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写風人の駒ヶ根アウトドアライフ#12:写風人が拘る焚火論(3ページ目)

のぼりと煙

のぼりと煙で、そこはあたかも戦国時代の様相。
北欧式ロング焚火

火が入ったのは、長い丸太をVの字に切れ込みを入れた北欧式ロング焚火。そして大小いくつも立ち並んだスウェディッシュトーチ。丸太をふんだんに使った焚火は自然豊かな森に囲まれたこのキャンプ場ならではの演出です。
スウェディッシュトーチ
やがて浅間山に陽が沈む頃、それぞれの炎卓を囲んで焚火めしが始まります。
焚火めしを囲む人たち

火のあるダイニングは、自ずと笑みもこぼれ話も弾みます。料理も不味い訳がない!

空腹を満たしたところで、いよいよアサマ狼煙のクライマックス「華焱の陣」が開炎。
アサマ狼煙のクライマックス 華焱の陣

はじめに100人の焚人による点火の儀が行われ、点火と同時に大迫力の巨大やぐらが天高く燃え上がります。
パフォーマンスユニット ゴロピカのファイヤーショー

フィナーレは音と炎のパフォーマンスユニット「ゴロピカ」によるファイヤーショーで幕を閉じました。

私もこれだけ焚火に特化したイベントは初めてでした。焚火に慣れている私でさえ感動しきりでしたから、初めて参加した子供達には忘れられない体験だったに違いありません。

炎卓に火を入れる前は子供達自らが枝や落ち葉を拾って火種集めをし、自分たちで火を熾す。串に刺したソーセージやベーコンを焼いて食べる。

点火の儀のトーチも子供達の手によって行われました。火は簡単には熾せない、火は熱く火傷する、火の扱いを間違えると危険である、など身をもって体験したことでしょう。暮らしから火がなくなりつつある今、子供達がこの経験をどう活かしてくれるか楽しみでもあります。

最後に私自身が拘る焚火というものがあります。これはあるキャンプイベントの冊子で綴った文章です。

「白人は間抜けだね。火を燃やしすぎて熱くて近寄れないでいる。たかがソーセージを焼くだけなのに牛が丸ごと焼けるような大きな焚火だよ。インディアンをごらん。小さな火を上手く使って愉しんでいる。」

これはインディアンの皮肉たっぷりのエピソードです。

「ジャンジャン燃やせ」「景気よく燃やせ」は単なる薪の無駄遣い。少ない薪でいかに効率良く焚くかが腕の見せ所です。また写真業に携わる者として炎には強い拘りを持っています。小さな焚火を前に、ゆらゆら彷徨う透明感のある炎を創りだすことに面白みを感じます。大きく激しく燃える炎は決して魅力的だとは思っていません。

「焚火は小さく効率良く、炎は思うがままに操る。」それが焚火に対する私の信条です。

還暦を過ぎた頑固じじいの戯言が最後まで続きましたが、連載にお付き合いして頂き誠にありがとうございました。皆さまのキャンプライフがより愉しく有意義になりますよう心からお祈りしています。

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