MITSUBISHI デリカD5
アウトドアレジャーにこれ程直結した1BOXを他に知らない。CMのコピーそのままだが「ミニバンじゃ辿り着けない」走破性と「SUVじゃ積み切らない」ユーティリティ性を併せ持つ。
デリカの歴史は古く今年で生誕50周年を迎えるが、4WDがラインナップされたのは2代目『スターワゴン』から。それから現在に至るまで、キープコンセプトを貫く生粋のアウトドア車と言える。
『アウトドア(レジャー)用のミニバン』とコンセプトが明確でファンも多い。デリカだけを乗り継いでいるというリピーターも多く存在するほどだ。
特にファミリー層からの人気は絶大で、何故ライバルメーカーが対抗馬を立てないのか不思議なくらい。傾斜角45°のスロープを登るデモンストレーションをご覧になったことがある方もいると思うが、AWC(All Wheel Control)という思想の下に搭載される独自の4WDシステムは、パリダカやWRCと言ったレースシーンからのフィードバックによるもので、‟ホンモノ“と呼べる悪路走破性を持っている。もはや1BOX(ミニバン)×4WD=デリカD5と言う方程式に異を唱える者はいないだろう。
他のミニバンにも‟4WD“は設定されているが履いているタイヤサイズに注目して欲しい。凹凸など障害物回避に必要なボディ(車軸、デフなど)と地面とのクリアランスは、タイヤの直径が握っているが、これだけ大きなクロカン4WD同等サイズのタイヤを履いているミニバンは他には存在しない。
TOYOTA ハイエース200系
この変幻自在な四角い箱は標準、ワイドミドル、ワイドスーパーロングと大枠で言えば3種類のサイズに大別できる。最小の標準ボディでも他を圧倒する室内空間を有し、大抵の遊び道具は余裕で飲み込む。4WDが選択出来るのも◎だ。
アフターマーケットのパーツが驚くほど豊富にあり、カスタムによって自身の使い方へアジャストする事ができるのだ。車中泊仕様のベースにも最適。
毎回‟テトリス“の様に荷物の形を考えながら積み込む手間から解放されたいなら「ハイエース」が断然おすすめだ。圧倒的に広い室内空間(カーゴスペース)は、順序など考えず無造作に荷物を積み込んでも余りあるほど。
また広さだけが売りではなく、もともとビジネスシーンでの活躍を目的としたシンプルなパッケージは、カスタムカーのベースには持って来い! 200系ハイエース用パーツの豊富さは圧巻で、考え得るニーズはほぼ網羅されている。それらのパーツを組み合わせて自分専用のオンリーワンな1台を作る事ができるのも魅力のひとつ。
丈夫でライフスパンの長い「ハイエース」は世界各国でも人気が高く、これはリセールにも有利で何年乗っても何万キロ乗っても手放す際に0円という事はまずないと言うのもうれしい。
TOYOTA ハイラックスピックアップ
現在国内で販売されている唯一の自家用4WDトラック! 購入を検討している方はきっと「遊びの達人」だとお察しする。もしくは乗れば自然と「遊びの達人」になれる(ハズ?)! ラダーフレーム構造の堅牢なボディは、本格的なクロカン走行も可能だ。アウトドアのどんな場面だって裏切られる事はないはずだ。
国内では13年のブランクを経て復活を遂げたハイラックス。これは復活を望むコアなユーザーの声があったからに他ならない。トラックを所有した事がある方は分かると思うが、運転席に座ると自然と「遊び」に駆り立てられる。決してオフィスに行きたくはならない(笑)。
‟トラック“と聞くと「働くクルマでしょ」と家庭に迎え入れるのに抵抗がある方もいるだろうが、インフラの行き届いていない国ではもちろん、モータリゼーションの最先端アメリカでもトラックのステータスは上位。考えるとトラックは乗員と荷物を別空間にセパレート出来る贅沢な乗り物とも言えるのだ。
ハイラックスが4WDであることもアウトドアユースでは重要なポイント。システムは本格的なクロスカントリー走行もこなすLoモード付のパートタイム方式で海でも山でも、夏でも冬でも様々なシチュエーションに対応できてしまうクルマだ。
現在国内メーカーで新車購入できる4WDトラックは、このハイラックス一択のみ。