モンテインは英国発のブランド。その特徴は「素材」と「軽量性」
MONTANE(モンテイン)というブランドをご存知ですか?「Further,Faster」(より遠くへ、より速く)のブランドコンセプトの通り、軽量かつ高機能、そしてデザイン性にも優れたウェアを作っており、その実力はイギリスの山岳救助隊や国連PKOで採用されるほど。生産量がまず少ないので、扱うショップが少なく、入手が難しいのであまり知られていませんが、一度着用すると手放せなくなるウェアなんです。
モンテインは自作のジャケット作りから始まった!
1993年にその出会いは訪れました。南米チリ北部を探索するために訪れた創業者が冒険家になる夢を抱いたクリフ・ロフと出会います。その時クリフ・ロフが着用していたのが古いコットンテントを使って作った自作のジャケットだったのです。その後イギリスに戻った二人は自分たちの求めるアウトドアウェアを作り始め、今に至ります。
モンテインは素材にこだわる
ブランドの成り立ちからもわかるように、極限の環境でもしっかりと着る人の体力を奪わないようなウェア作りのためにモンテインが重要視しているのが、使用する素材です。世界中の生地サプライヤーと協力して機能的で丈夫、そして軽量という今までになかった革新的な素材をウェアに採用しているのです。
このモデルの登場まで200g代の軽量レインシェルといえば、GORE-TEX pacliteや各ブランドの独自素材による2~2.5レイヤーを使用したモデルがほとんどで、軽さと透湿性がトレードオフになっていたところに、eVentの3レイヤーを使い200g前半の重量という透湿性・軽さともに大きなインパクトを持って登場した軽量レインシェルの記念碑的モデルです。透湿性・快適性においてコアなランナーからかなり評価の高いeVentですが、トレイルランニングに使用できるモデルはOMM Cypher Smock/JacketとこのMONTANE Spectr Smockくらいに限られます。(出典:Run Boys! Run Girls!)
モンテインは軽さを追求!
モンテインのウェアは、その機能性と丈夫さに加えて軽量化に定評があります。例えば、後で紹介するミニマス777ジャケットは、3レイヤーのウォータープルーフジャケットでありながら、なんと143g(Mサイズ)という脅威の数値を叩き出し、アウトドアウェアの世界に衝撃を与えました。しかも薄いからといって、その耐久性はなんら劣ることはありません。
『Minimus Smock』は従来の防水透湿性のクロージングの中で最軽量クラスの一つです。(*2016年4月時点)アスリートフィット(細めのパターン)を採用していますが、きつすぎるということはなく、思っているよりはゆとりがあります。従来のサイズに近いままでこれだけの軽量化をしています。スペクトラスモック同様に細部を簡素化することもしていますが、機能の付加もなくしていません。(出典:Hiker’s Depot)
モンテインが協賛する超ハードなイベントがあった!
モンテインは登山家や冒険家、クライマー、極限での写真家、そしてウルトラランナーたちをスポンサーとして支援しています。そして世界の中でもハードなトレイルランレースを協賛しているんです。世界中のトレイルランナーが憧れるウルトラレースをご紹介します。
330キロを150時間以内に走りきる「Tor Des Geantsレース200mile」
トルデジアン、つまり、巨人のレースという名をもつウルトラレースがあります。フランス、スイス、イタリアの国境付近にあるヴァッレ・ダオスタ自治州クールマイヨールを起点・終点とし、美しくも厳しいアルプスの山々に敷かれた330km(200マイル)、累積標高差24,000mというルートを自らのペース配分で走りきらなくてはならないという世界最高峰のレースです。
日本でも日本山岳耐久レース「ハセツネ」に協賛
多くの冬山を制覇した伝説の登山人、故・長谷川恒男氏の名前を冠した大会が奥多摩で開かれています。70km以上累積標高差4582mの行程を24時間以内に走りきることが要求される耐久レースで、1992年から毎年開催されています。世界的に見ても、過酷なレースに数えられるこのレースに、毎年2000人を超える猛者が集います。
ファッション性も高い!モンテインのおすすめ10選
モンテインのブランドコンセプト、「Further,Faster」(より遠くへ、より速く)を映し出す鏡のように丁寧に作られるウェアの数々。しかし、最高峰の技術を用いて作られるウェアの流通規模はとても小さいので、実際にはなかなかお目にかかれません。リリース情報をチェックしておきたいものです。
モンテインのジャケット
素晴らしい素材、小さく軽くコンパクトになること。透湿撥水素材を用いたジャケットでこれほどまでの軽さを実現するメーカーはモンテインを置いて他にありません。彗星の如く現れた優れたウェアは、いつでも携行できる軽さと小ささとにより本物のエマージェンシーウェアとなることでしょう。
驚きに溢れた革新的なウェア、ミニマス777ジャケット
PERTEX Shield+を使用した3レイヤー撥水透湿ジャケットは濡れても快適さを保つパッカブルジャケット。3レイヤーでここまでの軽さを実現したものは他になく、追随を許さないクオリティを誇ります。
モンテイン ミニマス777ジャケット
使い勝手のよい2.5レイヤー。ミニマススモック
777ジャケットとよく比較対象にあげられるのがこちらのミニマススモック。2.5層のPERTEX Shield+を使用して、使用感は777に負けるとも劣らない素晴らしさ。さらに軽く、雨風の侵入や熱の喪失に気を配った作りとなっています。
モンテイン ミニマススモック
ベーシックなレインシェル。アトミックジャケット
ベーシックなレインシェルジャケット。アウトドアメーカーなら、必ず用意する、アウトドアに赴くならば必携の形をなぞって作られた形。どんな天候でもパフォーマンスを妨げないカッティング、軽さはもちろん備え、撥水防水透湿をしっかり行う呼吸する素材が、さまざまシーンにフィットしてくれることでしょう。
モンテイン アトミックジャケット
トレランにはこれ。F/Lトレイルジャケット
アルプスを快適にトレイルランできるようにと開発された、ソフトシェルジャケットがこちら。WindBarrierDynamic素材を用いて、速乾性と通気性、ストレッチ性能をトリプルでクリア。動きやすい立体カットが、吸い付くようなフィット感を実現しています。両脇にはベンチレーションが備えられています。
モンテイン フェザーライトF/Lトレイルジャケット
モンテインのフリース・ダウン
冬場にも軽量コンパクトなウェアを探すなら、モンテインのラインナップは外せません。体温をいかに逃さずに、動きやすさを両立するのか。各メーカーがしのぎを削る中、モンテインのウェアは、革新的な生地を採用し、動きやすいカッティングやボリュームにこだわった作りで期待に応えてくれます。
早速着てみてその軽さに驚き、暖かさにまた驚きでした。風も通さないので、冬の外出には手放せなくなること間違いなしです。(出典:ウルトラライトストア)
妥協のないこだわりの作り。フラックスジャケット
PERTEX®Classicは完全防風性・速乾性・超耐久撥水性を備えた素材。ここに適切なボリュームでフィリングを詰めたジャケット。モンテインらしい妥協のない徹底的な冷気のシャットアウトが、快適な環境を作り出します。
モンテイン フラックスジャケット
モンテインのパンツ
モンテインのショーツ・パンツ類は、履いてみればよくわかる気持ちのよさ。体に沿ってアクションを妨げない絶妙なカッティング。裂けやすかったり破けやすい箇所に配慮がなされた布選び。かゆいところに手が届く仕上がりが心憎いほどです。タウンユースから、ハードな雪山まで、ぴったりのウェアが揃います。
夏のタウンからアウトドアはこのテラアルパインショーツにお任せ
ナイロンとスパンデックス素材を組み合わせて作られたGRANITE STRETCH素材を使ったマウンテンショーツ。4方向に自由にストレッチするから、動きを妨げず、伸びやかに活動できます。ジッパーを開けば、メッシュポケットになっており、ベンチレーション機能も兼ね備えており、夏場にぴったりのショーツです。
モンテイン メンズ TOR ショーツ
モンテインの定番パンツといえばテラパンツ
ジャケットがMINIMUSならパンツはテラパンツでしょうか。膝から裾の内側、そしてお尻の部分は、耐久性が必要とされる部分であることはアウトドアで活動する人ならきっとすぐにわかるはず。タウンユースとは比較にならないほど、それらの部分には負担がかかります。寺パンツはCODULA素材をそこに貼り、耐久性を確保。ポケットや裾ジッパーなど隅々まで配慮の行き届いたウェアです。
モンテイン テラパックパンツ
いまだかつてない快適さを求めるなら、答えはモンテインのウェアに
モンテインのウェアは、実店舗での取り扱いが少なく、なかなか試着して購入することが難しいことから、着用している人も少なくあまり知られていません。でも、一度着た人は、周りにおすすめしたくなるくらい、こだわりの詰まった素材、カット、ディティールの虜になってしまうよう。今度はあなたもワードローブにも加えてみませんか?
Get MONTANE’s clothes in the next season!
次のシーズンにはモンテインのウェアをゲットしたい