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キャンプ羽釜を火にかける様子

ユニフレームの「キャンプ羽釜」でお米を炊いたら感動レベルだった

ユニフレームが2018年3月に発売した「羽釜」。日本で昔から使われているごはんを炊く道具ですが、それをユニフレームが得意とする金属加工技術で見事にモダンに昇華。実際にごはんが好きな編集部員が、キャンプで使ってみたレポートをお伝えします。

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目次

アイキャッチ画像撮影:筆者

日本人はユニフレームの「キャンプ羽釜」を手に入れるべき

撮影:筆者

2018年3月下旬に発売したユニフレームの「キャンプ羽釜 3合炊き」が人気です。

羽釜は昔から使われている、かまどでごはんを炊くために使う道具。それがまさかこの時代にキャンプ道具としてあらためて登場するなんて……ごはん好きとしては感動モノです。

今回、編集部員がこのキャンプ羽釜でどれだけ簡単かつおいしくごはんが炊けるのか、実際にキャンプで使ってみました!

実際に「キャンプ羽釜」を使ってカレーライスを作ってみた

まずは、どんな流れでごはんを炊くのか。手順を追っていきます。ちなみに、このキャンプ羽釜を使うのは今回が初めてです!

(1)洗米したごはんをキャンプ羽釜に入れて水を入れる

撮影:筆者

最初に、炊くためのごはんを研ぎます。研ぎ方はそれぞれのやり方で進めるとして、その後に水を切ってキャンプ羽釜に入れます。

撮影:筆者

最大3合まで炊くことができ、釜の中には1合ずつ水のメモリがあります。ここに合わせて入れれば、最適な量になるわけです。水の量はごはんの仕上がりにとても影響しやすいので、これがあるだけでとても助かります!

(2)30分ほど置いて強火で火にかける

撮影:筆者

ごはんに水を浸透させてふっくら仕上げるベースを作ります。目安は30分。待てない人は置かなくても大丈夫ですが、この浸しておく時間によってお米の炊きあがり難易度はグッと下がります。

目安の時間が経ったら、強火で火にかけて待ちます。キャンプ羽釜の底はすり鉢形状になっているため、あまりに強火だと火が側面を伝って上にあがってくるので気をつけてください。

(3)吹きこぼれが始まったら弱火にする

撮影:筆者

時間が経つと、ステンレス製の蓋のサイドから中の水が吹きこぼれてきます。そうなったら、強火から弱火にします。

このサインを無視してそのまま強火で炊いてしまうと、水分がなくなって焦げてしまうのでよく見ておきましょう。

(4)20分ほど炊いたら火を止めて5分ほど寝かせる

弱火にして20分ほど火にあてたら、火を止めて5分ほど待ちます。水蒸気で中を蒸らし、光沢のあるきれいなごはんにするための大切な行程です。ここはじっくり我慢して待ちましょうね!

(5)ごはんをかき回して完成!

撮影:筆者

5分ほど置いたら、中のごはんをかき回して完成です。ごはん粒の表面に光沢がきれいに現れ、そのままでもおいしく食べることができました!! 時間によっては底に「おこげ」ができ、ひっくり返すと香ばしい匂いも。

今までハンゴウやクッカーで作っていましたが、やはり羽釜でつくるとここまでおいしく作れるのか! と驚かされました……。

撮影:筆者

今回はカレーと一緒にいただきました。ダッチオーブンなどでつくる無水カレーと一緒に食べれば、さらにおいしいキャンプ飯ができあがります。ぜひお試しあれ!

家でも使ってみた

撮影:筆者
ご飯の美味しさに味をしめた筆者は、家でも使ってみることに。

撮影:筆者

撮影:筆者

変わらず美味しいご飯が炊けました。これ、家でも使えます!

吹き零れたり、火の番をしなければならないので面倒を見る必要はありますが、このご飯の美味しさは家でもきっと食べたくなるはず。

なぜごはんがおいしく炊けるの?キャンプ羽釜の構造と機能を分析

ピカピカの白米が炊けたところで、どうしてこんなにおいしく炊くことができたのでしょうか?  分析してみました。

(1)羽釜全体に熱が伝わりやすい「アルミ鋳造」

ユニフレームの強みである金属加工。キャンプ羽釜は液体にした金属を型に流し、冷やして固める「アルミ鋳造」で作られています。

アルミの特性は軽くて丈夫、そして鉄の3倍もある熱伝導率。そのおかげで、洗米にしっかり火が通りおいしく炊けるのです。

(2)蓋は圧力がかかりやすい「重いステンレス製」

撮影:筆者

飯盒炊飯(はんごうすいはん)を思い出してみてください。火にかけると、蓋から急に中の水が吹きこぼれてきませんでしたか?

キャンプ羽釜の蓋は重いステンレスでできており、簡単には動きません。そのおかげで上から圧力がかかり、急な吹きこぼれを防ぎます。

(3)「すり鉢形状」で水とごはんがうまく混ざり合う

撮影:筆者

キャンプ羽釜の底は、炊飯器の内釜と同じくすり鉢のような丸みを帯びたデザインになっています。これによって水が中で対流しやすくなり、ごはんが満遍なく水を吸っておいしく仕上がります。

「すり鉢形状だと、バーナーの五徳に乗りづらいのでは……?」と思う人もいるかもしれませんが、心配ご無用! 問題なく五徳に置くことができました。

ユニフレーム キャンプ羽釜 3合炊き

●サイズ:約Φ206(内径Φ149)×150mm ●材質:アルミ鋳 ●重量:約1.35kg ●適正炊飯量:3合 ●満水容量:約1.8L

「ネイチャーストーブL」がピッタリはまる!

ユニフレームのロングセラー商品「ネイチャーストーブL」をお持ちの人はラッキー!  このキャンプ羽釜は、「ネイチャーストーブL」のトップ部の口にピッタリはまるんです。

羽釜の縁についている“羽”は、土台の下から昇る熱を逃がさないという役割が。このネイチャーストーブLでも同じ機能を果たし、熱が羽釜の底に集中するので効率よく熱することができます。お持ちの人はぜひ使ってみてください!

ユニフレーム ネイチャーストーブ ラージ

●使用サイズ:約210×235×250mm、 ●収納サイズ:約205×215×45mm ●材質:ステンレス鋼 ●重量:約1.2kg

ごはんをおいしく炊くならユニフレームのキャンプ羽釜がオススメ!

撮影:筆者

炊飯器と比べるといくつかの行程が必要のため、ごはんを炊くのが面倒に思うかもしれません。しかし、この”手間”と完成したときの”達成感”は料理の醍醐味! ぜひ参考にして、キャンプ羽釜を使ってみてください。

It become a delicious rice if you use this “Camp Hagama” !

この“キャンプ羽釜”を使えばおいしいごはんになる!

小川 迪裕の記事はこちら