調理もばっちり
火床の広さは調理のしやすさにも直結しました。炎を集めたり逃がしたり、火力調整のしやすさは焚き火台のなかでもトップクラスかと。
変形五徳&ビッグスピットをフル活用すると広々とした架台が得られるので、ご飯を炊きながらスープをつくり、さらにおかずを焼く……なんてこともラクラクです。
広い火床で快適な焚き火が
最大の特長として挙げたいのは、火床の広さ。約54×38cmというサイズは他メーカーの売れ筋の焚き火台よりもだいぶ大きく感じられます。薪を組みやすいので大きな炎をつくれるし、焚き火調理をするときは薪を移動させることができて、本当に快適でした。
ファミリーキャンプやグループキャンプはもちろん、収納時のA3サイズが苦にならないのなら、ソロ用としてもアリです。なんせ約760gと軽いので。
不満が見つからない……
以上、ピコグリル398とピコグリル760をレポートしました。軽さとコンパクト収納ばかりに目を奪われがちですが、独特の形状と空気穴による燃焼効率の良さも見逃せません。それに398も760も薪が組みやすく、焚き火という行為が楽しくなるような焚き火台です。
最後に何かしら気になった点も報告したいところですが、不満に感じた部分はありません。398の方は以前から使っているんですが、それでも不満が見つからないんです。「ピコグリル 不満」で検索しても、ちっともヒットしないですし……。
もちろん、軽量焚き火台を使う際に意識しておくべき、「灰の落ち具合」や「地面へのダメージ」の2点については対策する必要があります。焚き火用耐熱シートを敷いたり、生きた植物の上ではなるべく焚き火をしないよう注意することで、サステナブルな自然環境への配慮となります。
また、転売品やコピー品を掴まされないよう気をつけてほしいですね。
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