箱の裏面には材料や作り方がイラスト付きで書かれ、親切なデザイン。他に用意する材料として記載されているのは「鶏もも肉 約200g」「玉ねぎ 1個」「水 50ml」「サラダ油 30g」の4つ。
しかし、今回ご紹介するのは少しアレンジを加えた筆者オリジナルのレシピ。掲載されている公式のレシピに工夫を凝らして、さらに美味しくするコツ3点をご提案していきますよ。
それでは、実際に手作りしていきましょう!
より美味しくするためのコツ①/お肉は倍増で!
用意した材料がこちらです。箱の裏面には「鶏もも肉 約200g」と書かれていますが、今回は肉を増量したワンパクバージョンでいきます。「鶏もも肉 250g」に加えて「牛と豚のひき肉 138g」も準備しました!
ひき肉をプラスすることでカレーのコクと旨味が増しますし、2〜3人前で肉の総重量が388gという数値は決してトゥーマッチではありません。
むしろ、400g程度の肉が入っていないと、お腹すきすきモードになっているキャンプ場では食べ応え的にモノ足りないと感じてしまうかもしれません。
▼材料(2〜3人前)
・カルディの手づくりインドカレーキット
・鶏もも肉:250g
・牛と豚のひき肉:138g
・玉ねぎ:大1個
・ライス:適量
・オリーブオイル:30g(大さじ2と1/2)
・水:100ml
ライスの準備をお忘れなく!
今回は熱湯を注いで20分で食べられるアルファ化米で簡単に済ませていますが、メスティンや飯ごうなどを使って炊きたい人はいつもの自分のやり方でどうぞ。とにかく、カレーが出来上がってから「あれ!ご飯を忘れてた!」なんていうウッカリには注意。
より美味しくするためのコツ②/玉ねぎはすりおろす!
箱の裏に書かれているレシピによると、玉ねぎはみじん切りということになっていますが、今回はすりおろしてペースト状にして使います。これは、新宿にあるスパイスカレーの有名店で教えてもらった裏ワザ。
みじん切りの状態よりもすりおろしてペースト状にした方が、少ない煮込み時間でカレーソースにしっかりと溶け込んで味わいを深くしてくれます。
まずは、炒め用スパイスを鍋に投入!
鍋を使った手順の第一が「炒め用スパイス」をオリーブオイルで炒めること。インドカレーにはスタータースパイスと呼ばれるクミンシードが欠かせません。
まず初めにクミンシードの香りをオイルに移していくのです。この段階で、インド情緒たっぷりのいい香りが鼻を突いてくるので期待値が上がるというかテンションが上がります。
事前に鍋を温めておく必要はありません。弱火でじっくりと炒めて、クミンシードからパチパチと音が聞こえてきたら頃合い。焦がしは厳禁です。
続いて、すりおろした玉ねぎを投入!
すりおろした玉ねぎを鍋に入れたら、中火にして炒めていきます。すりおろしているので水分が多い状態ですが、その水っ気がほとんど飛んでペースト状の玉ねぎが少し色付き始めるあたりまで炒め煮していく感覚です。
丁寧に炒めずに途中で止めたとしても十分に仕上がりは美味しいので、あまりナーバスにならなくて大丈夫です。
いよいよ、肉たちをドドーンと投入!
そして、愛すべき肉の出番です。鶏のもも肉、牛と豚のひき肉を入れて炒めます。
水を加えて、煮込みの工程に突入!
箱の裏には「水 50ml」と書かれていますが、肉を倍増していることもあって今回は倍の100mlを入れます。水を50mlから倍増させた理由はもうひとつあるのですが、それはまた後ほど説明します。
ひと煮立ちさせたらアクが少し出てくるので、気になる方は取りましょう。
カレーソースさん、こんにちは!
遂に「カレーソース」の登場です。“遂に”なんて表現を使いましたが、ここまでの所要時間は20分ほどです。じつに簡単です。しっかりとかき混ぜてから、5分程度煮込みましょう。
仕上げとして香りのスパイスを投入!
コリアンダー、シナモン、唐辛子、ナツメグがミックスされた「香りのスパイス」を入れます。心が躍る瞬間です。