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え!こんなに小さいLEDライトがあるのか…
LEDライトはコンパクトな物をいくつか持っているのですが、場合によってはそれでも大きいなと感じることも。例えば、有事に備えて持っておきたい緊急用セットに入れるには、ハンディタイプのLEDライトだと少し大きいんですよね。
もっと目立たず、できるだけ小さいライトは無いかなと探していたら……予想をはるかに上回るあまりにも小さいLEDライトを発見! それがこちらの「フォトン フリーダムプラス」です。
私も初めて見たのですが、実は「フォトン フリーダムプラス」はロングセラー商品。ULハイキングが流行り始めた2000年代初頭に「ULハイカーのライトと言えば、フォトン!」という時代があったそうです。私もULハイカーも端くれ……ぜひとも使いこなしたい! というわけで、さっそく使ってみました。
LRI フォトンフリーダムプラス
サイズ | 53×24×7mm |
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重量 | 約8g |
連続照射時間 | 18時間 |
材質 | ガラス繊維強化ポリウレタン |
バッテリー | 電池(CR-2016×2) |
極小サイズの「フォトン フリーダムプラス」とは?
LEDライトなのに、重さは500円玉1枚と同レベル
重量はたったの7g。そう言われてもいまいちピンとこないものですが、身近な物で例えると500円玉が約7gなんだとか。あれくらいの軽さのLEDライトと聞くと、ちょっと心動かされませんか!?
ちなみにゴールゼロの「ライトハウスマイクロフラッシュ」は68g。もちろん諸々のスペックに違いはありますが、単純に重量だけを比較すると驚きの軽さですよね。
サイズは53×24mmで、厚みは7mm。ライターと比較してもコンパクトであることは一目瞭然です。
手のひらに乗せても重さはまったく感じず、これはたしかにULハイカーも愛用するレベルにコンパクト。アウトドアへ持ち出すことが多くなる私としては耐久性も気になっていたのですが、本体カバーは破損に強いガラス繊維強化ポリウレタン製ということで一安心です。
ちなみに光源には日本のトップメーカー「日亜化学」の最高輝度白色LEDが使われているのだそう。小さいながらもしっかりと機能を果たしてくれるのは、質の高いジャパンメイドゆえといったところでしょうか。
どこにでも付けられる
これだけ小さくて軽いのなら、バッグのファスナータブにしてもいいレベル。私は金具部分がゴツいのはちょっと違う気がしたので、2mmのロープを使って取り付けることに。その方が軽くもなります。
手に入りやすい電池式なのも、手頃で嬉しい
「フォトン フリーダムプラス」は電池式で、CR-2016を2個入れることで動きます。電池の取り替えは簡単で、特別な道具も不要。
CR-2016は100円ショップなどでも買えるので入手しやすく、消耗にもためらわずに済むのが嬉しいですよね。
小さくても機能は盛りだくさん
点灯パターンが豊富で侮れない!
じつは機能面はそんなに期待していなかったのですが、使ってみるとしっかりアウトドアユース。明るさこそ4.5ルーメンと控えめではありますが、通常の点灯は無段階調節が可能で好みの光加減に微調整することもできます。
また、点滅モードもあって点滅スピードが変えられる上に、SOSモードやモールス信号モードまで! 小さい割には十分過ぎる機能ですね。
連続で18時間使えて、しかも防水仕様
連続で18時間使用できるそうで、数値上は1〜3泊程度のキャンプでも使用可能ということに。また、防水規格はIPX-7で、多少雨に晒されても使えるというのも頼もしいポイントです。
こりゃいい!ランタンにもなる
「フォトン フリーダムプラス」には拡散アタッチメントが付属していて、それをライトの先端に装着することでランタンとして使えるように。アタッチメントの重さは1gで、これまた持ち歩きに支障のない重さです。
アタッチメントに光が集約されることで、ほんの少しですが光が360℃に拡散されてランタンのような雰囲気に。これはぜひともテント内で実験してみたい!
直下を集中的に照らしたい場合は、直線的な光になるアタッチメントなしの方が良さそうです。
日常でキャンプで…実際に使ってみた
「ん? どこだ?」な車のカギ穴も即発見
暗い時間帯に車に乗ろうとするとき。スマートキーじゃない場合は鍵穴が見えなくなってしまい、ドアの開閉に苦労することってないですか? あの地味~にストレスな時間も、フォトンライトで照らすことで一気に解消されました。
鍵穴に限らず、うっかり足元に落としてしまったキーを暗がりで探すなんていうときにも助かります。
そんな意外とありがちなシーンに備えて、車のキーに付けておくと何かと便利。軽いので全然負担なく保管できますよ!
ULキャンプで使ってみた
ULスタイルでのキャンプでフォトンライトをメインで使用してみたところ、1人用テントであれば十分な明るさ。光量に問題はありませんでした。
テントの下を明るく照らしてくれて、シートの文字も読めるくらい。これなら調理などの作業も問題なくできそうです。
ハイキングでも使ってみた
試しに山道や夜道でも使えるのか実験してみたところ5mほど先まで照らすことができ、意外にも安心感すらありました。軽いハイキング程度なら、メインライトとしても使用できるでしょう。
ちょっと惜しい点
シチュエーションによっては、やはり少し光量が足りない
ランニングなど走ったり自転車での走行時に「フォトン フリーダムプラス」を使うとなると、少し光量が足りず心もとないかな……というのが正直なところ。
やはり軽量化目的でULハイキングで使う。またはメインのライトはしっかり用意しておいて、あくまでサブライトとして持っておくという使い方が理想的かもしれません。
電池は予備を用意しておこう
光量は調整できるのですが、「弱」にすると本当に暗いためほぼ使えないと判断しました。一番光量を小さくすると、テント内で使用してもギリギリ見えるくらいの明るさに。18時間という連続点灯時間も、「弱」前提の可能性があります。
光量を上げてしまうと電池がすぐに無くなってしまうのでは? という懸念もあるので、予備の電池は持っておいた方が良いでしょう。
小さいからこそ、常備したい!
キャンプやハイキングではいざというときに備えて耳栓や絆創膏やライターなどをパッキングして入れているのですが、そこに1つライトが欲しいと思っていたところ「フォトン フリーダムプラス」が最適! ファーストエイドキットに忍び込ませることにしました。
これでライト紛失時の保険にもなり、安心してキャンプができるように。みなさんもぜひ、お守り感覚で持っておきませんか?
LRI フォトンフリーダムプラス
サイズ | 53×24×7mm |
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重量 | 約8g |
連続照射時間 | 18時間 |
材質 | ガラス繊維強化ポリウレタン |
バッテリー | 電池(CR-2016×2) |