STEP.04 煙突をカット
半直筒は本体から1㎝だけ飛び出るようにするので、一度半直筒管を取り外してサイズに合わせてカットします。
エビ曲90度の直径の約3分の1の部分で幅がいくつあるか調べます。
切り離した半直筒を平らに叩き、そこから幅10㎝、長さ12㎝程度の板(ロストル)を作ります。
切り出したロストルを、焚き口に差し込みます。ロストルの下側が煙突に新鮮な空気を送る吸気口となります。
STEP.05 パーライトを本体に入れる
短くした半直筒を元に戻します。
煙突と本体のすき間にパーライトを注ぎ込みます。
パーライト14Lを全部入れるとこのようになります。これだけ入っていれば実用には十分です。
隙間からパーライトがこぼれないよう、耐熱性のあるアルミテープで塞ぎます。
天切り缶のフタをしてロケットストーブのできあがりです。
無事に完成したロケットストーブ。仕上がりは片手で持ち上がるほど軽量で、持ち運びも簡単!せっかくなので実際に火を灯してみました。
また、煙突の上にゴトクを載せれば料理もできます。構造上、燃焼中は火加減の調節が難しいですが、湯を沸かしたり、煮込んだりにはとても便利。
煙突上端とゴトクのすき間は写真のように広めに設定すると、空気の流れがよくなり燃焼効率が上がります。
そして火が安定すると炎は螺旋形に回りながら煙突から噴出してきます。これくらい燃えると、煙は出てきませんでした。
以上、すぐ作れる! 低コスト! 軽い! ロケットストーブの作り方をお送りしました。ロケットストーブ自体はとても軽く、キャンプに持ち込むにもピッタリ。
焚き口に割り箸や枯れた杉の葉など、点火しやすい燃料を押し込み点火。これに十分火が回った後に、煙突の上からよく乾いた薪を入れれば、すぐに薪に火が移って、本格的に燃焼します。
ぜひロケットストーブのDIYにチャレンジして、庭で火を愉しみ、アウトドアクッキングを堪能してください。
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