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amu55日産のクラシックカー「パオ」って知ってる?

近頃キャンパーの間で、じわじわと広がりつつある“旧車ブーム”。今回は数ある旧車の中から一部キャンパーに熱い支持を得ている、日産の「パオ」に注目!
「冒険気分を味わえるクルマ」がコンセプト

パオは1989年から1990年の僅かな間のみ生産された希少なクルマです。その魅力は、何と言ってもこのビジュアル!
外国車のような雰囲気がありつつ、かわいらしい外観に心を奪われる人が続出。燃費も個体差はあるようですが平均11km/Lと、決して悪くありません。

キャンプ場でこんな素敵なクルマが停まっていたら、思わず見とれてしまいます。それでは早速、パオでキャンプを楽しむ様子からチェックしていきましょう!
パオ×キャンプが画になる!
レンガ色のパオに、白のルーフラック

こちらはキャンプ場での一枚。ボディカラーの「テラコッタ」は、パオの中で一番台数が少なく希少価値の高いカラーです。
少しくすんだレンガ色のボディに、ルーフラックの白がちょうどいいアクセントに。レトロなビジュアルなので、渋めカラーのビンテージテントに合いそうですね。
爽やかなブルーのパオは自然に溶け込む

人気カラーの「アクアグレー」は、爽やかなブルーが印象的。こちらもややくすみ系のカラーなので、自然の風景の中でも主張せずに溶け込みます。
パオとタープの連結スタイル

テンマクの「焚き火タープ」と連結したスタイルも発見! サンドカラーの「サーカスTC」と、パオのレトロな雰囲気がとても画になりますね。
かわいいビジュアル以外にも魅力はまだまだあります。もう少し深堀りしていきましょう。
パオについてもっと知りたい!
天井が開放できるモデルも

パオには、天井を開放できる「キャンバストップ」というモデルもあります。日差しと風を感じながらのドライブは最高に気持ちよさそう!
インテリアも、細かいところにまでこだわりが感じられるデザイン。丸型メーターやハンドル、スイッチまで、レトロな雰囲気がたまりません。

引きで見た内装がこちら。窓は手動でくるくる回すレギュレーターハンドル。こういうアナログなところも、クラシックカーの醍醐味ですね。
荷物も結構積めちゃうんです!

小さくて可愛らしい外見なので、積載はそんなに期待できなさそう……と思っていませんか? じつは、見た目以上に荷物を積めるんです!

一台のパオに載せた全てのアイテムがこちら。チェアやラック、テーブルからストーブまで、小物類も合わせたらこんなに! 後部座席も前方に倒せるので、うまく入れれば長尺ものもOKです。

荷台に関する、こんな自作カスタムを発見。積載時に汚れがちな荷台を保護するため、2×4の板を組み合わせたパネルで保護をしています。
あえて傷をつけ、オイルで仕上げた質感がパオのレトロな雰囲気をグッと高めてくれますね。
パオなら好きな場所でティーブレイクができる

パオのバックドアは上下に開くのが特徴です。荷物の出し入れがしやすいのはもちろん、このようにテーブルとして使うこともできます。

さらには、腰を掛けてくつろぐことも! 設営前や撤収後のちょっとした休憩時に、わざわざチェアを出す手間がなくなりますね。
パオはまだ買えるの?気になる価格は?
限定生産のクルマだけど、まだ市場には出回っている

受注期間がわずか3ヶ月のみだったにもかかわらず、約5万台も注文が入るほど人気だったパオ。30年以上前のクルマですが、中古車市場にはまだ出回っているので、近くのお店で見られるかもしれません。
もっとも気になるお値段は…

出典:PIXTA
誰もが気になる価格ですが、2020年4月30日現在では、平均価格が79万円とのこと。(
カーセンサーnet調べ)決して新しい車ではないため維持費のことも考えると、決して安い買い物ではありません。じっくりと悩みたいところですね。
パオでキャンプ、行ってみない?

クラシックカーは、自分好みに仕上げていくのも楽しみ方のひとつ。シートにラグを敷いてみたり、ハンドルとバックミラーのカバーを同系色で揃えてみたりと、簡単なことでも愛着が湧くもの。手をかけた可愛いパオと新しい体験や出会いを探してみては?