スパイダルコとは?製品の特徴・評判をチェック
スパイダルコは、1978年にアメリカで生まれた大手ナイフメーカー。折りたたみ式のフォールディングナイフが主流ですが、シースナイフ(刃を鞘に収めるタイプ)も製造しています。スパイダルコが気になっている方へ、まずはスパイダルコ製ナイフの特徴をご紹介します。
「サムホール」がスパイダルコ最大の特徴
写真をパッと見ただけでもわかる、刃の根本に空いた穴、これこそがスパイダルコ最大の特徴です。「サムホール」と呼ばれるこの穴には、片手でも開けられる優れた操作性の役割を果たしています。
サムホールはスパイダルコが特許を取得。スパイダルコ製のナイフにしかない機能です。スパイダルコのナイフほぼすべての商品に付いています。
切りにくい厚手の布も「セレーション」で解決!
独特の特徴を持ったこのセレーション(全波刃)は「スパイダルコ・セレーション」と呼ばれ、小波刃・大波刃・小波刃が2:1:2で並ぶように刃の部分が加工されています。このセレーションは厚手の布や絨毯、濡れたロープなども切りやすいように設計されています。
スパイダルコ特有のこのセレーション、機能性には非常に優れているのですが手入れが難しいことも挙げられます。専用のシャープナー(砥石)を使わなくてはなりません。
スパイダルコの評判は?
フローリストナイフとして利用してます。
①切れ味が素晴らしいこと。②とても小さいこと。③ワンハンドでオープンできること。(片手がふさがっている状況が多いので非常に助かります)④開いている時のロック機構がしっかりしていること。大変気に入ってます。(出典:楽天みんなのレビュー)
カヤックフィッシングで海に出るので、安全のためのナイフを物色して購入。 これはいいです。 片手で開きます、ちょっと練習が必要かもしれません。
ただ、片手で閉じるのは技術が要りそう。 使い込めばさらにいいナイフになるでしょう。(出典:楽天みんなのレビュー)
こんなに小さいのに、ハンドルの形状が絶妙で手に馴染み、ザイテルハンドルだと軽くて携帯にも良いですし、何より作りの精度が高くて使っていても安心感があります。
今回はアウトドアでのちょっとした作業用にマンバグを購入しましたが、これだけ良いと野外料理用にデリカ4とか大きめのものも欲しくなってしまいますね(^_^;)(出典:楽天みんなのレビュー)
口コミを見てみると、とにかく「切れ味が良い」という内容が多くみられます。また「小さくて携帯しやすい」「片手で開けられるのが良い」などの意見も多数。
しかし、「開けるのに練習が必要」「研ぐのが難しそう」など、自分のものにするには容易でないことや、維持管理の難しさを語る口コミも。
品質。機能性ともに優秀ではありますが、切れ味を保つためにはきちんと管理する必要がありそうです。
押さえておこう!スパイダルコの代表的な素材
スパイダルコが生産しているナイフには用途に合わせてさまざまな形状のものがあります。刃に使われている素材も異なります。スパイダルコの代表的な素材を見てみましょう。
VG-10
ステンレス製で加工しやすく耐久性に優れています。切れ味がとても良いですが研磨が難しい点も。摩擦性に強い鋼材で、スパイダルコ製の小さいものから大きなものまで幅広いナイフに使用されています。
H-1
「錆びない鋼材」を目指して開発されたもの。その目的通り、非常に優れた防錆性能を持っています。金属が錆びやすい海水にも影響を受けにくい強者。
ZDP-189
非常に硬い鋼材で、摩耗・衝撃に強く、防錆性にも優れています。その硬さゆえに切れ味を保つ能力に長けていますが、研ぐのが難しい点という一面も。高価な鋼材ということもあり、採用されている製品もそこまで多くはありません。
CPM S30V
アメリカの企業が、刃物用に開発した粉末のステンレス合金。耐摩耗性に優れており切れ味の持ちも良く、研ぐのも簡単。管理のしやすさと機能性の良さからみると、バランスのとれた鋼材です。
8Cr13MoV
中国産の鋼材でコストパフォーマンスに優れています。研ぎやすい硬度なので維持管理にも最適。「とりあえずナイフを買ってみたい」という初心者の方に向いている鋼材といえます。
スパイダルコの代表15モデル
スパイダルコには機能性や刃に採用している鋼材にそれぞれこだわりを持って作り出していることがわかりました。それでは、具体的にスパイダルコにはどんなナイフがあるのかみてみましょう。
Spyderco ドラゴンフライ2 FRN(直刃)
ハンドルは手になじみやすいように設計され、軽量で使いやすいモデルとなっています。片手で開閉できるサムホールも搭載。持ち運びもしやすいので、さまざまなアウトドアシーンで活躍します。
スパイダルコ ドラゴンフライ2
Spyderco ハーピー(波刃)
サムホール搭載のセレーション(波刃)ナイフ。しなやかな曲線のデザインが美しい商品です。クリップが付いているので胸ポケットにペンのように収納することも可能。持ち運びが非常に便利ですね。
スパイダルコ ハーピー
Spyderco デリカ4(半波刃)
直刃と波刃をあわせ持った半波刃のフォールディングナイフ。ロープの切断などに適しています。ハンドルの内側にステンレス板を入れることにより強度を強化、サイズ感もコンパクトで使いやすいものになっています。
スパイダルコ デリカ4
Spyderco パラミリタリー2
その名の通り、デジタル風のミリタリー柄が特徴的なナイフ。ブレードにはS30Vの鋼材を採用しています。クリップが付いているので持ち運びも便利です。
スパイダルコ パラミリタリー2
Spyderco シビリアン G-10(波刃)
こちらは大きめのフォールディングナイフでなめらかな曲線がきれいで特徴的。ナイフの重量感を生かした切れ味も抜群です。気持ち良い切れ味がくせになりそうですね。
スパイダルコ シビリアン G-10
Spyderco パシフィックソルト 大海人(直刃)
ブレードからハンドルまでオールブラックで作り上げられたナイフ。デザインがシックでとてもカッコいい!錆びに強い鋼材が採用されているので、海釣りなどのアウトドアで重宝しますね。
スパイダルコ パシフィックソルト 大海人
Spyderco エンデューラ4(直刃)
大きめのナイフですが、手にしっくりくるよう設計されたデザインが特徴的。背止めロック式が採用されているので安全性にも優れています。
スパイダルコ エンデューラ4
Spyderco ネイティブ5(直刃)
ロックバック方式のフォールディングナイフ。ハンドル素材にはチタンが採用されており、ブレードからハンドルまでメタリックでクールなデザインになっています。小型なうえにクリップつきなので持ち運びも◎
スパイダルコ ネイティブ5
Spyderco マニックス2(直刃)
グリップのブルーが目に映える直刃タイプのナイフ。錆びに強い鋼材をブレードに採用しています。グリップには滑りにくいよう加工が施されており、スパイダルコのロゴがおしゃれです。ハンドル素材は軽量化されており使いやすさも抜群。
スパイダルコ マニックス2
Spyderco ポリスモデル(直刃・波刃)
スパイダルコ製品の中でも大型のモデル。直刃と波刃、両タイプのうちどちらかを選べます。洗練されたメタリックなデザインが大人っぽく、カッコいい印象のナイフです。
スパイダルコ ポリスモデル
Spyderco マンバグ ザイテル(直刃・波刃)
こちらも直刃と波刃両方から選べるタイプのナイフです。全長113mm、重量19gとコンパクトで軽量なので持ち運びには非常に便利。キーホルダーをつけて、普段持ち歩くものやアウトドア用品と一緒に備えておくのも良いですね。
スパイダルコ マンバグ ザイテル
Spyderco クリケット(直刃・波刃)
直刃・波刃のどちらか選択するタイプのフォールディングナイフ。丸みを帯びたデザインがかわいらしく、ブレードをしまったときはナイフとは思えない見た目。女性でも持ち歩けそうな一本です。
スパイダルコ クリケット
Spyderco ドミノ(直刃)
手に馴染むよう設計された形状と、滑りにくいように加工されたグリップが特徴的なナイフ。シンプルなデザインで大人っぽい雰囲気
がありますね。
ブレードの鋼材には高級なCTS-XHPが採用されているので、切れ味の持続性も長く保てます。
スパイダルコ ドミノ
Spyderco セージ3(直刃)
ブレードには耐摩耗性に優れ、研ぐのも簡単でバランスのとれた鋼材S30Vを使用。スパイダルコ特有のサムホールも搭載しているので片手でも楽に開閉ができます。
スパイダルコ セージ3
Spyderco レディバグ3(直刃)
全長111mm、重量15gと非常に軽量化されたモデル。小さいながら、その切れ味は◎。ちょっとしたシーンで気軽に使えるナイフなので、携帯用でも良いですね。
スパイダルコ レディバグ3
サイズも特徴もさまざまなスパイダルコのナイフ
ブレードに使われている鋼材も違えばサイズ感も異なり、用途によって使い分けることができるスパイダルコのナイフ。自分自身がどんなシーンで使うかをよく考え、それに合ったものをチョイスするのが良いですね!
また、口コミを見ていると「お守り代わりに」というコメントも多数見受けられました。実用的に購入するのももちろんですがお守りとして持ち歩いている方もいるようです。
アウトドアシーンでは非常に活躍してくれるナイフ。スパイダルコのナイフとアウトドアライフを過ごしてみては?
Let’s make effective use of Spyderco’s knife in the outdoors!
アウトドアのシーンでスパイダルコのナイフを有効活用しよう!