ヤミツキになる!海鮮バーベキュー
バーベキューの定番食材といえばお肉……となりがちですが、エビやホタテといった海鮮もオススメ。海沿いのキャンプ場なら新鮮な食材が手に入ることも多く、現地調達もしやすいですね。
キャンプで味わう海鮮バーベキューの味は格別!
海鮮食材は炭火で焼くと香ばしく、その美味しさがアップ! 肉中心のバーベキューよりヘルシーというメリットもありますね。そんな海鮮バーベキューですが、せっかく味わうなら旬のものを選びたいところ。さらに各食材に適した調理法も知っておくと、より美味しく味わえます。
というわけで今回は海鮮バーベキューにオススメの食材を、旬と調理のコツを中心にまとめてみました!
【旬もチェック!】海鮮バーベキューにかかせない食材8選
エビ
スーパーなどで手に入れやすい大正エビは9・10月の秋口が旬。小ぶりなら背ワタをとってから串刺しにすると、身崩れもせず食べやすいのでオススメです。バーベキューも盛り上がる豪快食材である伊勢エビは、秋から冬にかけてが食べごろ。
切り込みを入れて半身にして、殻を下にして弱火で焼き上げるとふっくら焼きあがりますよ。風味がアップするレモン汁をプラスするのもオススメです。
カニ
カニは焼くことによって独特の香ばしさがうまれ味も凝縮されるため、バーベキューにもおすすめの食材。オススメは、タラバガニ。旬の時期は4〜6月と11〜2月の年に2回と、カニのなかでも比較的手に入りやすい種類です。
脚の殻を上半分だけ剥き、5〜10分ほど焼けばOK! 焼きすぎると水分が飛んで身がボソボソになってしまうので注意しましょう。
イカ
バーベキューにオススメのイカといえば、スルメイカ。初夏から秋が旬ですが、年間を通して手に入りやすい食材です。丸ごと買った新鮮なイカは軟骨や内臓などを取り除き、焼いた時に丸く縮むのを防ぐために包丁で切り込みを入れておくと良いでしょう。
焼くときは火元に近すぎると固くパサパサになってしまうので、10~15cmほど離すのがポイント。醤油やタレを浸けて何度か重ね焼きをすれば、香ばしさがさらにアップします!
タコ
タコにもいくつか種類があるなか、一般的なのはマダコ。通年手に入りますがスーパーでは大きいサイズのタコがカットされて売られているものがほとんどです。それらを串刺しにするのも良いですが、手に入るならイイダコがオススメ!
小ぶりですがタコを丸ごと味わえるようなプリッとした食感で美味しく、見た目もバーベキューらしい雰囲気が出ます。
サザエ
浜辺で食べたい海鮮バーベキュー食材の中でも人気なのが、サザエ。美味しく食べるには、生きた新鮮なものを用意するのがポイントです。口を上にして網に乗せ、中火で焼いていきます。焼く前に酒をかけて下味をつけると、身が固くなりにくいですよ。
グツグツと汁が吹き出てきたら、醤油を垂らして出来上がり! 肝も苦みがあって大人な味です。お好みでいただきましょう。
ハマグリ
ハマグリは秋から春にかけてが旬の食材。ふっくらした身の旨味を堪能するため、バーベキューでは大きいサイズの地蛤(じはま)がオススメです。買った蛤は3%濃度の塩水を作り、冷蔵庫で2~3時間放置して砂を吐かせます。
焼く前に蝶番に切り込みを入れておくと勢いよく口が開き、美味しい汁がこぼれにくくなります。2~3分中火で焼いて口が開いたら、醤油やバターなどを垂らして出来上がり!
カキ
牡蠣は海のミルクとも呼ばれる、冬が旬の魚介類。バーベキューには殻付きの新鮮な牡蠣を使うのがオススメです。アルミホイルを被せ3分くらい焼いたら裏返し、さらに3~5分焼いて殻が開いたら出来上がり!
殻は少ししか開かないので、火傷に注意しながらナイフなどで開けて食べましょう。プリッとした食感と磯の香りを堪能できますよ。
さて、海鮮バーベキューの定番食材をご紹介したところで、次はキャンパーの海鮮バーベキュースタイルをチェック! 具材はもちろん、使っているアイテムや焼きスタイルにも注目してみましょう。
今すぐ食べたい!みんなの海鮮バーベキュースタイル
生ズワイガニを贅沢に網焼きで。炭火で焼けばなんとも言えない香ばしさが漂い、食欲をそそります。ズワイの殻を片側だけカットしてから焼くと、食べやすいですよ。なかなか高価な食材なので、特別な日にリッチな気分でいただきましょう!
海風を感じながら大きなホタテを炭火で焼いて、ビールと共に食べるのはなんとも贅沢なひととき! 貝殻に汁気な残る程度の焼き過ぎない状態で火からおろすと、プリプリの食感を楽しめます。
牡蠣は網焼きも良いですが、「ガンガン焼き」もチャレンジしてみたい食べ方。穴を開けた缶に殻付きの牡蠣を入れ、酒を垂らして蓋をして3分ほど蒸し焼きにします。殻が開いたらレモンなどを絞っていただきましょう。
キャンプの朝ごはんに、焼き魚でほっこり。明太子も炭火で焼けば香ばしく、ご飯によく合います。これにお味噌汁があれば、最高の朝ごはんですね。
大胆にエビを串刺しにして、炭火で炙り焼き。直接網に乗せて焼くよりも、火から少し離すことで身もふっくらと焼きあがります。エビの旨味はもちろん、香ばしいかおりも楽しめますよ。
海に近いキャンプ場なら、干物も手に入れやすいですよね。脂ののった干物を炭火で焼けば、家のグリルで焼くのとはまた違った味わいに。人気のアイアン系焚き火グッズで焼けば、雰囲気もワイルド! 焦げてしまわないように火加減には注意しましょう。
焚き火台の上に小さめの焼き網を載せて、焚き火と海鮮バーベキューを同時に堪能! 夜の晩酌タイムが美味しく盛り上がりそうなちょい焼きスタイルです。
魚貝類は網焼きだけでなく、スキレットなどの鉄鍋で焼いてもその美味しさが味わえますよ。鉄鍋は熱の通りが早く普通のフライパンで焼くよりも食材の旨味をぎゅっと閉じ込めることができます。バター醤油やレモンなど、お好みの調味料で味わってみましょう。
様々な魚貝類を焼き上げて、スレートプレートに載せればおしゃれな一品料理の完成! レモンやエスニックテイストのスパイシーソースを添えて、醤油やバーベキューソースとは違った風味を楽しむのもオススメです。
いろいろな食材やスタイル、味付けで楽しみたい海鮮バーベキュー。最後はオススメのアイテムをご紹介していきます。
海鮮バーベキューにオススメのアイテム
出典:Instagram by @_corvallis
海鮮バーベキューをするときに、あると便利なアイテムをチェック! 手軽なグリルに雰囲気も盛り上がる七輪など、好みにあわせて選びましょう。
コールマン クールスパイダープロ/L
ユニフレーム ユニセラ TG-III
キャンパーズコレクション しちりん角型ワイド
尾上製作所 鉄鋳物(いもの)こんろ角型 CI-1607
イワタニ 炉ばた焼器 炙りや
牡蠣 殻付き カンカン焼きセット30個入
今年の夏のバーベキューは、みんなで海鮮を楽しもう!
海辺のキャンプ場近くにある市場や朝市、道の駅などに立ち寄り、ご当地の新鮮な海鮮食材を手に入れられたらラッキー! いつもお肉中心で飽きてきたという方、ぜひ海鮮バーベキューにチャレンジしてみましょう。