【これが私の一生モノ】20年以上ずっと愛用している5つのキャンプ道具

ふと見回せば、20年以上使っているキャンプ道具たち。どのようにして20年間使い続けてきたのか、ひとつひとつ辿りながらご紹介します。思い出も愛着も修繕も積み重ねて、信頼の置ける古い友人のように変身したキャンプ道具の話にお付き合いください。


アイキャッチ画像提供:デザインスタジオ アトリエばく

我がキャンプサイトの、愛しのあれやこれや

スノーピークのタープ、ダンロップのテント、テーブル、チェア
提供:デザインスタジオ アトリエばく
20数年前、日本中をオートキャンプブームが席巻した頃に購入したキャンプ道具の数々。今だに現役なのは、元々のスペックが良かったのもあるけれど、この道具が好きだからずっと使いたい! と、愛と工夫を注ぎ続けたから。

チェアや飯盒の傷の一つ一つに、20数年分の笑顔と、木々のざわめき、渓流の囁き、揺らめく焔の記憶が染み付いています。車やその他の小物類は代替わりしましたが、10年ひと昔が2周回った後も、なお傍にでんと居座る道具たちを眺めれば、それだけで豊かな気持ちになれます。

こういう気持ち、共感してくれる方も少なからずいるのかなと思います。

20年選手その① (株)ヤマコウ(現・スノーピーク) HDタープレクタ

ある日突然!吹っ飛んだタープの話

スノーピークのタープ、車、カバのぬいぐるみ
提供:デザインスタジオ アトリエばく
夜半から吹き始めた強風に、嫌〜な予感がしてテントを出たら……タープがないっ! どのサイトも軒並みタープが飛んだのに、隣のサイトのタープだけがビクともせず。そーっと覗きに行ったら、端にsnow peakと書いてありました。よし真似しよう!

帰宅後すぐにこれを購入したのが1995年。以来22年、幕体は頑丈そのもの。


力布とテープの補強がダントツに強かった!

スノーピークのタープ、グロメット部分、ポール
提供:デザインスタジオ アトリエばく
釣具店で9,800円で買ったブランド不明の初代タープは、力のかかるグロメット部分から破れてしまいました。

スノーピークのタープは全てのグロメット部分に三角形の力布と、力を分散するための補助テープがこれでもかと縫い付けられています。引っ張りに対してとても強いです。

直径30mmのスチールポールが最強なのでした

スノーピークのタープ、ポール部分
提供:デザインスタジオ アトリエばく
2代目のタープは突風一発でアルミの伸縮式ポールがいとも簡単にへし折れたので、3代目の正直、とにかく頑丈なポールを探しました。

行き着いたのはスノーピークの継ぎ足し式極太スチールポール。4分割なので、天候と人数によって高さを変えて使っています。

遍歴の果て、結局レクタングラー型が最も自分に合っていると気づく

スノーピークのタープを建てる男性
提供:デザインスタジオ アトリエばく
スクエア → ヘキサ → レクタと変遷したけれど、有効面積の広さはレクタが一番だと思っています。ペグの位置と張り綱の角度を覚えてしまえばうまく張れます。

このモデルは、90度ずらして長くしても使えるようにグロメットが配されているので、人数の多いグループキャンプで大活躍しました。

防水液とシームテープで雨露対策

テント用防水液、シームテープ、刷毛、塗料用カップ
提供:デザインスタジオ アトリエばく
22年間で撥水スプレー2回、テントクリーニング会社で洗浄・撥水処理1回、防水液塗り直し1回、シームテープ貼り替え1回で保たせています。予算配分に迷ったら、まずは日中最も長く過ごすタープを高スペックのものにするのがおすすめです。

20年選手その② ダンロップ ドームテント ダルセットR-812

今や骨董品?孤高の25年越えドームテント

ダンロップのドームテント、正面
提供:デザインスタジオ アトリエばく
1992年購入。最早キャンプ場で同型を見ることなし。ちょっと寂しい気持ちもあります。豪雨も強風もかいくぐり、このテントで子育てをコンプリートしました。

子供を寝かしつけた後、ぼんぼりのように光るテントを肴に、夫婦で熱燗をちびちびとよく呑んだものです。

いいものを長く保たせるのがやっぱりおトクですね

ダンロップのテント、インナー組み立て中
提供:デザインスタジオ アトリエばく
4〜5人用で8万円位だったでしょうか。当時、ドーム型テントではインナー吊り下げ式かポールスリーブ式かの論争があり、これは吊り下げ式自立テントのはしりで、設営・撤収の早さが売り。前室の広さと2方向の出入り口、荷物置き場、約170cmの天井高が決め手でした。ご老体を労わりつつ、今だ現役です。

早めの防水対策が要

裏返したテント、防水液を塗る女性
提供:デザインスタジオ アトリエばく
天候の良さそうな時にメンテナンス中心のキャンプを組んでみませんか。(防水液の溶剤の臭いで周囲に迷惑をかけないよう、空いている時期が狙い目)電源サイトならアイロンでシームテープの貼り替えも可能。人海戦術でワヤワヤと作業した後の宴会もまた、楽しからずやです。


20年選手その③ コールマン ワンマントルガソリンランタン Model-286

どうしてもこの色味じゃないと嫌なんです!

コールマンのガソリンランタン、タープの下で寛ぐ人たち
提供:デザインスタジオ アトリエばく
1991年購入。LEDじゃ出せない、穏やかな暖色の光。人類が永年見てきた燃焼系の明かりは安らぎます。

かつて洞窟の中で暮らしていた遥かな祖先が、初めて火の扱いを覚えた時。その喜びと安心感がきっとDNAの底に連綿とあるはずだと、キャンプに来るたびに確信するのでした。

カチッ、ポン!じゃ点かないところがまた魅力。タフで無骨なギミック

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提供:デザインスタジオ アトリエばく
燃料を入れ、ポンピングし、点火したら様子を見ながらまたポンピングという面倒臭い手順を踏むところが魅力。シューという燃焼音がまたイイ。アメリカ西部開拓時代に幌馬車で旅をしている気分にさせてくれます。

早めの点検・パーツ交換で26年間故障なし!

ガソリンランタンをタープのポールに掛ける人
提供:デザインスタジオ アトリエばく
この輝きのために、ジェネレーター内のカーボン焼き切り1回、ジェネレーター交換1回、ポンプカップ交換2回。昼のうちにバラして、パーツを磨き上げる時間がまた楽しい。

災害時を考え、家では燃料とともに玄関に置いてあります。

20年選手その④ EPI SBランタンオート

家族に内緒で単独行動用に購入

EPIのガスランタンと白い蛾
提供:デザインスタジオ アトリエばく
本体が約160gと、当時の最小最軽量モデル。自分専用に購入しました(1990年)。磨りガラスのホヤから放たれる柔らかな光が一番の魅力です。

ワイヤーガードが頑丈で、上部を外すとガードがガバッと開き、マントルの取り付けや清掃が簡単なので、ずっと愛用しています。マイクロアジャスト機構で光量の微調整が利くアナログ感と、かすかな炎の揺れが、電気の明かりにはない良さですね。

ガスランタンの光はディナーの風味を倍増しします

EPIのガスランタン、バーナー、テーブルの上
提供:デザインスタジオ アトリエばく
隠したままなのももったいないので、すいませんひとりで出かけるために買いましたと白状して、テーブルランプとしてキャンプデビュー。

小さくて邪魔にならず、ガソリンランタンと比べてやや白めの光なので、料理が綺麗に、美味しく見えます。

ホヤの汚れにご用心!

EPIのガスランタン、手入れをする人
提供:デザインスタジオ アトリエばく
小さい虫が入り込んでホヤに焼きつき取れなくなるので、こまめな清掃を。小汚いままの道具を使うのは、アウトドアパーソンらしからぬ行状ですよね。


20年選手その⑤ L.L.Bean キャンプチェア

極太パイプとパッドで安定感抜群の座り心地

L.L.Beanのチェア、新旧2脚
提供:デザインスタジオ アトリエばく
左のエメラルドグリーンの初代チェアは1995年購入。まだメールもネットもない頃で、アメリカ本社にカタログを請求し、国際電話をかけ、FAXで注文書を送信。商品がちゃんと届くかどうか、なかなかスリリングでした。

当時、背もたれ部まで小さく折りたためるチェアはこのモデルだけだったのです。太いアルミパイプ製で軽く、パッド入りの座面は少しへたりましたが、不思議と長く座っても疲れないんですよね。

荷物の事情で新旧交代

L.L.Beanのチェア、みんなで昼食
提供:デザインスタジオ アトリエばく
次第に荷物が増えた上に車が1500CCのコンパクトカー。極上の座り心地は惜しいけれど、もっと惜しいのは車載の空間……というわけで、20年選手のこのチェアもついに最近買い替えました。

愛着と信頼のあるL.L.Bean「キャンプチェア」後継モデル(画像右手前の収束式)を2代目として迎え入れました。近年のチェアのコンパクト化には驚かされますね。

いいものを買えば20年以上現役で使い続けられますが、こうやって生活スタイルの変化によって最適な道具も変わっていくことを身をもって実感しました。レギュラー交代はしましたが、まだまだ補欠として活躍はしてもらおうと思っています。

キャンプは「ホモ・ルーデンス(遊ぶ人)」になれる場所

コールマンのガソリンランタン、夕暮れ
提供:デザインスタジオ アトリエばく
手と目と脳みそを駆使して、徹底的に遊ぶ人に還れるのがキャンプ。街の暮らしで神経が磨り減ったなと感じたら、お気に入りのギアとともにエスケープ!

メンテナンスに励みつつ道具たちと対話すれば、かつて棍棒や弓矢を手に入れて生活に余裕が生まれた頃の、いにしえの人の喜びが蘇るかもしれません。

20年選手になれる一生物候補ギアを選ぶには

キャンプ道具の選び方にもコツがあります。10の視点を参考にしてみましょう。

Be a Homo Ludens in camp!

キャンプで遊ぶ人になろう!

 

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関美奈子

ガールスカウト時代にアウトドアに目覚め、キャンプの虜に。子供が巣立った後はパートナーや友人とのんびり大人キャンプを楽しんでいます。古いテントとタープの買い換え予算が厳しく、シームテープを貼り直す日々。

公式プロライター

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