木製食器の”弱点”を解決した「山のうつわ」がすごい!
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キャンプにも登山にも使える「山のうつわ」が凄すぎる!今までの常識を覆した機能面と、見た目の美しさはまさに職人芸の成せる業。まさかこんな木製食器が誕生するなんて思ってもいませんでした…。その魅力とスタッキングパターンや購入方法などご紹介。
一切の妥協のない木製ギア「山のうつわ」


けれど、従来の木製食器は、重さや強度の低さ、スタッキングのしづらさなどのデメリットから、特にアウトドアでは敬遠されがちな存在に。そんな木製食器のデメリットをも凌駕した、革命的な「山のうつわ」について詳しくご紹介します。
木製食器の弱点を克服している
美しく、軽く、使いやすいの三拍子

そんな木製食器の弱点をクリアし、美しさと軽さ、強度と実用性とのバランスを考慮して開発されたのが、「山のうつわ」なんです。
まず、素地には厳選した国産の栓(せん)の木を使用。職人仕上げの木地の美しさが、プラスチックや金属にはない暖かみを食卓にプラスしてくれます。

アツアツ料理もしっかり持てる

木製の山のうつわは、チタンやアルミなどの金属製品よりも断熱性に優れているので、熱々の料理を入れてもしっかりと底から手で持つことができます。
【ここが凄い】クッカーとスタッキングできる!

ここでは実際の事例と、気持ちいいほどピッタリはまる見事な組み合わせをご覧ください。
基本は、ロータスのアルミポット
気持ちいいくらいにピッタリフィット。また、ベルモントの「チタンシェラカップBM-329」を小のうつわと入れ替えると、これまたピッタリなので、直火にかけられるカップを携行したい時にはオススメです。
ロータス Lotus アルミポット
●重量:約130g
●容量:最大650ml (目盛りは200、400、600ml)
●サイズ:
外径/約125mm
高さ/約72mm (蓋装着時)
厚み/約0.8mm
●素材:
本体/アルミニウム
ハンドル・蓋つまみ他/ステンレス
ベルモント チタンシェラカップ BM-329
●材質: チタニウム
●サイズ:外径95(内径テーパー80〜89)×深さ50mm容量:250ml重量:57g
その他にも、トランギアのアルコールランプがシンデレラフィット! 一番外側にロータスのアルミポット、次に山のうつわ、一番内側にアルコールランプを入れて蓋をすれば、クッキングギアが全てまとまる最強スタッキングコンビですね。
トランギア アルコールバーナー
●サイズ:直径7.5x高さ4.5cm
●重量:110g
●燃料:エチル、メチルアルコール使用
●商品説明:100ccのアルコールを注入し約25分間燃焼します。
こんなところでもシンデレラフィット その①
VIVAHDEホームページなどで紹介されているスタッキング例の他にも、まだまだこんなシンデレラフィットが!
エバニュー「チタンウルトラライトクッカー1RED」とのスタッキングがその1つ。クッカーより山のうつわの方が高さがあるけど、クッカーの蓋が隆起しているためピッタリ収まるそう。
エバニュー チタンウルトラライトクッカー1 RED
●径12.4cm×深さ5.2cm
●容量600ml
●チタニウム製(取手部シリコンチューブ付)
●スタッフバッグ付き
●質量95g(ケース11g)
こんなところでもシンデレラフィット その②
さらに、こんな組み合わせも!「エバニュー チタンクッカー1セラミック」、「MSR ストアウェイポット775」と「山のうつわ」のスタッキング例。異なる3つのメーカーの製品がシンデレラフィットするのだから驚きです。
探せばまだまだスタッキング例が見つかりそうです。ぜひ他のコッヘルでもフィッティングを試してみてくださいね。
EVERNEW チタンクッカー1 セラミック
●サイズ:径12.4×深さ5.2cm
●容量600ml
●質量:120g
●素材:
チタニウム(取っ手部シリコンチューブ付き)
内側セラミック樹脂コート
「山のうつわ」ができるまで
ここまでアウトドア仕様に特化した木製食器もなかなか珍しいですが、美しさと軽さ、強度と実用性とのバランスなど、その高いクオリティを実現する制作工程とは一体どんなものなのでしょうか? ここでは山のうつわができるまでの過程をご紹介します。
まずは、厳選された国産の栓(せん)の木から木取りをする工程。スライスされた木材から、木目が綺麗に出る部分を無駄なく切り出していきます。
次は、大まかに切り取られた木地を、洗練された形へ削り出していく前に十分に乾燥させる工程。
ここでしっかり乾燥させておくことで、湿度変化による木の変形を防ぐのです。積み上げられ、静かに乾燥を待つ木地たちは、まるで脱皮する前の蝶のさなぎのよう。
しっかりと乾燥した木地は、いよいよ木工旋盤で挽く工程に。ここでの挽き加減で、薄く美しいうつわの仕上がりが決まるので、1個轢く度に刃のチェックが欠かせません。
木地の仕上げの工程では、一個ずつサンドペーパーで磨きをかけていきます。この研磨次第で手触りの良さや、ウレタン塗装の乗りが変わってきてしまう、重要な工程。職人芸が光ります。
研磨が終わったら、山のうつわの命とも言える艶消しウレタン塗装で仕上げて完成します。
美しい天然木地の風合いがトレードマークの山のうつわ。でも、天然素材ならではの難点も。金属やプラスチックなどの人工素材とは違い、均一な質の木材ばかりではありません。木工旋盤で挽く工程まできて、初めて分かるシミなどもあり、全ての木地が山のうつわになれるというわけではないのです。
どうやって買えるの?

実は、「山のうつわ」はこの「VIVAHDE」と、石川県山中塗りの職人とのコラボレーションから生まれたオリジナル商品なんです。
直接触って確かめてみて
「山のうつわ」は、VIVAHDEのホームページなどからオンラインで購入が可能です。けれど、天然の木地の手触りの良さはもちろん、洗いやすくするための内側のカーブや、持ちやすくするための底面の僅かなアーチなど、細部にまで行き届いた使いやすさへのこだわりは、実際に触ってみないと分からない繊細な部分。ぜひ、ショップで直接触って確かめてみてくださいね。VIVAHDEのホームページはこちら
食べるということは、生きるということ!

「食べること」すなわち「生きること」。アウトドアでの大きな楽しみの1つ、「食べる」という行為にこだわるということは、「生きること」を楽しむということ。天然素材の優しさで、アウトドアシーンの食事を豊かに彩ってくれる、あなたもそんな「山のうつわ」を連れて、アウトドアライフをもっともっと楽しんでみませんか?
「山のうつわ」も今後キッチン用品の名品たちの仲間入り?
多くのキャンパーが絶賛しているキッチン用品たちも是非チェックしてみてください。Good table ware us to enrich the outdoorlife!
良い食器はアウトドアライフを豊かにしてくれる!
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