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ジェットボイルミニモ

自分に合ったジェットボイルを選ぼう!各製品のスペック比較、特徴を紹介

ジェットボイル製品がすごく機能的で優れているらしい。噂では聞いているが、何がどういいの?そんな疑問をお持ちのあなたに、それぞれの製品の違いから特徴、使えるシチュエーションの想定までご紹介していきます!ジェットボイル製品の購入をご検討中の方はぜひご覧ください。

目次

なぜ、ジェットボイル製品は愛用されるのか?

ジェットボイルのミニモ

燃焼効率を高める画期的な工夫で、湯沸かし沸騰を最小限の時間で完了させてしまうジェットボイル製品。ヒミツは鍋底に取り付けられた、蛇腹構造のフラックスリングではにあります。

ジェットボイル フラッグスリング

熱を受ける面積を大きくすることで、少ない燃料で手早く調理可能。その燃焼効率の高さや使いやすさを理由に、多くの登山者やキャンパーに愛用されているのです。

ジェットボイルの製品ラインナップは全6種

ジェットボイルとハイカー

2021年現在、ジェットボイルシリーズには、

・スタッシュ
・フラッシュ
・ジップ
・マイクロモ
・ミニモ
・スモー

の6製品が展開されています。いったいどれを選べばいいのか……という方のために、この記事では各製品ならではの特徴、実際の使用を想定したシチュエーションをまとめてみました!

まずはそれぞれの主な特徴を表にしてみました。特筆すべき点は青字で記しています。

スタッシュフラッシュジップマイクロモミニモスモー
ジェットボイル スタッシュジェットボイル フラッシュジェットボイル ジップジェットボイル マイクロモジェットボイル ミニモジェットボイル スモー
容量0.8L1.0L0.8L0.8L1.0L1.8L
重さ約200g約371g約340g約340g約415g約453g
沸騰時間2分30秒約1分40秒約2分30秒約2分20秒約2分20秒約4分45秒
サーモレギュレータの有無なしなしなしありありあり
自動着火装置の有無なしありなしありありあり
価格¥19,250¥16,280¥11,550¥20,350¥21,450¥22,550
※横にスクロールできます

※サーモレギュレータ…マイナス6度の極限環境でも安定した火力を供給するシステム
※自動着火装置…バーナーで着火可能な仕組み。付属しない場合はライターやマッチなどの別途熱源が必要

装備を軽量コンパクトに:スタッシュ

2021年に注目され、満を持して発売された軽量コンパクトタイプのジェットボイル。

従来通りの燃焼効率の高さを持ちながらも、重量200g、収納時の高さ11cmと軽くてコンパクトにまとめられる点は非常に秀逸。軽量化したいキャンパー、登山者はぜひチェックしていただきたい製品です。

サーモレギュレータは付属していないため、細かい火力調節を要する調理には不向きなところには注意しましょう。お湯を沸かすだけで完結する調理がメインの方におすすめしたいギアです。

✔︎こんな方におすすめ!
・ソロ登山、ソロキャンパー向き
・装備をできるだけ軽く、コンパクトにまとめたい
・野外で細かい火力調整が必要な料理は作らない
■スペック
サイズ:∅13cm×高さ11.2cm(収納時)
重さ:約200g(バーナー:約60g/クッカー:約140g / 付属スタビライザー除く)
容量:0.8L(調理容量0.5L)
価格:¥19,250(税込)
沸騰時間:2分30秒(0.5L)
サーモレギュレータの有無:なし
自動着火装置の有無:なし

湯沸かしの時間を最小限に:フラッシュ

お湯を沸かすまでの時間がストレスだ……。そんなあなたにおすすめしたい1台がジェットボイルの中でも最速の沸騰時間を誇るフラッシュ。1〜2名までの調理であれば十分に対応可能です。細かい火力調整は不得意なので、2名でキャンプ、サクッとカップ麺を食べよう、なんてシュチュエーションにはもってこいの1台。クッカーの外側から湯温の上昇を感知可能なインジケータがついています。

✔︎こんな方におすすめ!
・とにかくお湯を早く沸かしたい
・湯沸かしのみで完結する調理がメイン
■スペック
サイズ: φ10.4cm×高さ18cm(収納時)
重さ:約371g (付属スタビライザー27g、ゴトク35g除く)
容量:1.0L
価格:¥16,280(税込)
沸騰時間:約1分40秒 (0.5L)
サーモレギュレータの有無:なし
自動着火装置の有無:あり

コストパフォーマンスを最優先:ジップ

ジェットボイルを気軽に試してみたい方には、最低限の機能とコストパフォーマンスを有するジップが選択肢にあがってきます。価格は抑えられてはいるものの、効率の良い燃焼はそのままにジェットボイルを試せます。サーモレギュレータ、自動点火装置は付属していない点には注意が必要です。

✔︎こんな方におすすめ!
・ソロ登山者、ソロキャンパー向き
・導入コストをできるだけ抑えたい
・湯沸かしのみで完結する調理がメイン
■スペック
サイズ:φ10.4cm×高さ16.5cm(収納時)
重さ:約340g(付属スタビライザー27g、ゴトク35g除く)
容量:0.8L
価格:¥11,550(税込)
沸騰時間:約2分30秒 (0.5L)
サーモレギュレータの有無:なし
自動着火装置の有無:なし

ソロで調理もしっかりやりたい:マイクロモ

基本はソロで調理を楽しむ、装備は軽くまとめていきたい方にはマイクロモをぜひチェック! 容量は0.8L、サーモレギュレータが付属していることから、ひとりで充実した調理まで堪能したい方にはピッタリな1台です。収納はすっきりスリムな形状で、パッキングのストレスが少ないのも◎。ネオプレン素材のコージーに覆われたクッカー本体は、断熱性に優れ、沸騰時にも持ててしまうほど。

✔︎こんな方におすすめ!
・ソロ登山者、ソロキャンパー向き
・簡単調理から煮込み料理まで幅広い調理がやりたい
■スペック
サイズ:φ10.4cm×高さ16.5cm(収納時)
重さ:約340g(付属スタビライザー27g、ゴトク35g除く)
容量:0.8L
価格:¥20,350
沸騰時間:約2分20秒(0.5L)
サーモレギュレータの有無:あり
自動着火装置の有無:あり

調理のしやすさをとにかく優先:ミニモ

とにかく調理のしやすさを最優先にしたい方、主に1〜2人でアウトドア料理を楽しむことが多い。そんな方はミニモがおすすめ。サーモレギュレータで細かい火力調節でき、低温下でも安定した火力を供給してくれるモデルです。注目すべきは大きめの口と浅型のクッカー形状を持っている点。お湯を沸かすだけの簡単調理から、火力の調節を必要とする煮込み料理まで、幅広い料理の選択肢を提示してくれる1台です。

✔︎こんな方におすすめ!
・ソロ〜2名程度での調理場面が多い
・調理も荷物の軽さ、コンパクトさも重視したい
・湯沸かしのみの簡単な料理から煮込み料理までやりたい
■スペック
サイズ:φ12.7cm×高さ15.2cm(収納時)
重さ:約415g(付属スタビライザー27g、ゴトク35g除く)
容量:1.0L
価格:¥21,450(税込)
沸騰時間:約2分20秒(0.5L)
サーモレギュレータの有無:あり
自動着火装置の有無:あり

複数人で調理もしっかり:スモー

シリーズ中で最も大容量なモデルであるスモーは、複数人でしっかり調理まで行いたい方におすすめしたいモデル。容量は1.8L。調理内容によっては4名程度まで対応可能です。複数パーティ、クッカーを共同装備として軽量化したい登山に。2L近い湯量を1回でサクッと沸かしたいケースで重宝します。

✔︎こんな方におすすめ!
・2〜4名までの調理場面が多い
・簡単調理から煮込み料理まで幅広い調理までやりたい
・複数パーティ、共用調理クッカーとして装備を軽量化したい
・1度に2L程度の湯量を沸かしたい
■スペック
サイズ:φ12.5cm×高さ21cm(収納時)
重さ:約453g(付属スタビライザー27g、ゴトク35g除く)
容量:1.8L
価格:¥22,550(税込)
沸騰時間: 約4分45秒(1.0L)
サーモレギュレータの有無:あり
自動着火装置の有無:あり

合わせて使いたい!ジェットボイルのその他のラインナップ

ジェットボイルのコーヒープレス

ジャットボイルにはいくつかのオプションアイテムが展開されています。ジェットボイルクッカーと一緒に使いたい製品についてもこちらでご紹介します。

ジェットゲージ

使用中のOD缶のガス残量がどれくらいで、あと何回程度沸騰させることができるのか……。OD缶の使用経験がある方であれば、誰しも感じたことのある悩みです。

ジェットボイルには、カートリッジ内の残量をパーセンテージで計測できるアイテムが存在します。残量値から大まかな使用回数を割り出せるので、余計なカートリッジを持っていく必要がない点はうれしいところ。

ジェットボイル ジェットゲージ

●重量:85g
●サイズ:70mm×115mm×27mm

フライパン(サミットスキレット)

焦げつきにくい加工がなされたスキレットです。底面を厚めに設計することで、熱を均一に伝えることができる仕様になっています。便利なフライ返し付き。

ジェットボイルスタッシュ以外では、ごとくと併用する必要がある点には注意しましょう。

ジェットボイル サミットスキレット

●重量:300g (ターナー(21g)を含む重量)
●サイズ:20.3cm×21.6cm×4.8cm(収納時)

コーヒープレス(グランデ)

ジェットボイル専用のオプションとして、フレンチプレス式で抽出するコーヒーメーカーが販売されています。コーヒー抽出時にはもちろん、パスタの湯切りや蒸し器、落とし蓋としても使える多機能アイテム。

いつもとは一味違ったコーヒーを楽しみたい方、少し凝った料理にチャレンジしたい方はぜひチェックされてみては。通常タイプと広口クッカーに対応した2種類が展開。

ジェットボイル コーヒープレス

対応モデル:JETBOILフラッシュ、ジップ、マイクロモ
重量:36g

ジェットボイル グランデ コーヒープレス

対応モデル:ミニモ、スモー、スタッシュ
重量:42g

選択はアリ?ジェットボイルの類似品について

 MSRのウインドバーナー

ジェットボイル製品は他人と被るからちょっと……。という方やお得に似た機能を持ったクッカー製品は存在しないのか、気になる方もいらっしゃるかもしれません。ジェットボイルに系統が似ているクッカー製品もチェックしておきましょう。

MSR ウインドバーナー

本国アメリカでは販売されており、発売が望まれていた画期的なクッカーが2020年に日本に上陸。放射熱を利用したシステムを採用しており、風の影響をほとんど受けないため、ジェットボイル同様、高い燃焼効率でお湯を沸かせます。

鍋フタには湯切り口と注ぎ口があり、メーカーの細やかな気配りにも着目です。高価ではありますが、価格に見合うその機能は、ぜひ一度チェックしておきたいところ。

エムエスアール ウィンドバーナーパーソナルストーブシステム

●サイズ:11.5×10.7×18.1cm
●本体重量:465g(ガスカートリッジを除く)
●最高出力:1765kcal/h
●容量:1.0L

ファイヤーメープル FMC-XK6

中国のアウトドアTOPブランド、ファイヤーメープルからはヒートエクスチェンジャー付きのクッカーが展開されています。ジェットボイルと同じシステムを用いており、高い熱効率を実現したギアです。

クッカーのみ購入すれば、手持ちのバーナーで効率的な湯沸かしが可能に。本体重量も190gと軽量で、お値段はなんとAmazon価格で3,380円。気軽に手を伸ばせる金額なのもうれしいです。

ファイヤーメープル FMC-XK6

●サイズ:Φ115 x 133mm (ヒートエクスチェンジャー内径74mm)
●重量:190g
●容量:1.0L (満水時1.2L)

ジェットボイルでストレスフリーな調理を

ジェットボイルで調理を楽しむハイカー

燃焼効率の高いクッキングシステムは、アウトドア調理にさらなる快適さをもたらしてくれます。今まで湯沸かしの沸騰までにストレスを感じていた方はもちろん、野外調理の幅を広げていきたい方はぜひジェットボイル製品をチェックしてみてはいかがでしょうか。

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