定番&名品ギアの「惜しいところ」に注目
いわゆる定番と呼ばれるキャンプ用品。ユーザーが多いこと自体がすでに名品ギアであることを証明していますが、そんな中にも「惜しい」という点はいくつかあるものです。
そこで各種の定番品たちを扱うユーザー代表として、編集部が気づいた「ちょっと惜しいポイント」をピックアップ。
定番なだけに購入を検討している方も多いであろうアイテムを集めてみたので、参考にしみてください!
【使ってわかった】6つの名品ギアの「惜しいポイント」
ソト「レギュレーターストーブ」
▼名品と呼ばれる理由
・コンパクトに持ち運べる機能美デザイン
・コストを抑えられるCB缶で2,500kcal/hという高い火力
・大きめのクッカーを乗せても安定感がある
コンパクトながら強い火力で頼もしい一台、ソトの「レギュレーターストーブ」。CB缶が使える手軽さもありとても便利なのですが、ユーザーの多くが感じている難点が。
それは、点火装置が押しづらいこと。ボタンが小さいうえに、ガス量を調節するつまみの下というかなり奥まった位置にあるので、微妙に動作がしづらいという……。
一度消えた火をすぐに点ける際などは、熱をもった五徳に触れて「熱ッ!」となってしまいがちです。
でも大丈夫、これらの点はアクセサリーで改善・解決可能です! スイッチは、専用のアシストレバーを取り付ければスムーズに押せるように。
火加減の微妙な調整は、メーカーは違いますがユニフレームの「バーナーパッド」がおすすめ。特殊耐熱鋼メッシュが、炎をいい塩梅に調整してキープしてくれます。
ソト レギュレーターストーブ ST-310
ソト レギュレーターストーブ専用点火アシストレバー
ユニフレーム バーナーパット M
ヨコザワテッパン
▼名品と呼ばれる理由
・熱を均一に伝えられお肉が美味しく焼ける
・小さ過ぎず大き過ぎずベストなサイズ
・どこでも収納しやすい極シンプルデザイン
A5サイズで厚さ5mm、何でもおいしく焼き上げる魅惑の「ヨコザワテッパン」。最近は楽天やAmazonでの流通も開始され、より買いやすくなりましたね!
この鉄板はそのシンプルさこそが最高にオツなのですが、難点を挙げるとすれば「油が垂れる」こと。ワイルドな良さでもありますが、何も対策しないとテーブルがベタベタに……。
油垂れを解決するには、100円ショップでも手に入るステンレストレーが簡単に解決してくれます。これで肉汁が垂れてもテーブルやフィールドを汚さずに済みますね!
また画像のようにヨコザワテッパンとレギュレーターストーブを併用する場合は、輻射熱によってガス缶が熱を持つ可能性があるので、遮熱板を一緒に使いましょう。専用の遮熱板はSOTOの「グリルプレート」や「溶岩石プレート」とセットで購入することができますよ。これがあると調理の幅が一気に広がります!
ヨコザワテッパン
SOTO レギュレーターストーブ 対応 グリルプレート(遮熱板付き)
コールマン「スチールベルトジャグ」
▼名品と呼ばれる理由
・雰囲気バツグン、目を引くデザイン!
・家族4人が満足できる約5Lの大容量
お次は、コールマンの「スチールベルトジャグ」。お揃いのクーラーボックスと揃えれば雰囲気も素敵なのですが、コックのゴムが固く押しづらいのが難点。
また、使い込んでいるうちにゴムが劣化し、ボタンがポロリと抜けてしまったことも……。
さらに言えば、押しているときは片手がふさがってしまうのも惜しいポイントです。
そこで、焼酎サーバー用のコックを付け替えるというアイディアをご紹介。使い勝手だけでなく、見た目もワンランク上がりますね!
これなら開栓して水を出したままハンズフリーになるので、手洗い用のジャグとしても使えますね。
詳しいやり方は、こちら
コールマン スチールベルトジャグ
カクダイ 平成カラン
コーナンラック
▼名品と呼ばれる理由
・簡単にウッドの棚が組み立てられる
・コンパクトにたためて持ち運びやすい
・価格が安い!(3段で2,200円ほど)
ナチュラルなキャンプサイトを作る元祖定番アイテム「コーナンラック」。コスパも雰囲気も良いのですが、とにかくたたみづらい!!
コツがよくわからないと、パタンパタンとうまくたためる気がしません。
そこで、またまた100均アイテムで快適化の策! トラベルコーナーに売っているスーツケースを縛るベルトを、ラックの中央にネジ留めします。
つけたベルトを引っ張るだけで、一気にパタパタと畳まれていきます。これでもう「しまえないループ」ともオサラバ!
ピンで目印をつけ固定してからネジを留めると、やりやすいようですよ。
詳しいやり方は、こちら
コーナンオリジナル コーナンラック
スノーピーク「焚火台」
▼名品と呼ばれる理由
・初心者でも設置・収納がラク
・厚さ1.5mmのステンレスで耐久性バツグン
・S・M・Lとサイズ豊富で用途によって選べる
焚き火台といえばスノーピーク。まさに名品の中の名品ですが、この焚き火台もひとつ”惜しい”というか毎回感じることがあります。
それが、とにかく重いということ。Lサイズなら本体のみで5.3kgという結構な重さ。
一生モノの強度を誇る頑丈なステンレス製ゆえではありますが、女性がメインで扱う場合ここは考慮したほうが賢明です。
さらに、バーベキューをやるとしたらブリッジや焼網など別売りのオプションが必要となり、重量・値段ともさらに上がることに。このオプションの豊富さは魅力ではありますが、人によっては自分のスタイルには合わなかった……ということも。
購入前には実際に手に持ってみたり、付けたいオプションをイメージしておいたりするといいですね。
ただし、この「重さ」は高熱に耐えられるように考えられた設計の副産物。逆に言うと、ここまで一生使えるレベルの焚火台はなかなかありません! 大事なのは知っておくこと。購入前に、この重さを理解した上で選んでみてくださいね。
スノーピーク 焚火台 L
スノーピーク グリルブリッジ L
スノーピーク 焼アミ Pro. L
ルーメナー
LEDライト市場に新星のごとくあらわれた「ルーメナー」。手のひらサイズながら1,300ルーメンのスペックにスタイリッシュなデザインと「買い」ポイント満載なのですが、初代ルーメナーには惜しい点が……。
▼名品と呼ばれる理由
・MAX1300ルーメンの大光量!
・コンパクトかつ、POPなデザイン
・モバイルバッテリーとしても役立つ
完璧のようなルーメナーですが、その惜しいポイントとは……充電部分のカバーがちょっと心許ないんです。
パコっとシリコンカバーをはめこむだけで本体には接続されておらず、かなり紛失しやすそう。しかもかなり小さいパーツな上にグリーン色なので、特にキャンプサイトで見失ったら探し出すのは困難。
その点は、防水・防塵・耐衝撃の3点においてよりタフにバージョンアップされた「ルーメナー2」では改善されています。しっかりとした密閉されるカバーがつけられ、またリムーブされない仕様に。
繊細に扱うべきライトだからこそ、多少高くはなりますがルーメナー2が良いかもしれません!
ルーメナー
ルーメナー2
ひと工夫で名品を快適に使おう!
今回取りあげたアイテムはすべて間違いない名品ですが、万人に愛されるだけに十人十色の「惜しい点」も出てくるもの。うまく工夫して、長く使いたいですね。
あなたがお使いのギアの中で、もうちょっと使い勝手を工夫したいアイテムはありますか?
つい、また買っちゃう系
もう持ってるのについ気になっちゃう、もしくは買い足しちゃう……そんな中毒性こそが名品の証!
We Hope That It’s Improved!
定番キャンプ用品、ここが惜しい!