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ワークマンのウィンドコアヒーターインナーベスト

ワークマンの「ヒーターインナーベスト」は、春までヘビロテ決定です!

オシャレは我慢なんて言葉もありますが、年々寒さが体にこたえるし寒いものは寒い。でも今から分厚いダウンを買うのは懐が痛いし、そもそも暖冬だし……そんな折に、重ね着できる便利な電熱ベストを発見!

実際に着てみて、暖かさや動きやすさをレビューしてみました。これから冬キャンプへ行く方はもちろん、元気に遊ぶ薄着の子供の傍らで着ぶくれしたダルマのようになっているママやパパ! これはおすすめですよ。

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目次

アイキャッチ・記事中画像撮影:筆者

暖冬傾向の今冬…手持ちのアウターで春まで乗り切りたい

冬の寒さの中ダウンを着てたたずむ人
出典:PIXTA

今年は暖冬と言われるだけに暖かい日が続くな……と思っていたら、寒波到来で極寒! こんな不安定な気温が続く中、今冬コートを買い足すタイミングを逃した筆者。

こうなったらアウターは新調ぜず、何とか春まで寒さをしのぎたい! 「ちょうど良いアイテムないかしら?」とお世話になりまくりのワークマンのドアを叩きアレコレ物色していたところ、気になるものを発見。

とは言え寒い!てなわけで、ワークマンの「ヒーターインナーベスト」を投入してみた

ワークマンのウィンドコアインナーベストを羽織る

見つけたのは、ウィンドコアシリーズとして発売されている「【着る炬燵】ヒーターインナーベスト」。ここ数年ワークマンから発売されている電熱ベストシリーズの2023年モデルのうちのひとつのようですが、インナーというだけあってかなり薄手

本当に炬燵を謳えるほどに暖かいのか? これは着てみないと分からない! と言うことで、手持ちのアウターと合わせたらどれほど快適になるのか、実際に着用して試してみました。

ワークマン ウィンドコアヒーターインナーベスト

素材表地:ナイロン100%
中わた:ポリエステル100%
裏地:ポリエステル100%
裏地アルミ:ポリエステル100%

ワークマン ウィンドコアハーフバッテリー8Vセット

充電時間約3時間
電圧・連続稼働時間8V:約7時間
6V:約9時間
重量約130g
サイズ幅74×奥行54×高さ25mm

ワークマン「ヒーターインナーベスト」は、こんなアイテム

右のポケットに“炬燵”のスイッチ!

ベンチに置かれたワークマンヒーターインナーベスト

ヒーターベストの電源を入れるには、右のポケットから延びている端子に専用充電バッテリーを繋いでポチッとするだけ。面倒な操作ナシで、ポカポカに暖まることができるんです。

温度は3段階、出力は2段階で切り替えられる

ヒーターインナーベストの温度調整ボタン

温度調整はベスト胸元の内側にある三角ボタンを押すと、3段階で切り替え可能。3段階の温度はランプの色でお知らせしてくれますよ。

また、出力も6V/8Vの2段階で設定できるので、外気温に合わせて暖かさや強さを調整できて便利です。

生地の薄さをものともしない保温力の秘密は、背面素材にあり!

ブラックアルミ素材

いきなり「スゴイ!」と感じたのが、電源を入れずに着た状態でも背中にほんのり暖かさを覚えたこと。その秘密は、背面に施されたブラックアルミにあるのだそう。

一般的なシルバーアルミよりも保温効果が高い素材で、体の熱を効率よく保温。そこに電源を送り込むことで、ベストの内側により暖かい空気をため込んでくれるというわけなんです。

内側にはポケットが充実!

ワークマンヒーターインナーベストの内側生地

内側には胸ポケットがあり、使わないときのバッテリーを収めておくのにちょうど良いサイズ感。胴回りに施された内ポケットも、便利に使えそうです!

カラーは、色合わせしやすい3色展開

店頭に陳列されたワークマンヒーターインナーベスト

カラーはブラックと限定生産のダークグリーンとベージュの3色展開で、S・M・L・LL・3Lとサイズも豊富! インナーベストは大きめだとせっかくの保温効果が落ちてしまうのでなるべくピッタリ着たいところですが、これだけサイズ展開が多いとジャストサイズを選びやすいですね。

実際どれだけ暖かいの?着用してみた

スイッチオン…もう“秒”で暖かい!

コートの下に着るワークマンヒーターインナーベスト

稼働時に電熱部分に手を添えてみたのですが、そこで驚いたのが暖まる速度! 電源を入れたらものの数秒で暖かさが感じられました。ホッカイロのようにゆっくり暖まるのをイメージしていたのですが、この速さはまさに炬燵並み!

上からアウターを着て、マフラーなどで首元の冷気の侵入も塞げばもうホカホカ。陽射しの中にいて、じんわり汗ばむ感じすらありました。

冬のキャンプ場で着るワークマンヒーターインナーベスト

ちなみに身長158cmの筆者が着用したのは、Mサイズ。着丈が長めで腰回りもすっぽり隠してくれるので、上半身が広範囲に暖かいんです。この日の日中の気温は12℃でしたが、ヒーターの温度設定は「弱」でも十分暖かく過ごせましたよ。

実にわかってらっしゃる!背中と腰が集中的に暖かい

ワークマンヒーターインナーベスト背面

筆者は自他ともに認めるスーパー冷え性なのですが、冬の何が辛いって背中のコリと腰の痛み! このヒーターベストはまるでそれを理解してくれているかのように背面に電熱線が内臓されているので、背中~腰を集中的に温めてくれるんです。

試しに冷え冷えの車内で着用してみたところ、シートヒーター付きの運転席に座っているのかと錯覚するような暖かさ! 最高温度では熱すぎるくらいで、低出力と低温設定で十分暖かく快適に運転できました。これは車内に一枚常備しておきたいほどの満足感です。

暖かさに加えて“使い勝手の良さ”もハンパない!

冬はインナーベストに、春先はアウターにと長く使える

ワークマンインナーベストで重ね着

底冷えするような寒い日は、しっかり重ね着をしてアウターで防寒。薄いのでたくさん重ね着してもゴワゴワせず、木枯らし吹く中でもヒーターの暖かさが冷たい風から守ってくれます。

アウターとして着るワークマンヒーターインナーベスト

そして春先になれば、サラッと羽織ってもいい感じ! 一日の気温差がまだまだ激しい春、肌寒く感じたときは電源をオン。薄着に見えて実はポカポカ……という寒さを我慢しなくて済む春の着こなしが可能になります。

実は2WAYという、細かいディテールも見逃せない

ヒーターインナーベストの襟元

襟を内側にぴっちり折り込める形に縫製されているので、スタンドカラーとノーカラーの2WAYで着こなせるんです。襟を収納すればジャケットなどのインナーとしても着用できるのは、さりげないけど着こなしの幅が広がる嬉しいポイントですね。

アウトドアだけじゃない!普段の生活でもフル活用

ヒーターインナーベストを着て自転車に乗る

快晴のこの日は、コート前開きのまま自転車を漕いでも全然無傷! 気温が低い日や夜間はファスナーをしっかり閉めてマフラーで首からの冷気を防げば、風を切っても上半身はポカポカでした。

自転車での買い物や子供の送迎など、冬場はとくに億劫な日常生活でもなくてはならないアイテムになる予感です!

ところで、バッテリーはどんな感じ?

重さは?

ワークマンのヒーターインナーベストに接続されたバッテリー

バッテリーはポケットに入れて持ち歩くので、重さが気になるところですよね。手のひらに収まるサイズ感のリチウムイオンバッテリーは、重さ130g。カバー付きの筆者のスマホを軽量したところ210gだったので、それと比較すると軽さをいイメージしていただけるでしょうか。

ハンガーに吊るされたヒーターインナーベスト

バッテリー自体は軽いのですが、生地の薄さゆえバッテリーを入れると右ポケット側にズルッと引きずられてしまう感じがあります。動いていればさほど気にならないのですが、慣れるまではちょっと肩が凝る感も否めず……。

ですが、厚着した上から羽織ったり、左ポケットにちょっと物を収納してバランスをとれば解消できます!

充電時間は?

ウィンドコアヒーターインナーベスト のバッテリーを充電

フル充電には、ホームページに記載があるとおり3時間ほどかかりました。バッテリー持続時間は出力6Vかつ低温で約23時間、8Vかつ高温で4.3時間の連続使用が可能なので、デイキャンプはもちろん使い方を工夫すれば1泊の冬キャンプでも使えそうです。

ちょっとお高いけど、夏用のファンベストにも使えるのは朗報!

ワークマン店頭のウィンドコアハーフバッテリー

ベストが3,990円なのに対しバッテリーは4,900円ということで、トータルコストを考えると購入を躊躇してしまう方もいるかもしれません。しかしながらこちらのバッテリー、ウィンドコアシリーズのファンウェアにも対応しており夏場の扇風機内蔵型のベストにも使えるんです!

バッテリーは故障したときの補償内容にも反映されるので、専属品を使うようにしましょう。。

注意点も確認しておこう

撥水加工されてはいるものの…

ヒーターインナーベストに落ちる水滴

アウトドアはもちろん日常的に使うとなれば、水濡れや汚れは避けて通れませんよね。そこで気になるのが撥水効果ということで水滴を散らしてみたところ……コロコロと弾きはするものの、すぐに拭き取らないと生地に水分が浸透してしまいました。

撥水と防水では大きく効果が異なるので、濡れた場合はなるべく早く拭き取ってお手入れした方が良さそうです。

洗濯機での洗濯やクリーニングは不可

ヒーターインナーベストは洗濯機NG

洗濯機で洗ってしまうと断線し通電できなくなるおそれがあるので、手で優しく押し洗いするのが良さそうです。繊維ヒーターが入っているので、もみ洗いをしたり硬く絞ったりしないよう気をつけてくださいね。 

ワークマンヒーターインナーベストバッテリー端子キャップ

その際、ケーブル内部を極力濡らさないよう端子の保護キャップを付けることも忘れずに! 

低温ヤケドに注意

気をつけたいのが、高温設定のまま長時間使用することで起こりうる低温ヤケドの可能性。特に就寝時には電源を入れて使用しないようにしましょう。冬キャンプで「シュラフの中で使えばいいのでは?」とひらめきのまま使ってしまいそうですが、ここは注意しておきたいポイントです。

取り扱いは店舗のみ。ワークマンへ急ごう!

ワークマンヒーターインナーベスト

冬のアウトドアや外作業にとどまらず、肌寒い春先のお花見や卒業式の寒い体育館など、使えるシチュエーションが次々に思い浮かんだヒーターインナーベスト。薄手の生地でヒーター内臓という最高の使い勝手は、まさに「着る炬燵」でした。

ちなみにこちらは、店舗のみ取り扱いの商品。気になる方はネットで詳細をチェックしつつ、店頭で探してみてくださいね。

ワークマン「ウィンドコアヒーターインナーベスト」について、詳しくはこちら

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