今回アイテムを紹介してくれるのは、ポジラボさん
年間133万人が読むキャンプブログ「Possibly.Labo」や、YouTubeチャンネル「Keitan’s Camp」を通して、キャンプギアのことや北海道キャンプの魅力を発信しているPossibility.Labo&Keitan’s Camp(通称:ポジラボ)さん。
キャンプでは訪れた土地のスイーツを必ず用意するのがマイルール。コーヒーと一緒に味わったり、焚き火や朝陽、星空の絶景を眺めたり、ご夫婦で憩いのひとときを楽しんでいます。
そんなおふたりがキャンプ道具を買うときに重視していることは、「色合い」と「素材」を統一すること。
キャンプサイトに統一感が出るように、色合い、素材を合わせるようにしています。無骨なギアに惹かれて買うことが多く、木製や鉄製、革製品が多いです。もちろん、永く使えるかどうかも購入時に意識しているポイント。
キャンプを始めたころは収納性を重視していましたが、最近は徐々にこだわらなくなってきました
今回は、マイナス10℃を下回る真冬キャンプで活躍する防寒アイテムを中心に、ポジラボさんの愛用品を教えていただきました。
暖を得る秘策はもちろん、目新しいギアがお好きな方にも刺さるラインナップですよ……!
1.厳冬の幕営を楽しむドーム型テント
ヘルスポート「バランゲルドーム8-10」
現在9つのテントを所有しているポジラボさん。
薪ストーブの煙突をテントのてっぺんから出す設営スタイルに長年憧れていたといい、そのために導入したのがノルウェー生まれのドーム型テント。
気に入っているポイントはたくさんあります。軽くて、広くて、デッドスペースが少ないこと。内側にスカートがあること。2人だと比較的簡単に設営ができること。乾きやすいこと。緑の幕と赤いポールの組み合わせも惹かれました
素材は難燃性ポリエステル。天井から煙突を突き出せる構造で、テント内で薪ストーブが使えるようになっています。
さらに前後下部にもベンチレーションがあるため、換気を助け、暖かい空気を循環させる効果も。
ドーム型ならペグダウンしなくても自立するので、設営してから場所を移動させることが簡単な点も良かったところです
薪ストーブが使えるテントというとワンポールやベルテントが多いですが、ドーム型は居住スペースが広いだけでなく、こういったメリットもあるのだそう。
重量は、8-10人用サイズで約10kg。コットンテントより断然軽いところも魅力的。天高は200cm、横幅は7人が横になれるほどのワイドさも、おこもりが想定されるシーンでは妥協できない部分。
たくさんのギアを入れても広く使えます。おこもりキャンプも快適なので、夏は雨予報の日に使っていますね
ヘルスポート バランゲルドーム 8-10人用
サイズ | 63 x 37 x 19 cm |
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重量 | 9.52 kg |
素材 | 9.52 kg |
2.薪ストーブの火の粉対策にこれ一択
Gストーブ「クッキングスペース」
マイナス10℃を下回ると屋外で長時間の焚き火が辛くなるので、薪ストーブでのキャンプは冬キャンプを楽しませてくれるアイテムです。
火の粉でテントに穴が開く心配も、クッキングスペースを使えば軽減されます!
この冬で薪ストキャンプ4年目になるポジラボさん。バランゲルドームを投入する前に使っていたTC素材のテントは火の粉で穴が開いてしまい、対策を調べて行き着いたのがGストーブのクッキングスペースだったそう。
Gストーブ専用として販売されているため、他のストーブに取り付ける際は自己責任になりますが、ポジラボさんはテンマクデザインのウッドストーブサイドヴューMと合わせて使用中。Gストーブの煙突と径が同じでしっかりとはまるそう。
火の粉はクッキングスペース内で真っ直ぐ上に進まず、ぶつかります。だから煙突の先から火の粉が出にくくなるんです。実際、薪ストーブをひと晩使用してもテントは無傷でした
クッキングスペースという名前の通り、調理にも貢献。
鍋が置けるので調理スペースが拡張できますし、金属製の湯たんぽを載せて再加熱するときも便利。火の粉を気にせず薪をくべられるので、温かさも増しますよ
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3.コンパクトな焚き火台で、”大きな焚き火”を
1/f SPACE「KAGARI」「MIYABI」
薪が落ちにくい構造で大きな焚き火が楽しめるのに、パーツにばらすと非常にコンパクトになります。宮大工のような溝を使った組み立て方にはロマンを感じました
1/f SPACE(ワンエフスペース)は、自然がもたらす癒しの「1/f」と、空間、ゆとり、余暇の意味を込めた「SPACE」から生まれた北海道発のガレージブランド。
ポジラボさんはこの焚き火台以外にもランタンシェード、スノーピークのフラットバーナー用の五徳やIGT規格のテーブルに使えるテーブルボードも揃えるほど溺愛中。
KAGARIが土台となる焚き火台。そのオプションパーツがMIYABIで、装着すると焚き火台の容量が増し、大きな薪も焚べることができます。
ワンエフ柄と呼ばれる格子状の模様の間から見える炎がとてもキレイです。燃焼効率がいいので、燃え残りがありません
同モデルには無骨な黒皮鉄製(KURO)とタフなステンレス(SUS)の2タイプあり、ポジラボさんは経年劣化を楽しめるようにと、KUROを愛用。
薪ストーブを使用しない日や、風が強くて焚き火を諦める日以外はだいたい使っています。
もう一つのオプションの「Gotoku」を載せればフライパン調理も可能。
3台ならべて大きな三角形にするなど、三角形ならではの楽しみ方ができるのも魅力です
持ち運びしやすい丈夫な素材の収納ケース付きで、「パーツごとに入れられるポケットがとても使いやすい」とポジラボさん。美しい焚き火台で、ゆらめく炎を見る心地よさは、何にも代え難い至福のひととき。
製品の詳細はこちら
4.外は極寒でも、寝床は極暖
ナンガ「オーロラ450DX、600DX、1100STD」
最初に山渓50周年記念モデルのオーロラ450DXを購入し、より温かいものを求めて600DX、秀岳荘コラボモデルの1100STDを追加しました。450DXはカモ柄に惹かれたのもありますが、高価でも良いものを永く使おうと思い、ナンガを選びました
北海道では7〜8月でも地域によって朝晩の気温が10℃を下回る日もあるそうで、夏でも450DX、600DXが出番。1100STDはマイナス20℃まで対応するため、冬は旦那さまが使用し、奥さまは450DXと600DXを2枚重ねで使っているそう。
ショルダーウォーマーがあるので、 首元からの空気の出入りがないので保温性が非常に高いです。チャックが大きく、使いやすいところも◎。永久保証なので、何かあったら補修してもらえる安心感もあります
ナンガの寝袋は保温性の高さもさることながら、永久保証が付いている点、有料ではありますが羽毛増量ができるサービスやクリーニング依頼ができるなど、アフターケアが手厚いところも魅力。
450DX、600DXの生地「オーロラテックス®」は防水透湿性能があるためシュラフカバー要らず。結露などによる濡れに強く、保温力が下がらないところもぬくぬく過ごすポイントです!
ナンガ オーロラ450DX
サイズ | 210×80cm |
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収納サイズ | φ17×29cm |
重量 | 1000g |
素材 | (表地)オーロラテックス® (裏地)40dnナイロンタフタ |
ナンガ オーロラ600DX
サイズ | R(最大長210cm×最大肩幅80cm) |
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収納サイズ | φ17×31cm |
総重量 | 約1100g/【ダウン量】600g |
カラー | レッド、ブラウン、ブラック |
付属品 | ショルダーウォーマー、ドラフトチューブ付き |
使用温度目安 | (-20)-(-11) |
5.人気ランタンを“自分仕様”に
フュアハンドランタン「ベイビースペシャル276」、BuzzFire「アンバーグローブ」、4U2 LEATHER CRAFT「フューエルエプロン」
フュアハンドランタンは加圧やプレヒートの手間がかからず、点火が簡単なので使いやすいし、何より見た目がいい。多少の風が吹いても消えず、連続燃焼時間が長いところも気に入っています
オイルランタンの代表格として、多くのキャンパーに愛されるフュアハンドランタン。ポジラボさんはBuzzFireのホヤガラスと、4U2 LEATHER CRAFTのフューエルエプロンを付けて、自分らしくカスタム。
アンバー色には虫が寄らない効果があり、実際これに蛾などが飛んで来ることはありません。さらに炎の色が温かく見えるので、雰囲気が良くなります
ホヤガラスは丸みのある形状で、アンバーの色味と相まってレトロな雰囲気に。非日常の景色を、より一層いろどります。
フューエルエプロンは他の火器と揃えて使うことで満足感が高いので、わが家ではランタンとストーブにつけています
フューエルエプロンとは、給油口に引っ掛けてランタンをおしゃれに見せるアイテム。本革でハンドメイドされたフューエルエプロンは経年変化も楽しめ、自分だけの時間を刻むことができるところもオツですね!
フュアハンド ランタンベイビースペシャル276
サイズ | 15cm×26cm |
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重量 | 510g |
タンク容量 | 340ml |
燃焼時間 | 20時間以上 |
明るさ | 5W |
美しすぎる、北海道の四季折々
ポジラボさんご夫婦が運営するブログとYouTubeチャンネルでは、今回紹介した愛用ギアのことはもちろん、キャンプに関する有益な情報がとにかくたくさん。そして何より画が美しく、「あー北海道行きたいな、この空気を味わいたいな……」という気持ちにさせてくれます。ギアの情報収集をしたい方、北海道が大好きな方、美しい景色と出会いたい方は、ぜひポジラボさんのアカウントフォローを。
なお、2023年春に北海道の極上キャンプを届ける書籍が出版されるとのこと。こちらも期待が膨らみます!
ポジラボのアカウントも素敵なので、こちらものぞいてみてくださいね。
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