薪ストーブの魅力
1,冬キャンプでもあったか
冬キャンプというと寒さに耐えながらするキャンプを想像しませんか。薪ストーブをうまく使えばテントやタープの中はあったか。半袖で過ごせるとまではいきませんが、上着を来ていたら暑くなることも。
2,窓からのぞく炎のロマン
薪の入れ口や窓からのぞく炎は癒やし効果満点。炎のゆらめきに思わずみとれてしまうでしょう。キャンプというシチュエーションも相まって非日常を存分に楽しめます。
3,煙突からの煙
煙は煙突から排出されるので煙がテントやタープにこもることがありません。寒空のした、煙突からでてくる煙を眺めると薪ストーブに一層愛着が湧きます。煙突も薪ストーブの醍醐味のひとつです。
4,薪ストーブ調理
薪ストーブの天板は炎にさらされ高温になります。そこに鍋をのせれば簡易コンロのできあがり。材料を鍋にいれてストーブの上に置いておけば料理が完成しちゃいます。テントの中でおでんと熱燗なんて最高だと思いませんか?寒くて調理がおっくうになったときもこれで大丈夫。ストーブによっては天板が取り外せ、直火調理ができるものもあります。
焚き火の箱easy徹底レビュー
今回は先にご紹介した「笑’s 焚き火の箱easy」を実際に購入し使用してみました。
笑’s 焚き火の箱easyを選んだ理由
薪ストーブといえば嵩張るイメージですが、このストーブは非常にコンパクト。もしかしたらバイクでも運べるかもしれない、と思ったのが購入の決め手です。
写真のようにちょっと頑張ればツーリングに持っていけそうなくらいにコンパクト!ちなみに愛車はSuzuki skywave250。キャンプは車で行っていますが、薪ストーブを持ってツーリングが実現すれば素敵ですね。
パッキング
ただの自撮りではありませんよ!背中のバックパックの中になんと薪ストーブ一式が入ってしまいます。バックパックは普段通勤に使用しているグレゴリースケッチ25。25lサイズのバックパックです。本体だけでなく煙突までバックパックに収まってしまうのは笑’sのギミック感あふれる精密なモノづくりが成せるワザ。重さは約5.7kg(煙突含む)、持った感触はずっしり、といった感じです。
全体像
ストーブを組み立てると、このようになります。煙突は別売りで長さを選んで購入するしくみです。。今回は2.5mの煙突を選びました。長すぎてなかなか写真におさまりません。
写真のようなシチュエーションで使用するのであればもっと短い煙突でも問題なさそうです。慣れれば10分程度で簡単に組立て可能。ステンレス板を組み合わせるだけで工具は一切必要ありません。煙突をロープで固定し準備完了!
火入れ
本体に新聞紙、焚き付け用の細薪を入れて着火するとすぐに炎が広がります。火が安定したら細薪を押し込み、太薪を入れていけばOK。空気の流れが出来上がり、高い燃焼効率で薪が燃えていきます。煙は自然と煙突に抜けていく構造で、着火後すでに天板は熱くなっておりコーヒーが沸かせました。
薪の継ぎ足し
このストーブは長さが足りず薪がまるまる入りません。すこしずつ燃やしながら押し込むか、薪割りが必要です。購入時に分かっていましたが、実際使ってみるとやはり不便には感じます。この点はパッキングサイズを優先させているのでしょうがありません。薪をそのまま入れたい方はもう一回り大きい焚き火の箱GspⅡがおすすめ。
燃焼後
薪1束、拾ったまつぼっくり10個、BBQ炭6本を6時間かけて燃焼させました。写真は最後に残った灰です。きれいに燃焼し、燃焼効率の良さが伺えます。別の日に薪2束を6時間でむりやり燃焼させようとしたところ、うまく燃えきらず燃え残りが発生してしまいました。6時間で薪1束とちょっとくらいが目安になりそうです。
使用後
一度の使用で煙突の内側にこのようなススが付きます。何度かに一度はススをはらう必要がでてきそうです。煙突は垂直に二分割して収納する仕組みなので掃除する時も簡単!
笑's フォールディング薪ストーブ 焚火の箱『easy400G』 SHO-064-09
すべての面でポジティブな部分しかないわけではありませんが、私には使い勝手が良くおすすめの小型薪ストーブです!
その他おすすめ小型薪ストーブ4選
手軽に持ち運びできる小型薪ストーブをご紹介。
フォールディング薪ストーブ 焚き火の箱GspⅡ
薪がまるまる入る折りたたみストーブ。使いやすさと運びやすさを両立!
小川キャンパル 4112 ちびストーブII
Fbストーブ
天板を外して直火料理や焚き火もできる。いろいろな使い方ができる箱型小型薪ストーブ!
アネヴェイ Frontier Stove (フロンティアストーブ)日本正規品
イギリスからやってきたおしゃれな小型薪ストーブ。天板が広く、長い薪でも対応可能!
薪ストーブ使用時の注意点
テントドアを締め切った環境で火気を使用すると、一酸化炭素中毒をおこし最悪死に至ります。一酸化炭素中毒はキャンプ中の事故の中でも報告例が多い事故です。火気は基本的に外で使用するか、必ず換気をしながら使用してください。安全の観点からほとんどのメーカーがテント、タープ内での火気の使用を禁止しています。万が一、自己責任でストーブをインストールする場合でも
・一酸化炭素濃度計を使用し常に注意する
・時間を決めて換気をする
・常に窓を開け換気をしておく
・寝る際には完全に火を消化してから就寝する
徹底した安全管理で臨んでください。
薪ストーブで贅沢な冬キャンプを
薪ストーブがあれば贅沢なキャンプが楽しめますよ。みなさんもぜひ、自分にあった薪ストーブを見つけて安全な冬キャンプを楽しんでくださいね。