ゼインアーツファンの皆さん、今年もお待たせしました
2023年5月11日、遂にゼインアーツの新作情報が解禁! 実は、今回の情報解禁に先駆け、CAMP HACK編集部による独占取材が実現し、長野県松本市のゼインアーツ本社へ直撃取材を敢行してきました!
注目は、ブランド初となるテーブル&チェア!
今回の新作ギアでは、ゼインアーツ初のチェア&テーブルを含む全5アイテムが一挙リリース。
ゼインアーツの世界観が濃縮された、ファンならずとも注目必至の新作5アイテム、記事後半の開発者インタビューと共に、余すところなくお伝えしていきます!
ゼインアーツ新作ギア5選!
1.LADE CHAIR(レードチェア)
ゼインアーツ初のチェア、「レードチェア」。名前の由来は「ずっと座っていたくなる」=「立ち上がる回数が零度(0回)」ということ。
座面と背面の生地が一体型なので、体の接地面全体をしっかりサポート。名前の通り、ずっと座っていたくなる心地良さを実現しているんです。
さらに、背面フレームの上部が外側へ湾曲したフォルムに。深く座っても背中に当たらず痛くないんです。フレームデザインとしてもアクセントになっています。
そして、細部にこそ宿るのがゼインアーツ的美学。アームレストの天面がわずかにアールしており、手を置いた時の当たりが滑らか。
アルミ素材の表面にはマット加工が施され、サラリと心地よいテクスチャであると同時に光の反射を抑えて、穏やかな風格すら漂います。
背面生地の裏側には2本のデイジーチェーンを備え、カバンや小物などちょっとしたものを引っ掛けられます。
収納時はパタンと2つ折りに。座面生地前側に長めのハンドルが付いていて、フレームと一緒に持てば、運ぶときにパタパタ開きません。
こういう細やかな配慮が実にゼインアーツらしいですね。
2.TOAD TABLE(トードテーブル)
続いては「トードテーブル」。こちらは名前が「レードチェア」と真逆で、「何度も使いたい」=「10度(回)も使いたい」テーブルという意味に由来します。
ウィットに富んだネーミングとは裏腹に、なんだかごくシンプルなテーブルのようですが……。
実は、SOTO「レギュレーターストーブ ST-310・340」をビルトインできる「バーナーデッキ Type1」、天板下スペースを有効活用できる「シェルフ」、テーブル両サイドに追加できる「ハンガー」の3オプションが同時にリリース。
これらのオプションでスペース効率が高まり、調理から食事まで完結できる、コックピット然としたテーブルに変化するんです。
くどいようですが、ディティールこそゼインアーツの真骨頂。
「デッキ」天面の小さな穴によって、「レギュレーターストーブ」火力調整つまみを上からスムーズに確認できます。
ビルトインの仕組みも至ってシンプル。天板を外すと下に台があるのでここに置くだけ。
6枚のテーブル天板と共に、こちらも自由に動かせるので好きな位置にセットできます。
収納時は、脚を折りたためてしっかりロックできる機構に。
付属の収納バッグにもこだわりが。内側には4つのスリーブがあり、左側3つに6枚の天板を2枚ずつ入れられます。右側には「デッキ Type1」などオプションも入れられます。
バッグ側面にはクッション材も入っていて、「トードテーブル」をしっかりと保護。
3.ZIG HOUSE(ジグハウス)
続いては新しいLEDランタン……?! と思いきや、こちら実は昨年発売されて以来大人気の、「ジグ」が3つ組み込まれているんです。
「ジグハウス」は、1本200ルーメンの「ジグ」3本を集約させ、600ルーメンの大型ランタンとして使えるパーツキット。
セット内容は、シェード、3又に分岐したシャフトとスタンド、シャフト固定ネジ、「ジグ」の固定ネジ。
「ジグ」単体でも既にカッコいいんですが、3本まとまるとスタイリッシュさに重厚さが加わって……また違う趣きが産まれますね。
そして「ジグ」といえば、裏側にU1/4インチネジを備え、カメラ三脚に取り付けられるなど拡張性の高さも魅力なんですが……。
「ジグハウス」も同様にカメラ三脚への取り付けが可能です。
そしてさらに! なんと「ゴールゼロ」のほか、38exploreの「38灯(ミヤビ)」にも対応しているから驚きです。「ジグ」と夢の三者競演もアリですね。
ただし、ゴールゼロの場合はINAVANCEの「ゼロキャップ」など三脚ネジ付きキャップが別途必要です。
4.COZ TABLE(コズテーブル)
お次は、「ゼクー」や「ギギ」などのセンターポールを活用する「コズハンガー」・「コズホルダー」に続く「コズ」シリーズ第3弾! その名も「コズテーブル」です。
ポールの太さ別に、直径30mm用と32mm用の2タイプがラインナップ。
ホルダー部分でポールを挟んで閉じたら、付属のシリコーンバンドを巻き付けるだけの簡単装着なのに、しっかりと固定できる構造が秀逸。
しかも、このコンパクトさで耐荷重は1.5kg。ごく軽いものから小ぶりのポットまで、意外と幅広いアイテムを乗せられます。
センターポール上部の「コズハンガー」に「ジグハウス」を吊るし、その下には「コズテーブル」、さらにその下に「トードテーブル」を配置してみたのがこちら。
縦の空間に全てが集約され、もはや「レードチェア」に座ったままで盤石の体勢です。
5.MOBI BOX(モビボックス) ブラック
そして新作ギア最後のアイテムは「モビボックス」のブラックカラー。
既に発売されているコヨーテカラーが人気ですが、兼ねてよりリクエストの多かったブラックが遂にリリースされました!
よくあるポップアップ式のゴミ箱に比べて、小ぶりなサイズ感が使いやすく、4本の金属フレームで立ち上げるソリッドなデザインも魅力のアイテム。
収納は、本体を上下に潰してベルクロで固定する設計に。ポールも中にスッキリ収まります。
内側は防水性の高いPVC素材なので、生ゴミの水分などが染み込まず、汚れも落としやすくなっています。
さらに、合計6つのクリップでゴミ袋を内側に挟んでセット可能。外側にはみ出させることなく、生活感もしっかりシャットアウトするスマートなゴミ箱です。