キャンプならではの、珈琲フリークな楽しみ方
キャンプを楽しむ人たちの中には、珈琲フリークの人たちが多い気がするのは何故でしょうか?普段慌ただしく過ごす中おざなりになりがちな珈琲タイムも、フィールドでなら思い存分楽しむ時間を持つことができます。そもそも、キャンプが好きな人たちは日常から離れた非日常の中で、時間を忘れて過ごすという目的があるはずです。
そんなキャンプ好きな人たちに愛されている珈琲タイムの魅力の楽しみ方を、それを彩る道具と一緒にご紹介します。
STEP1:「豆選び」を楽しむ
珈琲豆は産地や焙煎で香味が異なり、その豆をブレンドすることによってさらに世界が広がっていきます。自分のお気に入りの味を求めて様々な豆を味わうのも珈琲の楽しみのひとつ。
各地域にはたくさんの自家焙煎珈琲豆を販売している店舗があります。キャンプで訪れる各地の自家焙煎珈琲豆を買い求めることからすでに珈琲の楽しみがはじまっていると言えるでしょう。ここでは、我が家御用達の自家焙煎珈琲豆屋をご紹介いたします。ぜひ、琵琶湖近辺でキャンプされる時にはお立ち寄り下さい!
【琵琶湖周辺のおすすめ珈琲豆屋】
MICRO-LADY COFFEE STAND
滋賀県彦根市にある珈琲スタンド。お洒落な店内ではゆっくり珈琲を味わうことも出来ます。
<MICRO-LADY COFFEE STAND情報>
住所:滋賀県彦根市古沢町40-2 JR彦根駅構内
TEL:080-1445-2374
http://www.micro-lady.jp/
カフェバード
滋賀県守山市にある自家焙煎珈琲店。こちらのマンデリンは我が家のイチオシです!
<カフェバード情報>
住所:滋賀県守山市吉身2丁目9-27 伊勢屋ビル1階
TEL:077-514-1298
http://www.cafebird.jp/shop/
STEP2:「豆を挽く」を楽しむ
お気に入りの珈琲豆を買い求めたら、次は豆を挽く楽しみが待っています。豆を削る音を聞きながら自然の中でゆっくりと豆を挽くと、あたりに漂う珈琲の豊かな香りが。この香りにはストレスを解消する効果があると言われており、豆を挽くという行為そのものがすでに心をリラックスさせて気分をやわらげてくれるのです。
ミルにこだわると、豆を挽く楽しみがさらに広がります。我が家では、様々な人の手に渡って大事にされてきたビンテージミルを愛用しており、これらのミルを使っていると、まるでミルが製造された時代にまでタイムスリップしたような気分になります。
左が最近購入したばかりのイタリア製のトレスパーデの珈琲ミル。木製の暖かい肌触りと、女性でも力が入れやすいデザインが購入の決め手でした。右はビンテージミルが好きになるきっかけとなった、フランス製のプジョーの珈琲ミル。
一見、サイズが大きすぎてキャンプには不向きだと思われがちな道具でも、こだわりがあるならぜひキャンプの相棒として迎えてみましょう!好きな道具と対面する時間も、アウトドアの楽しみの一つです。
【東京のおすすめキャンプ用品店】
東京浅草橋にある話題のキャンプ用品店CAMPonPARADEさんでは、ビンテージミルを多数取り扱ってらっしゃいますよ!
<CAMPonPARADE店舗情報>
住所:東京都台東区浅草橋1‐29‐1 ソリューション浅草橋3階
TEL:03-5829-9375
STEP3:「豆を抽出する」を楽しむ
ペーパーフィルターを使って抽出する方法が主流になっていますが、他にもいくつかの抽出方法があるのをご存知でしょうか?ペーパードリップを含め、様々な抽出方法をご紹介します。
手軽でスッキリした味わいのペーパードリップ
おそらく、ほとんどの人が試したことのあるペーパードリップ。フィルターは使い捨てになるので掃除の手間がかからなくキャンプ向きです。フィルターが安くどこででも入手可能というのもおすすめのポイントです。
ハリオ V60用ペーパーフィルター/01ドリッパー用
野性味あふれたダイレクトな味を楽しむ金属フィルター
エコ志向の方に人気なのがこの金属フィルター。金属の細かい網の目はストレートにガツンと風味を楽しみたい方におすすめします。若干、珈琲豆の澱が残ります
キントー ステンレスフィルター 4cups
玄人好みのネルドリップ
新品のネルは使用前に煮沸をして馴染ませます。 使用後のネルは水洗いした後、水を入れた容器(タッパーやジップロック等)に浸し冷蔵庫に保管しておきます。 こまめに水を変える事も大切です…と、かなり手間のかかる抽出方法ですが雑味の少ないピュアな味を追求できます。
ハリオ ネルドリップ ポット ウッドネック 3~4杯用
紅茶だけじゃないフレンチプレス
フレンチプレスで一番の特徴は「フィルターがいらない」ことです。プレス機さえあれば抽出ができるので荷物が少なくて済みます。珈琲の油分をそのまま味わえるので、珈琲豆の個性をダイレクトに味わえますよ!
ハリオ ハリオール ブライトNコーヒー & ティーフレンチプレス 2人用
番外編〜豆を自分で焙煎してみよう〜
ここからは、キャンプでの珈琲道を突き詰めた人向けの番外編になります。こだわって探し出した豆をお気に入りのミルで挽いて様々な抽出方法で味わう…そこから先の楽しみは禁断の扉「自家焙煎」です!
自家焙煎は非常に難しくテクニックの要る作業。そこにあえて挑戦するのがキャンパーの心意気…かどうかは微妙ではありますが、ここではそんな猛者が挑戦した自家焙煎の方法をご紹介します。
用意する道具
必要な道具はたったのふたつです。まずは焙煎されていない生豆を購入してください。ネットショップでは様々な産地の生豆が扱われています。
コーヒー生豆 5種パック
次に必要なものは、豆を焙煎するための道具です。今回は銀杏を煎る網での焙煎方法をご紹介。
ステンレス木柄 丸型ギンナン煎り
①まずは豆を50g水洗いしペーパータオルで素早く水気を拭き取り網に入れます。
②次に、網を揺すりながら豆を乾燥させるように煎っていきます。茶色く変色するまでは10分〜ほどかかります。炭火で挑戦するのも風味楽しめておすすめ!
③焙煎が進むと内部に二酸化炭素が発生に豆が「パチパチ」と爆ぜます。しばらくすると音が消え、またしばらく焙煎するともう一度爆ぜる音がします。このタイミングと色を良くみながら焙煎するのがコツです!
④煎り終わったら素早く豆を冷まします。すぐに味わうとフレッシュで若さを感じるあっさりした味を味わえます。数日熟成させるといつもの深い味わいを再現できますよ!
自家焙煎珈琲はなかなか奥の深い世界です。ぜひ、アウトドアの楽しみの一環として挑戦してみてはいかがでしょうか?
ちなみに、アウトドアでの自家焙煎をお勧めする理由はこれ!ものすごくカスが出るのでキャンプ場で行うのが吉!
家ではやらない、キャンプの魔法にかかろう
“家ではやらないけどキャンプでは○○にはこだわってやる!”ことってけっこう多いのではないでしょうか?珈琲もそのひとつ。でもそれはなぜ?それは、香りや味もさることながら、こんなにも多くの切り口から楽しみを得ることができる魅力がある、とも言えるのではないでしょうか?あなたも、自分流のこだわりをもってアウトドアで珈琲タイムを楽しんでみましょう!