーのデザインボードは安いのに見た目がそれっぽいので、テーブルの天板にぴったり。こちらは一回り小さいサイズ(200✕300mm)のボードに、折りたたみ式のプラスチックテーブル(セリアで300円)を土台にしたバージョン。天板は両面テープで張っただけですが、見た目がガラッと変わるのでオススメですよ。
100均カスタムその2|サクラの枝をグリップにした焚き火用フライパン
続いて紹介するのが、豪快な焚き火料理で重宝しそうな取っ手の長いフライパン。ワイルドな雰囲気アイテムにして、材料品はたったの250円! キャンプ場で時間のあるときに挑戦するのにぴったりのカスタムです。
【TOOLS】焚き火用フライパンに必要な道具はこれ
フライパン部分に使ったのは、アルミ製親子鍋(150円)。親子丼などを作るときに使う、持ち手が直角に曲がったお馴染みのアレです。
取っ手部分はキャンプ場で見つけたサクラの枝を用意。あとは木を削るためのナイフと、固定に使う“よーと”(吊り金具)があれば準備完了です。
【HOW TO】焚き火用フライパンの製作手順
まずは親子鍋の直角に曲がった持ち手部分を、グイッと曲げて水平に戻します。
角度は好みにもよりますが、用意した柄を差し込むのにちょうど良い角度まで曲げればOK。
付属の取っ手をドライバーで外したら、取り付ける枝と並べて削る位置を確認。鉛筆などで印を付けておくと良いでしょう。
差し込む部分をナイフで削っていきます。用意する枝が太すぎると削るのが大変なうえ、見た目のバランスも悪くなりがち。鍋の持ち手と同じくらいの径のものを選ぶようにしましょう。長さも好みに応じて調整を。
削りながら、穴にはめてサイズを確認。穴は先端につれて細くなっている形状なので、微調整を繰り返していきましょう。
最後に“よーと”を使って持ち手を固定します。ここまででミヤさんの作業時間は約20分。
固定パーツをねじって取り外しできる“よーと”にすることで積載時は簡単に分解できますし、使っているときはテーブルなどに引っ掛けることもできるので便利です。