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車のプロが選んだ『アウトドアなクルマ』6車種はコレ。”ウェイク”から”ランクル60″まで!(3ページ目)

DAIHATSU ウェイク

DAIHATSU ウェイク

室内高の1,455ミリは現行モデルの軽自動車ではNo1! 荷室に至っては仕切りのデッキを外すことで1,485ミリ(2WD)の高さを確保した。

シートレイアウトも多彩でユーティリティ性はピカイチ。撥水加工されたシートや濡れたままでも気にせず乗車可能なイージーケアフロアなど、アウトドアでの使用が十分に想定されている。日常の足としてだけでは勿体ない立派なアウトドア車だ。

ウェイク最大の魅力は、車中泊をも可能にした広い室内空間にある。シートレイアウトをフルフラットにすれば大人2人が十分横になる事ができるし、片側だけをフラットにして自転車を2台積めるほどの広大なラゲッジスペースを作り出すことだって可能。

さらに工夫を凝らした収納スペースが各所に設けられている。このバツグンな収納力は、アウトドアシーンで絶対アドバンテージとなる。様々な遊び道具を固定する為のホルダーや汚れてもOKなオールウェザータイプのフロアマットなど、明らかにレジャーでの使用を意識したオプションが多く揃っているあたりも、他の軽トールワゴンとは一線を画す。当然4WDモデルも選択できる。

グリーンやオレンジ、カーキ、ツートンなど楽しくなるようなボディカラーがラインナップされているのもアウトドア車選びの重要なファクターのひとつだ。軽自動車なので税金も安く、ターボエンジンでも23キロ/Lを超える燃費(カタログ値)は経済的で◎!

SUBARU レガシィアウトバック

SUBARU レガシィアウトバック

高級SUV然とした佇まいだが、明らかに悪路走行を意識した車高、X-MODE付のシンメトリカルAWDは、アウトドアシーンでこそ本領が発揮されるクルマ。その運動神経抜群なことを主張せず、涼しい顔をしているところが良い意味で憎い。ラゲッジの容量も十分だ。

ジェントルな大人にサラリと乗りこなして欲しいアウトドア車。転ばぬ先の杖「アイサイト」も安全に気を配る大人の振る舞いと言える。

アウトドアユースに向いているか? と言う観点で話すには様々な要素が絡んでくる。アウトバックがサイズ感や使い勝手、全てにおいて満足のいくパッケージングがされている事に間違いはない。

ただ例えばラゲッジが十分とはいえ特別に広くはないし、悪路走破性も普通車に比べれば明らかに優秀だがシチュエーション次第ではランクル、D5を圧倒する程ではない。では何がアウトドアシーンに向いているのか? それは、スバルの代名詞とも言えるBOXER(水平対向)エンジンのスムーズなフィーリング、リニアトロニックのシームレスな変速、高剛性なボディから生み出される素直なハンドリング、上質な造り込みをされたインテリアによって長距離ドライブでの「疲労度」が極めて低いことが挙げられる。

現場での使い勝手はもちろん大切だが、その前後の「移動」に費やす時間は決して短くない。その移動中を快適に過ごせるか否かもアウトドアフリーク達にとっての重要な要素だと思うが、いかがだろうか?

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