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【森暮らしのオヤジ飯】1分で作れるスピード重視レシピ「具沢山さけ雑炊」【写風人の駒ヶ根アウトドアライフ#41】

自宅の広大な森でアウトドアライフを満喫している写真家の写風人さんに、焚き火料理レシピをご紹介してもらいます。

第2回目となる今回は、ササッと作れて身体も温まる「具沢山さけ雑炊」。雪上での焚き火の仕方についても教えてもらいました。

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目次

※本記事に掲載されている写真は、筆者の自宅敷地内で撮影されたものです。周囲の森林などに飛び火しないよう細心の注意を払い撮影しています。

次のキャンプに、こんな料理を作るのはどう?

写風人

南信州に移住して約3年が過ぎました。森の暮らしで焚き火は日常茶飯事です。アウトドアと密接な日々の暮らしを綴ります。

写風人

1955年生まれ。GRIP SWANYオフィシャルカメラマン。FIRESIDE薪ストーブエッセイ著作家。2019年より南信州に移住し、薪ストーブを中心とした火のある生活を愉しんでいる。Instagramのアカウントは@syahoo_jin

冬らしくなった2月の南信州

雪中キャンプ

今年は暖冬と言われ、南信州も1月まではまったく雪のない日が続きました。2月の2週目に入った頃、やっと冬型の気圧配置になり冬らしい雪景色となりました。

この機を逃さぬよう降り始めた夕方にテントを張り始め、翌日からの雪中キャンプに備えることに。

雪中キャンプの朝食作りは、スピード重視

雪上で焚き火

筆者の自宅敷地内

まずは熱源となる焚き火を始めます。この日の積雪は30cmほど。森の中から倒木や折れ木を拾い集めます。

ケトルを焚き火に掛ける

火起こしが完了したら、湯沸かし。何をするにせよ、私にとって焚き火とケトルは付き物です。

ケトルを焚き火に掛けるときは、持ち手を直接火の当たらない方に向けると熱くなりづらいですよ。

お湯も沸き、そろそろ朝食準備。

お湯も沸き、そろそろ朝食準備。焚き火が赤々と熾きの状態で落ち着いた頃が、熱量も安定し鍋に煤が付きにくくなります。

さて今朝のメニューは、具沢山さけ雑炊です。雪中キャンプは、手間なしでササッと作れるスピード料理がおすすめ。

森暮らしのオヤジ飯vol.2「具沢山さけ雑炊」

今朝のメニューは具沢山さけ雑炊

材料

  • ・鮭フレーク
  • ・わかめ
  • ・卵
  • ・だし茶漬け
  • ・きざみのり
  • ・白ごま
  • ・ごはん

作り方

アナルコボウル(容量1200ml)

アナルコボウル(容量1200ml)にお湯を入れます。

だし茶漬けを入れます。

次に、だし茶漬けを入れます。

溶き卵を少しずつ流し入れ

溶き卵を少しずつ流し入れ……

わかめ、ごはんを投入

わかめ、ごはんを投入しよくほぐして沸騰させます。

あっという間に完成!

沸騰したら火から外し、ほぐし鮭、きざみのり、白ごまを振りかけて完成。

沸騰したら火から外し、ほぐし鮭、きざみのり、白ごまを振りかけて完成。温かくて食べ応えがあって旨い!

手間を掛けたくない場面での速攻1分料理

準備は簡単にしたい、朝食は早く食べたい、手間を掛けたくない場面での即行1分料理です。

雪が降ると、駐車場の雪かきをしたい、薪ストーブ用の薪運びもしたい、雪景色の写真も撮りたい……とやることが沢山あるので、食事はササッと済ませています。

使用した道具はこちら

    マウンテンリサーチ アナルコボウル

    サイズ直径:約18cm、深さ:約6cm
    素材Stainless Steel 100%

      マウンテンリサーチ  アナルコカップ

      サイズ口径約9.8cm/底部約7.5cm×深さ約5cm(実測のため誤差あり)
      材質ステンレス

      ユニフレーム キャンプケトル

      サイズ約Φ13×22(高さ)cm
      重量約600g
      材質本体・ハンドル・ツル:ステンレス鋼
      適正容量1.6ℓ

      【番外編】雪上での焚き火のポイント

      乾燥した折れ木や倒木が森の中に散乱

      今回焚き火台を使用せず、雪上で直火料理をしました。最後に筆者の考える「雪上での焚き火のポイント」をご紹介。

      我が家の敷地内には、乾燥した折れ木や倒木が森の中に散乱しています。雪が降った直後にはそれほど湿ることはないので、それらを拾い集めて焚き火に使います。

      両端に太めの枕木を2本平行に並べる

      雪上には未乾燥の丸太を敷き詰め、その上の両端に太めの枕木を2本平行に並べます

      枕木の距離はゴトクやロストルが置ける長さに合わせる
      枕木の距離はゴトクやロストルが置ける長さに合わせる

      その枕木のなかに乾燥した枝を置いて、よく燃えるスギの枯葉(通称:スギッパ)など焚き付けを用意しておきます。

      マッチ1本スギッパに着火

      わざわざフェザースティックなど作らなくても、マッチ1本でスギッパに着火するだけでよく燃えてくれます。

      残りの枝を伐り落とし薪を作る

      ある程度燃えてきたら、残りの枝を伐り落とし薪を作っていきます。(最初に薪を全部作る必要はないので、燃え始めのしばらくの時間を有効に使いましょう)

      乾燥した薪はベタ置きでも良く燃える

      焚き火は、井桁型やティピ型のように空気の通り道を作らなくても、薪がよく乾燥してさえいればベタ置きでもしっかり燃えてくれます。

      しかも勢いよく燃えないので薪の節約にも繋がります。焚き火の炎は小さく、少量の薪で長持ちさせることがコツです。

      次回のオヤジ飯もお楽しみに

      ケトルで湯沸かし

      いかがでしたでしょうか? 少しハードルを感じる雪中キャンプですが、上手に手を抜いて楽しめるといいですよね。

      アウトドアでの食事は格別。寒さを感じながらも芯からあったまる料理を味わってくださいね。

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