アイキャッチ画像撮影:筆者
CAMP HACKライターたちの10年愛用品とは…?!
撮影:筆者
日々、あらゆるアウトドア情報を執筆するCAMP HACKライター陣。もはや公私の別なく最新ギアは気になり、人気の噂を聞けば自らトライ。とにかく最強の“キャンプオタク”なのは間違いありません。
今回はそんなライター陣に、最新ベストギアではなく、あえて「この10年間、ずっと使い続けているアイテム」について直撃取材するシリーズ第2弾!
3人のライターたちが、長きに渡り愛用してきたのは一体どんなギアなのか、ご紹介します!
▼第一弾はこちら
使い込むほど愛着が増す、冬の寒さ対策に必携のギア
提供:AKT
AKT
アウトドアライフスタイルブランド「LOG」所属。自然の魅力を感じられる環境で、家族や仲間と共にのんびり過ごしたい、フィールド選び重視のくつろぎ系キャンプスタイル。のんびり過ごすはずが、いつしか撮影や執筆に追われてキャンプが忙しなくなってしまった本末転倒キャンパー。
武井バーナー「パープルストーブ501a」
出典:Instagram by@aktreturn
ガレージブランド「neru design works」と、キャンプカルチャーを通じて人を繋ぐプロジェクトスペース「TARPtoTARP」が共に立ち上げた「LOG(LIFE OVER GROUND/ログ)」のメンバーとして、日々さまざまなアウトドア関連プロジェクトに携わるAKTさん。
撮影に伴うキャンプなども多いAKTさんが、10年愛用するギアとしてチョイスしたのは、武井バーナー「パープルストーブ 501a」。
その1:大型ストーブに匹敵!長時間暖かい
提供:AKT
AKTさん:灯油ストーブの中でもトップクラスの出力を誇る「パープルストーブ」のあたたかさは、寒がりな私にとって冬キャンプに欠かせないものです。
また、パープルストーブには101a、301a、501aと大きさが異なる3タイプがありますが、私が使っている501aは約8時間連続で使えるため、冷え込みが厳しくなる夕方ごろから使っても、就寝前まで長時間使えるのが魅力です。
その2:携行&収納しやすいコンパクトさ
提供:AKT
AKTさん:灯油ストーブは大きくて重いものがほとんどですが、パープルストーブは最も大きい501aでも高さ37×直径19cmと、大きめのランタンと同程度。
アウトドアへ出かける頻度が高い私にとって、重いものは運ぶだけで骨が折れますし、車載時にもかなり場所を取るので、コンパクトで取り回しやすいことは、とても大きなメリットです。
その3:無骨でカッコいいデザイン
提供:AKT
AKTさん:長く使い続ける上では、やはり見た目の良さも重要な要素。本体の素材は真鍮で味があり、アウトドア感のある無骨な見た目が気に入っています。
汚れも含めて、時間が経つにつれて徐々にヤレていく見た目の変化も楽しんでいます。
経年変化による風合いが加わり、使い込むほど愛着が増していくのも、道具としての大きな魅力。10年20年と世代を超えて愛されるのも納得のストーブです。
使えば分かる、秀逸なディティールが魅力の逸品
提供:ずぼらまま
ずぼらまま
キャンプ大好きママで防災士。ファミリーキャンプからソロ、車中泊まで幅広く楽しんでいます。愛車のハイエースを乗り回し、北海道から九州まで日本全国どこまでも行っちゃうフットワークの軽さがウリ。
スノーピーク「ピッツ」
提供:ずぼらまま
愛車のハイエースリノカでわずか1年で2万km走破、YouTubeやブログでも常に最新キャンプ情報を発信し、3人のお子さん+柴犬2匹の大家族ママとは思えないパワフルさのずぼらままさん。
そんなずぼらままさんが、数々のキャンプギアからセレクトしてくれた10年愛用品は……、スノーピーク「ピッツ」。
その1:上下問わず先端が接地しない
提供:ずぼらまま
ずぼらままさん:トングの生肉に触れた先端、肉の漬けダレで汚れた先端。「ピッツ」なら、テーブルなどに無造作に置いても、その先端が接地しないので、とても衛生的です。
しかもシンメトリー設計なのがミソ。上下どの向きに置いても先端が接地しないのが地味に便利。トングにパッと手を伸ばしたとき、向きが違って持ち直すという手間がないのって、実はかなり快適なんです。
その2:持ちやすく使いやすい細部の設計
提供:ずぼらまま
ずぼらままさん:どんな肉もお手の物な先細設計もお気に入り。やっぱり焼き肉専用とだけあって、肉も野菜もつかみやすく、箸で返すよりもスムーズです。
提供:ずぼらまま
ずぼらままさん:厚めのお肉もご覧のとおり、しっかり掴めます。
握りやすさもしっかり考慮。持ち手にはエンボス加工が施され、握ったときに手にフィットして滑りにくいです。 ちょっとしたポイントですが、そういう細かな気配りにスノーピークらしい魅力を感じます。
その3:理由があるブラックカラー
提供:ずぼらまま
ずぼらままさん:ブラックカラーもカッコいい「ピッツ」。ですが、ただ見た目にカッコいいだけじゃありません。
ステンレス表面の酸化被膜を厚くして、黒くなると同時に耐食性を向上させる黒酸化発色という加工が施されており、キャンプで使う道具としては実に理にかなっているんです。
上下気にせず置けて、箸よりもスムーズな掴み心地、そして耐食性の高さなど、どれも実際に使って実感できる細やかな部分。だからこそ10年愛用品たる、説得力のあるアイテムですね。
スノーピーク ピッツ
重量 | 70g |
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材質 | ステンレス |
2代3代受け継いでいける、タフでエモいナイスガイ
撮影:筆者
TOMOKO YAMADA
四国の秘境出身のフリーライター。高校〜大学時代はガッツリ縦走登山、結婚後は3人子連れキャンプを十数年。最近はデュオ・ソロが増えてギアUL化を推進しつつ、トレラン目指して4kmランを継続中。
コールマン「アンレデッド2 285」
撮影:筆者
最後は筆者、TOMOKO YAMADAの10年愛用ギアをご紹介します! 幼少期を含めたキャンプ歴は40年以上になりますが、自らギアを買い揃えてのキャンプ歴は約30年。
ソロ・グループ・ファミリー、デュオへとスタイルが変遷し、手放したギアも多数。その中で約20年、使用頻度が減った時期もありつつ、現在も愛用しているのがコールマン「アンレデッド2 285」です。
その1:パーツ交換しつつ長く使える
撮影:筆者
便利なLEDランタンも組み合わせつつ、やっぱりキャンプではそのエモさに癒やしを求めたくなるガソリンランタン。
なかでも、この「アンレデッド2 285」を長く愛用する大きな理由の1つに、コールマン製品ならではの、交換用パーツの入手が容易・修理対応が手厚いという点があります。
撮影:筆者
このガラスグローブも10年ほど前に一度、うっかり落として割ってしまったのですが、新品パーツを取り寄せて交換。
残念ながら本体はすでに販売終了していますが、今でも交換用パーツは公式ストアで購入できるので、まだまだ子どもにも受け継いでもらえるな、と大事に使っています。
その2:ケースまでモノトーンカラー
撮影:筆者
コールマンのガソリンランタンは他にも2台持っていますが、この「アンレデッド2 285」以外はめっきり出番が減少。というのも、他2台のカラーはスタンダードなコールマングリーン。
長らく使っていたタンカラーのテントとは色馴染みが良かったのですが、ここ数年は、主にブラックカラーのテントを使うことが増えており……。
「アンレデッド2 285」はシルバーボディ&ブラックシェードのモノトーンだし、ケースまでブラック。筆者の現在のサイトにもしっくりくるのがお気に入りです。(ちなみに、ブラックのケースは単品で購入可能です)
その3:車用のガソリンでも使える
撮影:筆者
そしてもう1つ。この「アンレデッド」シリーズは、ホワイトガソリンだけでなく、JIS規格の自動車用の無鉛ガソリンでも使えるのが特長です。
不純物が多い自動車用のガソリンだと、おそらく相当ススが発生するとは思いますが、いざというとき、防災グッズとしての安心感は絶大。
この先も「アンレデッド2 285」は、しっかりメンテナンスして使いながら、手元に残しておきたいと思う大きな理由の1つになっています。
ギアとの出会いも一期一会!マイベストギアを見つけよう
提供:AKT
CAMP HACKライター6人の「この10年間、ずっと使い続けているアイテム」たち、いかがでしたか?
ライフステージの変化に伴ってキャンプスタイルも変遷する中、彼らのキャンプ自分史において、常にその側にあった愛用ギアたち。どれもリアルな説得力とストーリーを持つアイテムばかりでしたね。
ギアとの出会いも一期一会。この記事を参考に、あなたもぜひ、そんなマイベストギアを見つけてみて下さいね!