一切の妥協のない木製ギア「山のうつわ」
「山のうつわ」が、すごいんです! アウトドアシーンでの使用にフォーカスして作られた「山のうつわ」は、石川県山中塗りの熟練木地職人が一つ一つ作り上げた、革命的とも言えるアイテム。木製食器に対するこれまでのネガティブな常識を覆す、すごい物なんです!
天然素材である木製食器に盛られた料理は、やはり、アウトドアシーンのテーブルには一段とよく映えるもの。手になじむ優しいテクスチャや口当たりの良さなど、木製食器には他にもさまざまなメリットが。
けれど、従来の木製食器は、重さや強度の低さ、スタッキングのしづらさなどのデメリットから、特にアウトドアでは敬遠されがちな存在に。そんな木製食器のデメリットをも凌駕した、革命的な「山のうつわ」について詳しくご紹介します。
木製食器の弱点を克服している
美しく、軽く、使いやすいの三拍子
従来の木製食器がアウトドアシーンで敬遠されてきた理由として、その重さ、大きさの割に容量が少ない点、お手入れの難しさ、スタッキングのしづらさなどが挙げられます。
そんな木製食器の弱点をクリアし、美しさと軽さ、強度と実用性とのバランスを考慮して開発されたのが、「山のうつわ」なんです。
まず、素地には厳選した国産の栓(せん)の木を使用。職人仕上げの木地の美しさが、プラスチックや金属にはない暖かみを食卓にプラスしてくれます。
そして、3点セットになった大・中・小のうつわは、それぞれ大(520ml):95g/中(360ml):77g/小(240ml):39gと、合計たった211gという驚きの軽さ。スタッキングしてコンパクトに収納することも可能です。
また、アウトドアでの使用が前提なので、傷がつきにくい艶消しウレタン塗装仕上げで、水切れもよくなっている点も大きなポイント。ただ、塗膜が剥げるとセルフメンテできない点に注意が必要です。
アツアツ料理もしっかり持てる
木製の山のうつわは、チタンやアルミなどの金属製品よりも断熱性に優れているので、熱々の料理を入れてもしっかりと底から手で持つことができます。
もちろん、熱くなった縁に唇が触れてやけどするようなこともありません。口当たりはあくまで優しく、食事をよりおいしく楽しめます。また、金属同士が擦れる音や感触が苦手な人にもオススメです。
【ここが凄い】クッカーとスタッキングできる!
山のうつわは、元々Lotos(ロータス)の「アルミポット」にスタッキングできるように設計されているので、ピッタリフィット。それを基本にいくつものクッカーたちとシンデレラフィットを魅せています。
ここでは実際の事例と、気持ちいいほどピッタリはまる見事な組み合わせをご覧ください。
基本は、ロータスのアルミポット
気持ちいいくらいにピッタリフィット。また、ベルモントの「チタンシェラカップBM-329」を小のうつわと入れ替えると、これまたピッタリなので、直火にかけられるカップを携行したい時にはオススメです。
ロータス Lotus アルミポット
ベルモント チタンシェラカップ BM-329
その他にも、トランギアのアルコールランプがシンデレラフィット! 一番外側にロータスのアルミポット、次に山のうつわ、一番内側にアルコールランプを入れて蓋をすれば、クッキングギアが全てまとまる最強スタッキングコンビですね。
トランギア アルコールバーナー
こんなところでもシンデレラフィット その①
VIVAHDEホームページなどで紹介されているスタッキング例の他にも、まだまだこんなシンデレラフィットが!
エバニュー「チタンウルトラライトクッカー1RED」とのスタッキングがその1つ。クッカーより山のうつわの方が高さがあるけど、クッカーの蓋が隆起しているためピッタリ収まるそう。
エバニュー チタンウルトラライトクッカー1 RED
こんなところでもシンデレラフィット その②
さらに、こんな組み合わせも!「エバニュー チタンクッカー1セラミック」、「MSR ストアウェイポット775」と「山のうつわ」のスタッキング例。異なる3つのメーカーの製品がシンデレラフィットするのだから驚きです。
探せばまだまだスタッキング例が見つかりそうです。ぜひ他のコッヘルでもフィッティングを試してみてくださいね。
EVERNEW チタンクッカー1 セラミック
MSR ストアウェイポット775cc
「山のうつわ」ができるまで
ここまでアウトドア仕様に特化した木製食器もなかなか珍しいですが、美しさと軽さ、強度と実用性とのバランスなど、その高いクオリティを実現する制作工程とは一体どんなものなのでしょうか? ここでは山のうつわができるまでの過程をご紹介します。
まずは、厳選された国産の栓(せん)の木から木取りをする工程。スライスされた木材から、木目が綺麗に出る部分を無駄なく切り出していきます。
次は、大まかに切り取られた木地を、洗練された形へ削り出していく前に十分に乾燥させる工程。
ここでしっかり乾燥させておくことで、湿度変化による木の変形を防ぐのです。積み上げられ、静かに乾燥を待つ木地たちは、まるで脱皮する前の蝶のさなぎのよう。
しっかりと乾燥した木地は、いよいよ木工旋盤で挽く工程に。ここでの挽き加減で、薄く美しいうつわの仕上がりが決まるので、1個轢く度に刃のチェックが欠かせません。
木地の仕上げの工程では、一個ずつサンドペーパーで磨きをかけていきます。この研磨次第で手触りの良さや、ウレタン塗装の乗りが変わってきてしまう、重要な工程。職人芸が光ります。
研磨が終わったら、山のうつわの命とも言える艶消しウレタン塗装で仕上げて完成します。
美しい天然木地の風合いがトレードマークの山のうつわ。でも、天然素材ならではの難点も。金属やプラスチックなどの人工素材とは違い、均一な質の木材ばかりではありません。木工旋盤で挽く工程まできて、初めて分かるシミなどもあり、全ての木地が山のうつわになれるというわけではないのです。
どうやって買えるの?
フィンランド語で「ニュアンス」を意味する名を持つ「VIVAHDE(ヴィヴァフデ)」は、日々の暮らしの中に「楽しさやときめき、高揚感」などを引き出す、ニュアンスのあるうつわや雑貨を販売する鎌倉のショップです。
実は、「山のうつわ」はこの「VIVAHDE」と、石川県山中塗りの職人とのコラボレーションから生まれたオリジナル商品なんです。
直接触って確かめてみて
「山のうつわ」は、VIVAHDEのホームページなどからオンラインで購入が可能です。けれど、天然の木地の手触りの良さはもちろん、洗いやすくするための内側のカーブや、持ちやすくするための底面の僅かなアーチなど、細部にまで行き届いた使いやすさへのこだわりは、実際に触ってみないと分からない繊細な部分。ぜひ、ショップで直接触って確かめてみてくださいね。
VIVAHDEのホームページはこちら
食べるということは、生きるということ!
アウトドアでの木製食器の可能性を、革新的に発展させた「山のうつわ」、いかがでしたか?
「食べること」すなわち「生きること」。アウトドアでの大きな楽しみの1つ、「食べる」という行為にこだわるということは、「生きること」を楽しむということ。天然素材の優しさで、アウトドアシーンの食事を豊かに彩ってくれる、あなたもそんな「山のうつわ」を連れて、アウトドアライフをもっともっと楽しんでみませんか?
「山のうつわ」も今後キッチン用品の名品たちの仲間入り?
多くのキャンパーが絶賛しているキッチン用品たちも是非チェックしてみてください。
Good table ware us to enrich the outdoorlife!
良い食器はアウトドアライフを豊かにしてくれる!