インナーダウンを選ぶときのポイントは?
①ダウンの性能を表すFP(フィルパワー)をチェック
基本的にアウターの下に着るものなので、デザインよりも機能性が優れているものを選ぶのがおすすめ。
ダウンの品質は、FPという1オンス (28.4g) 当たりの羽毛の体積を示すもので表されており、その数値が大きいほど暖かく、軽いです。目安としては、550~600FP以上が良質なダウン、700FP以上が高品質なダウンといわれています。
②合わせたい服装によって選ぶデザインが変わる
インナーダウンは、袖と襟の形もさまざま。暖かさ重視の場合は長袖のもの、逆に動きやすさやジャケットの下に仕込みたいときはベストタイプを選ぶと、外から見えずに着られます。
襟については、ラウンドネックが色んな服装に合わせやすいので、キャンプではおすすめ。もっと暖かさを求めるなら襟が立っているタイプを選んで。V字のものは襟が空いているコートのインナーとして活用できます。
③アウターとして着るなら撥水加工があるものがおすすめ
陽が落ちてくる夕方など、ちょっと肌寒くなったときにインナーダウンをさっと一枚羽織ると便利なのですが、実はダウンは雨に弱いのが弱点。
ダウンは中の詰め物のロフト(かさ)の高さを保つことにより保温力を保っていますが、濡れるとかさを保てなくなり保温力が落ちてしまいます。そのため、インナーダウンを一番外側に着るときは、撥水加工あるものが安心です。
それではさっそく、おすすめのインナーダウンを見ていきましょう!
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アウトドアブランドなら間違いなし!高品質インナーダウン
ザ・ノース・フェイス サンダーラウンドネックジャケット
中綿には「CLEANDOWN光電子®PRO900」という最も高機能な900フィルパワーのクリーンダウンに、撥水加工と人体の遠赤外線を放射して、衣類の中を温める「光電子®」をミックス素材を使用。濡れても暖かさを保つことができるので、アウターとしても◎。
ザ・ノース・フェイス サンダーラウンドネックジャケット
●サイズ:S、M、L、XL、XXL
●カラー:ブラック、アーバンネイビー、マラードブルー、ダークセージグリーン
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アークテリクス セリウムLT フーディ
プレミアム 850 フィルパワー・ダウンを使用しており、フードもついているため1枚でも首までしっかり暖かいです。動きやすいカッティングが入っているので、インナーダウンとして着用しても、着ぶくれ間がなく動きやすいのが魅力です。
アークテリクス セリウムLT フーディ
●サイズ:S、M、L、XL、XXL
●カラー:Black、 Cobalt Moon、Dark Elysium、Distortion、 Forcefield、Komorebi、Phantasm
ナンガ インナーダウンカーディガンデタッチャブルスリーブ
ダウンといえば右に出るものはいないナンガ。袖が取り外しできるので、着るものや気温にあわせて変更できるのが他のメーカーにはない特徴です。脇と内袖のパネルに細いキルトステッチが入り、すっきりとした見た目になります。
ナンガ インナーダウンカーディガンデタッチャブルスリーブ
●サイズ:S、M、L、XL、XXL
●カラー:BLK, NVY, MOCHA, KHA, BEG
モンベル スペリオダウン ラウンドネックジャケット
「EXダウン」というモンベル独自のダウンを使用。一般的なダウンよりダウンボールが大きく、小羽枝の密度が高いため、優れた保温力がウリ。何といっても、コスパが最強なのがモンベルのダウン。800フィルパワーと高品質なうえに、10,000円前後で買えます。カラバリも豊富なので、一つ持っていても損はないアイテムです。
モンベル スペリオダウン
中綿:800フィルパワー・EXダウン
●サイズ:XS、S、M、L、XL、U/S(海外モデル)、U/M(海外モデル)、U/L(海外モデル)、U/XL(海外モデル)
●カラー:ブラック(BK)、ダークグリーン(BKOV)、ネイビー(MIBL)、レッド(RSWD)
マーモット 1000イーズダウンフーディー
今まで見てきた中で一番FPが高いのがこちらのダウン。なんと1000FPものマザーグースダウンを使用しており、軽量かつ保温力抜群。撥水加工がなされているので、アウターとして着るのも、天候が変わりやすいアウトドアでも安心。
マーモット 1000イーズダウンフーディー
●サイズ:S、M、L、XL
●カラー:ブラック、ライム、ナイト、スティールオニキス
チャムス プロボインナーダウンジャケット
すっきりとしたシルエットと適度なサイズ感でアウターを邪魔しないインナーダウン。耐久性のあるリップストップ素材を使用しているので、アウトドアなど活発なシーンにもぴったり。
チャムス プロボインナーダウンジャケット
【Spec】Down Spec:Fill Power 650
●サイズ:S、M、L、XL、XXL
●カラー:ブラック、ベージュ、グレー
プチプラだけど安心感 無印良品とユニクロのおすすめインナーダウン
ユニクロ ウルトラライトダウンオーバーサイズジャケット
圧倒的なコストパフォーマンスで知られるユニクロの「ウルトラライトダウン」シリーズですが、今年何といってもイチ押しなのが、〈White Mountaineering〉とのコラボダウン。
このオーバーサイズジャケットも、コラボしかできない美しいシルエット、かつ可動性に優れた一着。すでに在庫が少ない店舗もあるので、急いでチェックして!
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無印良品 軽量オーストラリアダウンポケッタブルノーカラージャケット
5,000円にも関わらず750FPの圧倒的な暖かさ。色展開も4種類、サイズもS~XLまであるので、インナーダウンをまずは試してみたい方にはおすすめ。女性用もあります。
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インナーダウンはこう着こなせ!間違いないコーディネートは?
①アウターとして街中をスタイリッシュに
インナーダウンをアウターとして着用し、色味や丈感を意識することで、街中でもおしゃれに着こなせます。ザ・アウトドアっぽさを感じないコーデです。さすがノースフェイスと言わんばかりの体になじむシルエットも◎。
②ベストをコーディネートのアクセントに
インナーダウンのベストタイプを、ロンTとレイヤード。あえて外に出すことでロンTの着回しに幅が出ます。
ジャケットを羽織ってみても、ちらっと見えるベストがいいアクセントになります。
③女性にもおすすめ!パーカーとのレイヤード
キャンプのときの服装として男女問わず愛用されているパーカーも、ダウンと合わせることでひとあじ違ったコーデに。女性にもおすすめです。
インナーダウンは性能で選ぶべし!
さまざまなメーカーのものがありますが、共通しているのは「インナーダウンは軽くて、暖かい」ということ。自分がどのシーズンまでアウトドアをするのか? どのような場面で着たいのか? を意識して、性能で買うのがおすすめです。