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【笑’sを取材】知られざる「ギアの裏話」や波乱万丈なヒストリーが意外だった!(3ページ目)

ギアの裏話④ モノ作りの人から見ると『B-6君』は安すぎるらしい

グリルプレートを削る職人さん
今では、3000円台で買えるような折りたためるコンパクト焚き火台が大手メーカーから出ていますよね。それと比べてしまうと『B-6君』は少し高いかな、と感じるユーザーもいると思います。

しかし、モノ作りをわかっている人から見ると『B-6君』は「この値段は安すぎるよ!」と言われるそうです。

他の製品をふくめ、創り方をみて「こんな値段で売っててこれ合うの?」っていう人が随分いましたよ。創ろうと思えば自分でつくれるけど、絶対に買った方が安いよって。ていうのが『笑’sの製品』らしいです。

プレートに刻まれているロゴ、昔はなんと1000工程もあった!

笑’sのギアに刻まれたロゴ

金型が33個あって、工程は55ぐらいあるかな。それでも今は随分ラクになったよ。以前は、このポンチも穴も全部一個一個空けていってたから。それだけで1000工程くらい……。

笑’sのゆるきゃんプレート
今話題になっている『B-6君』と「ゆるキャン」のコラボプレート。これも文字と絵だけで4000発も打つそうで、なんだか気の遠くなるような話です。

切り欠きや穴は工作機械を使用していますが、バリ取りや曲げ加工、組み立てなどは手作業で行っているそうです。「でもみんな創るのが大好きだから」と笑って話す高久さん。本当に職人魂です。

高久さんの「想い入れの強いギア」は?

ちび火くんを持つ高久さん

やっぱり『ちび火君』が今でも一番だと思ってるんだけどなぁ。みんな『B-6君』や薪ストーブ買うんだよね。

最初に商品化した『ちび火君』は、「今でも一番使いやすいと思っている」と話す高久さん。いくつ試作品を創ったのか覚えていないそうです。

ローインパクトなのが良いよね。当時、地面へのインパクトまで考えているメーカーはほぼなかったから。あと木のテーブルの上でも焚き火ができるようにしたかった。

コンパクトなのに燃焼効率が良く、地面に悪影響を与えないローインパクト、12インチのダッチオーブンも置ける耐久性、そして美しい銀色のフォルム。笑’s最初のギアであり、すべての原点のような気がします。

「マジックか!」と外国人からも驚かれる「笑’s」

Outdoor Retailerに出展した際の笑'sのブース

Outdoor Retailerに出展した際、折りたためる焚き火台や薪ストーブを見て、外国人から「これはマジックか!?」と驚かれたそうです。折りたたんで持ち運べる収納性、自然環境を考慮したローインパクト、他メーカーにはないオリジナルティ溢れるギアは、国内だけでなく世界の人々を魅了しています。(写真は2012年ORに出展された時のもの)

今までどのメーカーも創れなかった、革新的なギアを生み出してきた「笑’s」。最後に、取材を通して一番印象的だった高久さんの言葉で締めたいと思います。

ユーザーさんから「こんなの創ってくれてありがとう」っていう声をもらったのが、一番驚いた。今まで完成されたものを作って、欠陥品がなく納品するのが当たり前だろっていう環境にいたから。やっぱり相手が喜んでくれるっていうのは嬉しいよね。

sho’s ushering the world

笑’sは世界を先駆ける!

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