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グチャグチャのカバン、どう整理するのが正解なの…?
バックパックの中にキャンプ道具を収納する際、こんな感じでグチャグチャになってしまうことってありませんか? できれば整理整頓して、どこに何があるのか分かるようにしておきたいですよね。
ジップロックや巾着でも事足りると言えばそうなのですが、見た目がイマイチ。さらに強度や機能面でもアウトドアには惜しい……。
正解は…「スタッフサックを使う」!
そこでおすすめなのが、アウトドアユースなスタッフサック! スタッフサックとは、小物や広がってしまう衣類やテントなどを入れてバックパックの中を綺麗に整理するための収納袋です。
私にとってスタッフサックは、バックパックキャンプに自転車キャンプ・登山でも使う必須アイテム。とくにクッカーセットはカトラリーやバーナーがバラバラになりやすいので、すべて一緒のスタッフサックに入れてまとめています。
……とは言え「適当なポーチとか巾着で良くない?」 「いや、やっぱりジップロックでいいわ」という方もまだいますよね。ですが、そんな方にこそスタッフサックの使い勝手の良さを知っていただきたい! というわけで具体的なメリットをご紹介しましょう。
スタッフサックを使う4つのメリット
1|使い勝手も見た目もイイ!
最大のメリットが、気分良く物の管理ができること。スタッフサックをバックパックから取り出してそのまま自分の周囲に置けば、必要な物がいつでも取り出せるように。小物が散らかりにくい上、どこに何があるのかがすぐに分かるので、効率の良い動き方ができます。
それに、おしゃれなデザインの物が多いのでテント周りを少し華やかに飾ることができるのも気分がいい! 私にとっては、この点においもて欠かせないアイテムなんです。
2|色々な形があってパッキングがしやすい
縦長だったり平べったかったり、様々な形の物があるスタッフサック。大きさもまちまちですが、上手く組み合わせることでバックパック内のデッドスペースを解消させ、効率の良いパッキングができるんです。
3|軽いのに耐久性が高い
素材もX-PAC・シルナイロンなど様々でいずれも耐久性が高いことが特徴なのですが、私が特に好きなのはDCF(ダイニーマコンポジットファブリック)というアウトドア史上最強の素材。
薄い布ながら同じ重量の鉄と比較すると15倍ものひっぱり強度を持つとも言われ、本当に強い素材なんです。
4|袋以外の使い方ができる多用途な物も!
中には、単なる収納袋として以外の使い方ができる物も。まさかの風防、これはジップロックや普通の布袋にはできない技ですよね。他にもランタンシェードやサコッシュなどを兼ねられる物なんかもあります。
工夫して自分なりの使い方を試すのも楽しいスタッフサックですが、ここからは私がアウトドアで実際に愛用している5つのアイテムをご紹介。この良さを知ったら、もう間に合わせの袋では物足りなくなるはず……そんな優秀アイテムをぜひご覧ください!
一度使ったら手放せない!技ありスタッフサック5選
ハリのある素材で荷崩れしにくい!
RIDGE MOUNTAIN GEAR「Stuff Sack」
まずはRIDGE MOUNTAIN GEAR(リッジマウンテンギア)のスタッフサック。中身がちょっと透けるほど薄い生地ですがCDF製でとても丈夫なうえ、ハリがあるので荷物をたくさん入れても広がらないのが使いやすいんです。
バケツのような少し縦長の構造で底には大きなマチがあるので、荷物を入れたときにデッドスペースが少ないのもポイント。リボンが付いていて手にぶら下げて持ち運ぶことができるので、温泉に行くときにもちょうど良いんです。
DCFは防水素材でもあるので、濡れたタオルを入れたままその辺に置いても他の場所を濡らすことが無いのも助かっています!
●Stuff Sackについて詳しくはこちら
バックパックの形に沿ってパッキングできる!
SIX MOON DESIGNS「Pack Pod Set Carbon」
こちらはSix Moon Designs(シックスムーンデザインズ)のPack Podというスタッフサック。一見ただのポーチのようなのですが……
実は0.5L・2L・7Lという容量違いの3つのバッグがセットに! これを組み合わせることで、底から開口部にかけて狭くなっていくような一般的なバックパックに合わせた効率の良いパッキングができるんです。
最大容量の7Lを一番下に敷いた状態が、こちら。バックパックに限らず、上手くサイズがハマればショルダーやボストンバッグでも同じように使えますよ。
7Lサイズは30×20×10cmと大きめなので、ガス缶を収納したりクッカーやミニテーブル・食料などのランチセットをひとまとめにして入れています。
20×10×6cmの2Lには温泉セットを、14×7×4cmの0.5Lにはコーヒーフィルターを入れるなど中身のサイズに合わせて入れられてとても便利。シームテープと撥水加工が施されているので、多少水に濡れても大丈夫なところも使いやすいんです。
開いた状態で地面に置くと中身が一目瞭然。オートキャンプで言うところのコンテナBOXみたいな感じで使えるので、物の出し入れもスムーズになる便利なバッグです!
SIX MOON DESIGNS Pack Pod Set Carbon
セット内容 | 0.5L:14x7x4cm 8g 2L:20x10x6cm 20g 7L:30x20x10cm 28g |
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ガバッと開く口が超絶使いやすい!
a bit of「bucket sack」
こちらはa bit of(ア ビット オブ)のスタッフサック。開口部がガバッと大きく開く構造になっていて、とにかく物が取り出しやすい! しかも口を開けたまま地面に置いておけるので、丸型のバッグでありながら箱のような感覚で使えるんです。
ボンボリのような可愛らしいデザインなので、ハンガーやテントポールに吊り下げるのもおすすめ。吊り下げスタイルは居住スペースを有効的に使うことができるので、無駄のない荷物の管理ができますよ。
直径17×高さ14.5cmと小ぶりですが、ソロ用のフライパンや900mlのクッカーもすっぽり入るサイズ感。生地は2種類あるのですが私が愛用しているのはDCFのタイプで、重さは35gと軽量性も申し分ナシです!
●a bit of bucket sackについて詳しくはこちら
ランタンシェードにもなる!
TMR industries「CookerBag Mountain」
こちらもクッカーを入れるような小さなスタッフサックですが、最大の特徴はランタンを覆うとシェードのような使い方ができること! 荷物を極力減らしたいULスタイルでは、こういった兼用アイテムはかなり重宝します。
もちろん撤収時は収納袋になり、200×125×120mmでソロ用のクッカーとライターやアルコール燃料を一緒に入れられるサイズ感。重量はたったの6gですが素材は強度と防水性に優れたDCFなので、耐久性はバッチリです!
●CookerBag Mountainについて詳しくはこちら
サコッシュに変身!
perm and baton「Upper Zip SACK M」
最後はperm and baton(パームアンドバトン)のスタッフサック。表と裏にユニークな柄があって、見た目も可愛らしいですよね。
本来難しいとされているDCF素材へのプリントが施されているバッグというだけでも注目度は高いのですが……
こちら、ループがたくさん付いているのでサコッシュやウエストポーチのような使い方もできる機能的アイテム。ほかにもハンモックに吊るしたり、バックパックを拡張するチェストバッグにしたりとアイディア次第で使い方は無限大です。
また、底面にはマチが付いているのでテント内に置いて自立させることもできますよ。
ちなみに実はこちら、現在(※2024年5月)公式サイトではソールドアウト。すぐに手に入る物ではないのですが、こんな風にユーザー自身がどう使うかカスタムできるよう“余白”が作られていてるアイテムもあるよ……というご紹介でした!
●Upper Zip SACK Mについて詳しくはこちら
バッグにこだわれば、整理整頓すらも楽しめる!
苦手だったり面倒という方も多い荷造りですが、機能的なスタッフサックを取り入れれば誰でもすぐさまパッキング上手!
ちょっと気分の上がるオシャレなスタッフサックを使えば、普段の旅行やアウトドアが以前より楽しくなりますよ。ぜひ試してみてください!