編集部がアイテムを厳選!!CAMP HACK STORE
小型キャンピングトレーラーのおすすめモデル

小型のキャンピングトレーラーは“普通免許”でOK!維持費も安い

小型キャンピングトレーラー購入マニュアル&おすすめモデルご紹介! 小型ならではのメリット・デメリットの解説から、装備の選び方、気になる維持費、中古車両の注意点まで、知っておくべき情報を網羅しています。移動できる小部屋を手に入れ、自由気ままな旅に出かけましょう!

目次

重量750kg以下は牽引免許が不要!

Happier Camper「HC1」を自動車で牽引している

「トレーラーを牽引(けんいん)する=免許が必要」と考えがちですが、じつは車の免許さえ持っていればすぐにでも使えるトレーラーがあります。それが、重量750kg以下の小型キャンピングトレーラーです。

教習所へ牽引免許を取りに行ったり、キャンピングカーに買い換えたりすることなく、快適な空間が手に入ります。

そんな手軽さこそが最大の魅力である小型キャンピングトレーラーも、いいことばかりではありません。買ってから後悔しないために、メリットやデメリット、そして正しい選び方を知ることが大切です!

小型のキャンピングトレーラーのメリット・デメリット

メリット
●軽自動車や普通乗用車でも牽引できる
●小回りが効き、日本の狭い道でも取り回しが容易
●小さなスペースに保管できる
●車体価格や維持費などが安い

小型キャンピングトレーラーのいいところは、なんといっても維持費など金銭面で負担が小さいことです。年間の維持費などについては、後半でより詳しく解説します。

運転が簡単な点も小型ならではの魅力です。初めて訪れる土地や、あまり広くないキャンプ場でも、気軽にスイスイ走れます。

なかには軽自動車やコンパクトカーで牽引できる軽量なモデルもあります。取り回しのしやすさを重視したい場合は、そういったキャンピングトレーラーも選択肢に入れてみましょう。

デメリット
●保管場所が必要
●高速道路の料金が高くなる
●室内空間が限られている

いくら負担が小さいとはいえ、年間の維持費が発生することは事実。車両の保管についても、自宅に庭や駐車場がない場合は、保管場所を借りる必要が生じるでしょう。

高速道路の料金は、車種区分が 1段階上がります。運転している車が普通車であれば中型車扱いに、中型車であれば大型車扱いになるといった具合です(場所によって料金体系は異なります)。

そして“小型”ということは、それだけ室内空間が狭いということでもあります。しかしいずれのモデルも室内空間を有効利用するための工夫が取り入れられており、少人数でくつろぐには十分です。

以上のように、小型ならではのメリット・デメリットがあります。それぞれを比較したうえでメリットのほうが多いと感じたら、あなたには小型のキャンピングトレーラーが向いていますよ!

キャンピングトレーラーを選ぶ際はココに注目

外観の好みも重要ですが、それだけで選ぶのは失敗のもと! 以下に挙げるポイントに注目して選びましょう。

就寝人数(就寝定員)はかならずチェック

キャンピングトレーラーのベッド

キャンピングトレーラーには、かならず「就寝人数」が記載されています。これは文字通り“何人まで寝られるか”を示すもの。各モデルのスペックに「就寝人数:4人」などと記載されています。

実際に使用する人数が、就寝人数を超えないように注意しましょう。小型キャンピングトレーラーの場合、就寝人数が2〜4人ほどに設定されているモデルが多くあります。

車両重量は軽いほうが扱いやすい

ボディが大きくて装備が充実しているほど、車両重量が重くなります。車内で過ごす際はそのほうが快適ですが、運転する際は取り回しに苦労することもあります。

特に、軽自動車やコンパクトカーなど、重量が軽くてパワーが小さい車に乗っている方ほど注意が必要です。今回ご紹介する小型キャンピングトレーラーには、重量500kgを切るモデルもあります。

料理をするならギャレーの使い勝手にもこだわろう

キャンピングトレーラーに搭載されたギャレー。

ギャレーとは、コンロやシンクなどが一体となったキッチンユニット。料理のしやすさに大きく影響する要素であり、キャンピングトレーラー選びにおける重要なポイントです。

簡単に移動できるギャレー、収納が充実したギャレー、ギャレーなしのモデルなど、多様なものがあります。

料理をどの程度する予定か、シンクの使い勝手はどうかなどを考慮して選びましょう。一緒に使用する人がいれば、一緒に考えてみてはいかがでしょうか。

トイレやシャワーが必要かを考える

トイレやシャワーがついているモデル、ついていないモデルがあります。小型キャンピングトレーラーはスペースが限られているため、本当に必要かどうかをしっかり考えたいところ。

シャワーやトイレは便利ないっぽう、汚水を処理する手間や、就寝人数が少なくなるデメリットが発生します。シャワー・トイレを装備していないモデルを選び、携帯トイレを用意しておくという方法も有効です。

折りたたみ式やポップアップのタイプもある

バンショップミカミ「コロ」の屋根を立ち上げた様子

キャンピングトレーラーには多様なスタイルがあり、なかにはテントが格納されている折りたたみ式のもの(フォールディングトレーラー)や、屋根が持ち上がるポップアップタイプのものも!

保管場所があまり確保できない場合や、取り回しのしやすさを重視したい場合、これらのタイプもおすすめです。今回ご紹介するキャンピングトレーラーにも、折りたたみ式やポップアップタイプのモデルがありますよ!

エアコンや冷蔵庫などのオプションの充実度

快適装備がどれだけ充実しているかもまた、キャンピングトレーラー選びのポイント。エアコンがあると夏場でも快適に過ごせて、夜は快眠でき翌朝スッキリと目覚められます。

冷蔵庫もやはり、あると便利です。要冷蔵の食品を持ち運べるだけでも、キャンプや車中泊旅の楽しみ方が広がります。

欲しい装備がある場合、標準装備としてついてくるのか、それとも追加料金で装備できるのかなどをチェックしましょう。

ここまで読んだら、小型キャンピングトレーラーの選び方は完璧! 次からはおすすめのモデルを取り上げていきます。

【日本メーカー&アメリカメーカー】おすすめの車種をピックアップ!

キャンピングトレーラーの本場アメリカのメーカーと、安心・信頼の日本メーカー。それぞれのおすすめモデルをご紹介します。

ピックアップするのはもちろん、牽引免許がいらない重量750kg以下のモデル。デザインで選ぶか、それとも機能性で選ぶか。外観や装備を見比べるだけでも楽しいですよ!

CORO(コロ)|バンショップミカミ(日本)

バンショップミカミ「コロ」の外観

軽キャンピングカーを専門に取り扱う鹿児島県の企業「バンショップミカミ」の人気モデル。広い室内空間を確保できるスクエアなシルエットに、イマドキなデザインが特徴です。重量が550kgと軽く、軽自動車でも牽引できるのが素晴らしい魅力!

バンショップミカミ「CORO(コロ)」の室内の様子

屋根を持ち上げて室内空間を拡張できるポップアップの機能を備え、コンパクトながら頭上空間は広々。10Lタンクつきのギャレーや2段ベッドも標準装備! 4人までの人数で快適な車旅を楽しめます。

バンショップミカミ「CORO(コロ)」の軽4ナンバー仕様

そしてソーラーパネルやサイドオーニング、ルーフキャリアにFFヒーターと、オプション装備も充実! テーブルなどがなく、バイクや自転車などを積載するのに便利な「軽4ナンバーカーゴ」仕様もあります。

全長3,400mm
全幅1,470mm
全高1,905mm
室内長2,460mm
室内幅1,380mm
室内高1,425mm(ポップアップ時1,825mm)
就寝人数2人or4人(2段ベッド使用時)
車両重量450~550kg (仕様装備により変動)
価格【軽4ナンバーカーゴ ロールーフタイプ】
1,650,000円【軽4ナンバーカーゴ ポップアップつき】
1,870,000円【軽8ナンバーキャンピング ポップアップつき】
2,200,000円

「CORO(コロ)」の詳細はこちら

レジストロ・クコ|MYSミスティック(日本)

MYSミスティック「レジストロ・クコ」を軽自動車で牽引している。

2022年のグッドデザイン賞を受賞した、非常にハイセンスな1台! アルミで構成された車体は、軽量ながら高強度。重量は500kgを切り、軽自動車でも牽引できます。

MYSミスティック「レジストロ・クコ」の居住スペース。

オールドルックなデザインは外観だけでなく、内装もまた海外の家屋を思わせる空間に作り上げられています。中央のテーブルを取り外してパネルをセットすれば、3人が寝られるベッドの完成です。

MYSミスティック「レジストロ・クコ」のギャレー。

標準装備もオプションも充実のレジストロ・クコ。ですがやはり最大の魅力はその美しい姿。クラシカルな車と組みあわせれば、そのままショーに出したくなるほどキマりますよ!

全長3,525mm
全幅1,700mm
全高2,240mm
室内長
室内幅
室内高1,690mm
就寝人数3人
車両重量
価格【スタンダードパッケージ】
2,618,000円【バリューパッケージ】
2,857,800円【リミテッドパッケージ】
3,168,000円

「レジストロ・クコ」の詳細はこちら

X-cabin 300|エフェクトメイジ(日本)

「X-cabin 300」の外観。

出典:X-cabin

オールシルバーのボディが近未来的な雰囲気をもつ「X-cabin 300」。“船や飛行機の客室(キャビン)のような快適さ”をイメージしたという名前のとおり、内装は豪華そのもの。外観とのギャップに驚かされる小型キャンピングトレーラーです。

「X-cabin 300」の室内の様子。

出典:X-cabin

白を基調とした内装は清潔感にあふれ、随所に用いられたウッドが上質感を演出。夜には間接照明が天井を照らし、メローな空気感で満たされます。

「X-cabin 300」を牽引して道路を走っている。

出典:X-cabin

クラスを超えた快適性と上質感をもつX-cabin 300。たまの旅行に連れ出すだけでなく、毎日でもそこで過ごしたくなるほど魅力的なキャンピングトレーラーです。

全長4570mm
全幅2110mm
全高2160mm
室内長
室内幅
室内高
就寝人数
車両重量750kg以下
価格5,280,000円〜

「X-cabin 300」の詳細はこちら

1 / 2ページ