※記事中の価格表示は税込価格です。ところによって取扱商品が異なりますので、詳しくはお近くの店舗までお問い合わせください。
ダイソーのメスティン知ってる?
ダイソーから、アウトドア系商品の一環として、メスティン が話題をよんだのも記憶に新しいところ!
パッケージには、ハンドルのついたメスティンの画像と、「火力調節いらずの半自動炊飯」の文字が。簡単に美味しいご飯が炊ける手順が書いてあり、アウトドア未経験者でもこれを読めば「やってみようかな!」と思える手軽さが人気を呼びました。
大好評の1合炊きに続いて、1.5合と3合サイズが新登場!
さらに大ヒットした1合炊きのメスティンに続いて、1.5合炊きと3合炊きの2サイズも追加発売! 1合炊き(550円)、1.5合炊き(880円)、3合炊き(1,100円)。全部買っても2,530円と破格です。
早速購入、実際に使ってスペックを確認!
アウトドアでどれだけ使えるのか、早速その能力をチェックしてみました。それでは、レッツ・チャレンジ!
姿形の特徴は?
サイズ・重さ・容量は?
基本的なスペックは、ご覧の通り!
製品名 | 1合 | 1.5合 | 3合 |
サイズ(cm) | 長さ14.5×幅7.7×高さ5 | 長さ16×幅9.5×高さ6 | 長さ19×幅13×高さ7 |
重量(g)約 | 103 | 164 | 282 |
満水容量(ml)約 | 500 | 750 | 1,350 |
サイズ違いの3つをまとめて収納もできます! 3合炊きのメスティンの中に全部すっぽり納まってしまうので、全種類揃えたとしても持ち運びにも場所を取りません。
バリ取りの必要なし!
いわゆるメスティンのスタンダード品、トランギアのものを使うとき、まず手始めの作業は、“縁のバリ取り”ですね。縁にごく細かなギザギザが残っているので、サンドペーパーで削る作業です。
ダイソーのメスティンには、最初からバリがなく、指で触れても滑らか。手間のかかるバリ取りの工程が省けるのはラクチン! 触ってみて気になる方は軽くヤスリがけしてもいいでしょう。
中には炊飯の説明書が
メスティン の中には、「ご飯の炊き方」の説明書が同梱されていました。
使用する火器によって、「コンパクトストーブ+固形燃料(25g)」「アルコールバーナー」「シングルバーナー」と、3つのやり方が丁寧に書かれています。
これを読めば、今まで敷居が高かった人でも、“メスティン炊飯”に挑戦できそう!
1.5合・3合炊きには、目盛りも付いて便利!
最新の「1.5合炊き」と「3合炊き」のメスティンには、各々に目盛りが刻まれています。もうドキドキしながら苦労して水加減しなくていいんです。
炊飯するときの水位だけでなく、お米の量の目安まで付いていて、計量カップ要らず。これは本当に便利ですね。
メスティン比較・ダイソー vs. トランギア
ここからは、メスティンの代名詞ブランドでもある「トランギア」 のものと「1合炊きのダイソーメスティン」を比べてみます。
サイズ感を比べてみた
左のダイソー・メスティンのサイズは、15×8×5cm。重さは123g、容量は500ml。
一方、トランギアのメスティンは、17×9.5×6.2cm。重さは150g、容量は750ml。どちらも素材は熱伝導率の良いアルミニウムです。
ダイソーの方が小振りで、容量の差は250ml、約コップ1杯分。
左はダイソー、右はトランギア。上から見ると、本体の形状の違いがよく分かりますね。ダイソーの方が四つ角のラウンド具合が強く、丸くなっています。ハンドルはほぼ同じ大きさ。
厚さはどうか?
アルミの厚さはどうでしょうか。実際に測ってみると、ダイソーは厚さが約0.90mm、対するトランギアは約1.15mmと、わずかにトランギアの方が厚手でした。
その差は0.25mm、炊飯するときはさほど変わらないように思えますが、傷や変形に対して差が出るかもしれませんね。
すっぽりとシンデレラフィット!
試しに2つを重ねてみたら、トランギアの中にダイソーがきっちり収まりました! 2つがスタッキングできるのは便利です。
ダイソーのメスティンで1人分のご飯を炊き、トランギアの方でおかずを調理するといった使い方もできますね。入れ子になるから、持ち運ぶときトランギアのメスティン1個分の体積で済んでしまいます。
では、ダイソーのメスティンで、実際にご飯を炊いてみましょう。
ダイソーのメスティン(1合炊き)で、いよいよ炊飯!
その前に、シーズニング
ここで言う“シーズニング”とは、鉄製の油を馴染ませる作業ではなく、焦げ付きや腐食などを防ぐため、調理器具の表面に膜をつける作業です。アルミのメスティンの場合、アルミ臭を取り除き、変色も防いでくれます。米の研ぎ汁で30分ほど煮て自然に冷ました後、水洗いすればOK。
ただダイソーのメスティンはシーズニングせずともアルミ臭がしない、という評判もあるようなので、シーズニングは自己判断でやりましょう。
白飯を炊いてみた
付属の説明書を参考に、ご飯を炊いてみましょう。米1合を研いで、30分以上浸水させます。水の量は200ml。
本家トランギアのメスティンは、側面のリベット(2つの丸部分)を水の量の目安にできましたが、ダイソー・メスティンは容量が違うので無理でした。
ポケットストーブにダイソーの固形燃料(25g)1個を置き、いざ点火。心踊る瞬間です。
重石を置く
10分ほど経つと湯気が上がり、吹きこぼれてきました。フタがパコパコと浮き上がるので、さば水煮缶の蓋を開けて重石がわりに置いてみました。炊飯で温まったら、おかずにする魂胆です。
フタが緩めなので、炊飯時は常に重石をかけるとうまくいくように思います。
火が消えたらひっくり返す
さらに炊くこと約10分。固形燃料の火が消えたのを見計らい、メスティンをひっくり返して、蒸らしを開始。
固形燃料に点火し、火が消えたら蒸らすだけと、ほぼほったらかしで自動炊飯ができてしまいました!
15分蒸らす
手拭いで厚く包んで、待つこと約15分。さてさて、無事に炊けたのか、ドキドキです。
もっちりご飯が炊けました!
おそるおそるフタを開けてみると、粒の立ったご飯がちゃんと炊けていました! お焦げもほとんどなく、噛んでみると口いっぱいにお米の甘みが広がって、美味しいです。
ここで気がついたこと。ダイソーのメスティンは、角がかなり丸い作りですが、このラウンド状が意外と便利。しゃもじやスプーンですくう際、隅っこのご飯をこそげ取るのがとても簡単でした。これはかなりの利点!
付属の説明書通りに行いましたが、本家メスティン同様に簡単に美味しいご飯が炊けました。これは100均クオリティーおそるべし。
ダイソーメスティン(1合炊き)でご飯を作ってみた
いつものソロキャンプメニューを作る
ソロやデイキャンプで、簡単なランチとしてよく作っているスープパスタを、ダイソーのメスティンで調理してみたのがこちら。
材料は、水350ml、ショートパスタ約50g、セブン&アイ「ベーコンほうれん草」少々、クノール「カップスープ つぶたっぷりコーンクリーム」 1袋、塩、フラックペッパー、パセリ各適量。
湯を沸かし、パスタを茹でる
ダイソーのメスティンに、水と塩少々を入れて沸かし、沸騰したら、ショートパスタを入れて茹でます。
トランギアのメスティンに比べて径が小さく、同じ水の量でも水位が高くなるので、パスタをしっかり茹でやすいと感じました。これは一回り小さい形ならではの利点。
ただ横幅が狭いことで、バーナーの五徳に乗らないバーナーもあるかもしれません。その場合は、小型の焼き網等を噛ませるといいでしょう。
ユニフレーム バーナーパット
具を投入
途中で、「ベーコンほうれん草」を適量加えて、さらにグツグツ……。
カップスープの素を混ぜる
再び沸騰したら、「つぶたっぷりコーンクリーム」1袋を投入します。火を止め、よく混ぜたら出来上がり!
お好みでスパイスを!
ブラックペッパーやパセリなど、スパイスを振って味に変化をつけても。
容量500mlという少量サイズは、1人分のご飯やおかずを作るのに、もってこいな大きさですね。
赤貝の炊き込みご飯、旨し!
すっかり気を良くして、「赤貝の炊き込みご飯」にも挑戦。甘辛い赤貝の風味がご飯全体に回り、箸が進むこと!
材料は、米1合、水190ml、赤貝味付け缶(65g入り)1缶、醤油小さじ1、酒小さじ1。トッピングに刻み青ネギ、白いりごま少々。赤貝は煮汁ごと水に混ぜ、その後の炊き方は白米と同様です。
メスティンのフタの上に、約1kgの石を乗せて圧をかけて炊いてみたら、赤貝もふっくらと美味しく仕上がりました。
ファミリーでも使える、3合炊きは汎用性高し!
具の多いご飯もラクラク
大は小を兼ねると言いますが、大サイズのメスティンは、具の多いメニューの調理にも威力を発揮します。鶏もも肉1枚をドーンと入れて炊くカオマンガイや、具沢山の海鮮パエリアなども、調理中に具に押されてフタが開いてしまうことなく調理できます。
インスタント袋麺が2個入る
もしや……と思い試してみたら、袋麺が2個、そのまますんなり入りました! 砕けずに持ち運べますし、これなら麺を割らずに調理できますね。
ダイソーメスティン3種の使い分けで、こりゃ便利!
大中小と揃い踏みのダイソーメスティン。三者三様のサイズ感で、キャンプ料理の幅もグーンと広がりますね。すっぽりスタッキングもきいて持ち運びやすく、ほぼどんなメニューでもドンと来い!
全部揃えても2,530円とお財布にも優しいです。キャンプビギナーさんからベテランの方まで、セットで揃えることをオススメしたいです!
近くの店舗に在庫がない場合は?
人気のあまり全サイズが揃っているダイソーはレア。店舗に在庫がない場合は、近くの店舗で注文を受け付けてくれる場合もあります。詳しくは、ダイソーの公式サイトをご覧ください。
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