変わらない形には秘密がある。静かに光を放つ「非加圧」灯油ランプの魅力って?

どれだけ時間が経っても多くのキャンパーに愛され続けているキャンプ道具「灯油ランタン」。今回はメンテナンスのしやすさや、簡単に作れてしまうDIYの方法など、灯油ランタンの魅力についてご紹介。造りが単純だからこその魅力を是非体験してみてください。


記事中画像撮影:大森

非加圧式ランタンの優秀さ

1-img_0814
キャンプの夜を彩るランタン。みなさんは何を使っていますか?

ホワイトガソリンやOD缶、CB缶を使うランタンは明るく、とっても頼りになりますが、マントルを忘れて慌てることも。それに、静かなキャンプサイトでは燃焼時の音が思いのほか響きます。その音もキャンプらしさなんですが、夜が更けると気になってしまいます。

フュアハンドに代表される非加圧式ランタンは、サイト全体を照らすほどではありませんがテーブルを照らすには十分。燃焼音が響きませんし、ポンピングやマントルのカラヤキは不要。メンテナンスも手軽で、ビギナーからキャンプ上級者まで幅広い層の支持を得ています。

両サイドのフレームには、実はしっかりとした役割があった

燃料がしみこんだ芯に着火すれば、あたたまった空気が上昇して煙突から放出されます。

ランタンのグローブを両側から支える太いフレームは内部が空洞になっていて、新鮮な空気がこの中を通ってバーナー部分にまで送られます。新鮮な空気が届くから、ランタンの燃焼が安定するんです。

灯油ランタンの使い方

2-img_0833
タンク内に燃料を入れます。満タンではなく8分目まで。光量によりますが、1〜2泊のキャンプなら燃料を追加しなくてもまず大丈夫。



3-img_0836
グローブ脇のレバーを使って、グローブを持ち上げます。

4-img_0837
ライターやマッチで芯に火をともします。あとはグローブを元の位置に戻すだけ。最初に使うときや交換したばかりの芯は燃料がしみていないので、燃料を入れてから10分ほど待ってから着火します。

燃料は、灯油もいいけどパラフィンオイルが性能◎

5-img_0850
燃料は、灯油やパラフィンオイル。どちらを使ってもいいんですが、パラフィンオイルは灯油よりも引火点が高く、保管・使用時の安全性がより高いのが特徴。

また、パラフィンオイルの中でも不純物を極力取り除いた製品は、ススやにおいが出ないのでグローブが汚れにくいというメリットがあります。ハーブの成分が入ったオイルなら嫌な虫が寄りにくいので、使い分けたいですね。

炎の大きさは芯の長さで調整

6-img_0846
炎の大きさはつまみで調整できます。芯を短くすると炎が小さくなって、やがて消えます。

芯を短くしすぎると、芯が外れてタンク内に落ちるので気をつけましょう。万一外れたら、グローブを取り外して針金などで落ちた芯を取りだし、セットし直してください。

一方、芯を伸ばすほど炎が高くなり、ススが出やすくなるのでほどほどに。

これが最大の魅力?簡単なメンテナンスのやり方

7-img_0928
トップリングを持ち上げると、グローブを横に倒せるようになります。トップリングに親指をかけ、持ち運ぶときに使うキャリングハンドルに残りの指をひっかけると片手で操作できます。

8-img_0822
長く使っていると、芯が黒く焦げ、炎の形が崩れてきます。そうなったら芯をハサミで切って平らに形を整えます。これで再びきれいな形の炎が復活します。

スペアの芯が販売されているので、短くなったら取り替えOK。この手入れのしやすさがステキです。

9-img_0931
グローブを支えているサポート金具から、グローブを取り外して柔らかな布でススを拭き取りましょう。

16-img_0933
つまみを持って横に動かせばタンク側のツメからはずれ、芯ごとバーナー部が取れます。

古い芯を外してバーナーの下側から新しい芯を差し込むと、つまみの棒についたギザギザに芯が引っかかるので、あとはつまみを回すだけ。勝手に芯が繰り出されます。工具不要だし、不器用さんでも交換はイージー。

空き缶や空き瓶で簡易ランプを作れます

市販の灯油ランタンのような耐風性はありませんが、芯と燃料があれば、空き缶や空き瓶で簡易ランプを作れます。小さな光ですが、エマージェンシーの光として使えますよ。

紙袋のハンドルでも作れちゃう

10%e3%83%bb%ef%bd%b0img_0887
芯とするひもを用意します。オイルランプ用替え芯や、紙袋のハンドルなどが使えます。今回は、紙袋の持ち手に入っている紙の芯を使いました。



11%e3%83%bb%ef%bd%b0img_0889
金属製の洗濯用ピンチの中心のリング部に芯を通すだけ。芯をピンチではさむと芯がぐらつかず安定しました。

12%e3%83%bb%ef%bd%b0img_0896
パラフィンオイルを注いだガラス瓶の中に、芯をつけたピンチを置いて着火。

14%e3%83%bb%ef%bd%b0img_0886
空き瓶利用なら、蓋を軽く置くだけで消火できます。

13%e3%83%bb%ef%bd%b0img_0907
空き缶でも簡易ランプを作れます。プレートを利用してもいいですね。

15-img_0923
薬草酒のボトルに芯を入れてみました。注ぎ口のあたりで、芯にアルミホイルを巻いて太さを出し、固定しています。かわいい缶や瓶を再利用できるので、作るのが楽しい!

灯油ランタンで夜を演出しよう

0-img_0884
フュアハンドのランタンも自家製簡易ランプも、どちらもあたたかな光。秋冬の夜を灯油ランタンで静かに過ごしてみませんか。

大森弘恵の他の記事はこちら


関連する記事

img_0838
この記事が気に入ったら
「いいね!」をしよう
大森弘恵

フリー編集者、ライター。〔おひつじ座 × A型 × 我が道をいくライオン〕

公式プロライター

  • A-suke
  • 小雀  陣二
  • SAM & 沖田雅生
  • 写風人
  • 平 健一
  • Takamatsu Misato
  • YURIE
 

LINEでCAMP HACKをもっと手軽に。

最新のキャンプギアやキャンプ場情報などをキャンプに関する情報を毎日配信!
LINE友達限定の毎月当たるプレゼントキャンペーンも開催中!