ワンティグリスってどんなブランド?
今回ご紹介するワンティグリスは、2014年に創業された中国発のアウトドアブランドです。Amazonから販売を開始し、2020年に「ナチュラム」の大手通販サイトで取り扱いを始めたことをきっかけに、国内でもどんどん知名度が広がっていきました。
「良い装備から始めよう」というコンセプトで、テントをメインに焚き火台などのキャンプギアなどを販売しています。ということで早速、ワンティグリスのなかでも選りすぐりのT/C素材製テント3型を厳選し、ご紹介していきます。
ワンティグリスT/Cテント3型を比較!
ワンティグリス SOLO HOMESTEAD ポリコットンTC
サイズ | 収納サイズ:約 59cm x 23cm x 23cm セットアップサイズ:約 400cm x 240cm x 160cm 耐火布製空気穴直径:約 9cm |
---|---|
重量 | 約 8.5kg |
耐水圧 | 350mm~400mm |
付属品 | 3mロープ * 10 23cmスチールペグ * 14 160cmテントポール * 2 125cmテントポール * 2 147cm 11mmフレームワークポール * 4 煙突専用ガード(約 23cm*20cm)* 1 TCグランドシート * 1 収納袋 * 1 |
ワンティグリス Northgaze TC ワンポールテント
ワンティグリス CONIFER
ワンティグリスのテントは、ソロキャンプやデュオキャンプにおすすめのコスパ抜群テントで、オリジナルデザインや素材、装備にもこだわりを感じさせるものばかりです。
そんななか、今回ピックアップしたテント3型は「ソロホームステッドT/C」、「ノースゲイズ」、「コニファー」。それぞれのテントの特徴を徹底比較してご紹介していきます。
2人でも快適な「ソロホームステッドT/C」
まず初めにご紹介するのは、「ソロホームステッドT/C」。ソロホームステッドという名前からは想像できない過ごしやすさが特徴的なテントです。
従来からのサンドカラーの他に、新色のオリーブディープグリーンが追加されました。今回は、そちらの新色を詳しくレビューしています。
重量と収納サイズ
まずは基本スペックからご紹介します。重量は8.5㎏、収納袋のサイズは幅が59㎝、奥行きと高さは29㎝です。
ソロテントにしてはかなり大きめに感じますが、車移動であれば気にならない大きさです。
内容物
独特な構造をしているため一見パーツも多く複雑に感じますが、グランドシートや跳ね上げ用のポールなどが付属しているのはうれしいポイントですね。
ぺグはスチール製のネイルペグが付属し、ガイロープは使いやすい自在金具付きのものが付属しています。どちらもしっかりとした作りなので、別途買い足す必要はなそうです。
設営方法
詳しい設営方法は、記事の元ネタであるYoutubeチャンネルの動画を参照ください。
サイズ感・使用感
テント本体のサイズですが、幅が400cm、奥行きが240cm、高さが160cmとなっています。
実際にテント内にコットを置いてみましょう。幅、奥行き、共に240cmなので、コットを縦に置いても横に置いても十分なスペースがあります。
この広さがあればコット2個置きも可能だと思ったので、実際に置いてみました。2台のコットを置いても、まだ中央に余裕があります。
そこでさらに、幅90cm、奥行きは60cmのテーブルを置いてみました。さすがに余裕はなくなってきてしまいましたが、テーブルの大きさを工夫すれば、コットに座ってテント内で篭るということもできそうですね。
テント内に篭るとなると気になるのが通気性ですが、側面に設けられた2つの大きなを開けることで通気性を確保できます。
さらに前後のパネルには大きなメッシュも装備されていますので、T/Cならではの濃い影も相まって、とても涼しく過ごすことができます。
テント内にはインナースカートが装備されているため冷気の侵入を抑えてくれるほか、メインポールの奥にはコンテナなどの荷物を置けるスペースを確保。ここを荷物置きとして活用することで、テント内の空間を有効活用することができます。
使用イメージ
「ソロホームステッド」という製品名ながら、実際には二人で快適にキャンプをするのにピッタリなサイズです。
前面のキャノピーを跳ね上げた場合、高さはおよそ125cmでハイスタイルのチェアでは少し圧迫感を感じてしまいます。
さらにに細かい仕様として、跳ね上げたキャノピーの両端にベルトやループが縫い付けられていますので、LEDランタンやシェラカップなどを引っかけてハンギングチェーンのような使い方ができるギミックも装備されています。これ、さりげない装備ですがとても便利です。
ロースタイルよりも低い、地べたスタイルはどうでしょうか? 本作にはテント内の地面を覆うことができるグランドシートが付属しています。
四隅のバックルで固定してグッと引っ張ってあげれば、簡単にお座敷スタイルが可能です。通気性や室内の空間も相まって、かなり快適に過ごすことができます。
ただしテント内にランタンを引っかけて置く場所がないので、今回はムラコのハンギングラインを使用して、ランタンフックとして活用してみました。
この他にも、ポールにつけるタイプのランタンフックなどがあると、とても便利に使用できますよ。
以上、「ソロホームステッドT/C」の紹介でした。
ワンティグリス SOLO HOMESTEAD ポリコットンTC
サイズ | 収納サイズ:約 59cm x 23cm x 23cm セットアップサイズ:約 400cm x 240cm x 160cm 耐火布製空気穴直径:約 9cm |
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重量 | 約 8.5kg |
耐水圧 | 350mm~400mm |
付属品 | 3mロープ * 10 23cmスチールペグ * 14 160cmテントポール * 2 125cmテントポール * 2 147cm 11mmフレームワークポール * 4 煙突専用ガード(約 23cm*20cm)* 1 TCグランドシート * 1 収納袋 * 1 |
王道ワンポール「ノースゲイズ」
次にご紹介するのは「Northgaze(ノースゲイズ)」です。一番の特徴は前に大きく張り出されたキャノピー(幕)です。
最近のワンポールテントって、前にキャノピー(幕)を大きく張り出せるタイプが多いのですが、ノースゲイズの特徴は、サイドウォールがあるおかけで横からの日差しや視線など、プライバシーを保ってくれるという点です。
もうひとつのうれしい特徴は、サイドについているベルトのおかげで、シェラカップやLEDランタンをかけることができることです。
サイトをおしゃれに演出することができますし、夜はLEDランタンのおかげで明るく過ごすこともできるので、デザイン性と機能性が両立され、すごくうれしい工夫が施されたテントですね。
重量と収納サイズ
収納サイズは、長さ約58cm、直径は約20cmです。重量は約7.2㎏です。重量はあるのですが、T/C素材のティピーテントとしては標準的な重さだと思います。
内容物
内容物は、メインポール(205cmアルミ製)、フライシート、ペグ18本、張り綱の4つです。付属の張り綱ですが、かなり丈夫そうな印象でした。
実寸なのですが、4mmと太さも十分にありました。こちらの自在金具も強いテンションを掛けやすい三角自在になっているのは、うれしいポイントですね。
ワンティグリスの「コニファー」や「ソロホームステッド」も三角自在でしたので、ワンティグリスのT/Cテントは基本三角自在が付属しているようです。
キャノピーをこのように立ち上げて使用する場合は、ペグが4本足りなくなるので、別途用意する必要があります。
設営方法
詳しい設営方法は、記事の元ネタであるYoutubeチャンネルの動画を参照ください。
サイズ感、使用感
直径は約360cm、高さは約205cmです。身長175cmの人がテントの横に立つと、このようなサイス感になります。
なかの広さはコット、チェア、約90cm×45cmのテーブルがギリギリ置けるスペースでした。室内で過ごすには一人で広々、二人ではジャストかやや狭いくらいのサイズ感です。
テーブルの大きさにもよりますが、スタイルはロースタイルが快適だと思いました。
出入り口は2か所開けておくことができます。後ろ側に出入口は残念ながらありません。ワンポールテント特有のセンターポールがあるので、テーブルの位置はやや工夫が必要です。
二股ポールにこだわりたい方は、A型フレームバージョンがワンティグリスとハイランダーのコラボとして発売されています。ぜひ、そちらもチェックしてみてくださいね。
ONETIGRIS×Hilander A型フレーム Northgaze ポリコットン アーミーグリーン
サイズ | 約W360×H205×D360cm(本体)、直径約22mm(メインポール) 収納サイズ:約W58×H23×D23cm |
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重量 | 約7.4kg |
素材 | ポリエステル65%、コットン35%(本体生地、収納袋)、アルミニウム(メインポール) |
付属品 | メインポール、ペグ(18本)、ガイロープ(8本)、収納袋(※キャノピーポールは付属しておりません) |
さて、キャノピーを立ち上げた際のサイズ感は、おおよその実寸で横幅約240cm、奥行き約160cmです。天気が良ければ、タープいらずで過ごすことができます。
広い寛ぎ空間を確保でき、二人までなら快適に過ごすことができそうなサイズ感ですね。チェアの種類はハイスタイルからロースタイルまで高さを気にせず配置できます。
高さは、立ち上げるポールの高さにもよりますが、180cmのポールの場合このようなサイズ感になります。
煙突穴も標準で装備されています。
スカートもついているので下からの冷気も防げますが、入り口部分にはスカートがついていないので注意しましょう。
インナーテント(別売)の床面積は横幅で約360cm、奥の横幅が実寸で約270cm、奥行きは約180cmです。
マットを敷くとこのような感じになります。3枚並べることも可能ではありますが、かなり窮屈になります。快適に寝れる人数は二人までだと思います。
インナーテント内にもLEDランタンや小物がかけられるベルトが柱部分についています。その下にメッシュポケットもついていました。
裾部ですが、バスタブ型で立ち上がるようになっているので、砂などがテント内に入り込むのを防ぐことができます。
使用イメージ
基本的には、キャノピーを立ち上げて一人、二人で過ごすのがベストだと感じました。タープいらずの大きな幕の下で広々と過ごすことができるテントです。
T/C素材のおかけで、遮光性も高く、幕内の温度が安定するのも特徴です。
純正のインナーを使用するのもいいのですが、一人の場合はこのようにソロテントで、カンガルースタイルで過ごした方が設営撤収が楽だなと感じました。
二人以上の場合は、インナーテント+マットレスで過ごした方が、圧迫感を感じず、広々と過ごせそうです。
インナーテント付属のこの玄関マットは、靴の脱ぎ履きの際に非常に便利でした。
キャノピーのサイドフラップのおかげで、日陰の範囲やプライベートファンが向上しますし、小物がかけられるベルトが非常に便利でおすすめです。
キャンプギアって何でも吊るせばオシャレに見えませんか? 機能性とデザイン性が両立されていて素晴らしいと思います。
ワンティグリス Northgaze TC ワンポールテント
進化系ティピテント「コニファー」
最後にご紹介するテントは「コニファー」。「ノースゲイズ」を超えるめちゃくちゃ広い前室が特徴です。
というのも、写真のように幕半分を前に張り出すことによってタープのように使用でき、大きな前室リビングを作ることができるのです。。
重量と収納サイズ
収納サイズは、長さ約60cm、直径約20cmです。重量は約6.8㎏。T/C素材なのでソロテントとしては、重量感のあるテントです。扱いやすいサイズ感ですが、移動手段は車がおすすめです。
内容物
内容物はテント本体、二又ポール、サイドポール、ペグ、張り綱、煙突パッドの6種類です。
付属の張り綱ですが、かなり丈夫そうな印象です。実寸で5mmと太さも十分にあります
ポールはワンポールではなく、居住空間が広がる二又ポールが付属しています。ティピー型テントはワンポールのものが多く、二又ポールはオプションで販売されていることが多いですが、これが初めから標準装備なのはとてもうれしいですよね。
アルミ素材なので、スチールに比べて錆に強い点も良いですね。先端が尖っているので、設営時にズレることなくしっかり地面をとらえてくれます。
▼詳しい設営方法は、記事の元ネタであるYoutubeチャンネルの動画を参照ください。
サイズ感と使用感
サイズ感と使用感ですが、幅260cm、高さ180cm、奥行きは260cmです。
後方の三角窓はメッシュにすることができて、通気性と解放感を上げることができます。この部分がポールで立ち上がっているおかげで、天井の角度が緩やかになって内部の有効面積を広げてくれます。
居住スペースは、チェアひとつと、約90cm×45cmのテーブルが置けるくらいのスペースです。一人で過ごすには、ちょうどいいサイズ感だと思います。
入り口は比較的高さがあるので、荷物の運びこみも楽に行えます。出入口が二つあるので、両方開けて解放感を上げることも可能です。
幕を立ち上げないスタイルの場合は、ロースタイルで過ごすのが快適だと思いました。
幕を立ち上げた際のサイズ感はおおよその実寸ですが、テント奥の横幅が約240cm、奥行きが370cmでした。
かなり大きな前室を作ることができます。。このスタイルならタープいらずで過ごすことができますね。
別売のインナーテントをつけると、このようなサイズ感になります。実寸で横幅が約210cm、奥行きが約220cmになります。二人ぐらいまでなら快適に過ごすごとが出来そうですね。
立ち上げないスタイルでインナーテントをつけるとこのようなサイズ感です。実寸ですが、インナーテントからテントの端の奥行きは約160cmです。
チェア、テーブルを置いてみましたが、正直このスタイルで過ごすのはちょっと窮屈なので、万が一の雨でも幕は立ち上げた方がいいと思いました。
立ち上げないスタイルの場合は、インナーテントに直接座って前室にテーブルを置くスタイルがベストだと思います。
インナーテントの床面積は、横200cm、奥行き85cm。メッシュ素材なので、虫対策で締め切っても通気性を損ないません。
マットを引くとこんな感じ。2枚並べるのは厳しいので、完全に一人用のサイズ感です。
インナーテント内には、LEDランタンがかけられるループが一つ付いています。小物を入れられるメッシュポケットは残念ながらついていませんでした。
裾部ですが、バスタブ型に立ち上がるようになっています。砂などがテントに入り込むのを防ぐことができますし、壁の角度も緩やかにしてくれます。
立ち上げた幕のサイドの部分は、巻き上げることも可能です。より開放的に過ごしたい方や、景色を楽しみたい方には、うれしい工夫ですね。スカートもついているので、下からの冷気もバッチリ防ぐことができます。
使用イメージ
基本的には幕を立ち上げてソロで過ごすのがベストだと感じました。タープいらずの大きな幕のしたので広々過ごすことができるテントです。
一般的なティピーテントとの違いは、幕を立ち上げた際に、横にも壁があるという点です。この壁のお陰で西日や朝日が差しこむ時間帯も日陰で過ごすことができます。
幕を立ち上げた際に再度に隙間ができるので、前室がテーブルやチェアで溢れても楽々寝室にアクセスできるのもうれしいですよね。
立ち上げた前室ですが、ポール1本ではなく、こちらも二又にするとより広く過ごすことができます。
今回はフィールドアの二又化ジョイントを使用して立ち上げています。中央に配置されたポールが排除されたので、よりギアの配置が自由になりました。
薪ストーブを使用する際は、安全のため幕を立ち上げずに使用しましょう。コニファーはとにかく絶妙なカーキ色と、男心をくすぐる機能美とデザインが両立されたテントで本当にカッコいいと感じました。
ワンティグリスのテントが気になった方は、ぜひ購入検討してみてくださいね。
ワンティグリス CONIFER
フィールドア 二又化パーツ
サイズ | 本体サイズ : (約)5.5m×2.5cm×9.5cm 先端ピン使用時 : (約)5.5m×2.5cm×14.5cm |
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重量 | (約)85g |
材質 | アルミ、ナイロン |
付属品 | ・先端ピン×1 ・固定ベルト×2 ・収納バッグ×1 |
ワンティグリスのテントをキャンプシーズンに向けてゲットしてみては?
ワンティグリスのT/Cテント3型をそれぞれ徹底比較してご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか? これからのキャンプシーズンに間に合うようにチョイスして、ソロ、デュオキャンプへ出かけませんか?