編集部がアイテムを厳選!!CAMP HACK STORE
防水剤を塗る

テントの防水性能は復活する!長持ちのコツとおすすめ防水剤10選

テントのおすすめ防水剤や、シートを敷くといった手入れ方法、フライシートの縫い目のメンテナンスを紹介!スプレー剤、シリコン剤は種類があって悩みますよね。素材の用途から使い方をまとめてお届けします。これでテントの防水をマスターし、最強テントを手に入れましょう!

本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。

目次

アイキャッチ画像出典:MSR OUTDOOR

テントの防水性能は低下する!

テントの防水性能
出典:PIXTA

新品のテント は、たとえ雨が降ったとしても水を弾いてくれますよね。しかし、どんなテントを使っても長年使用したりメンテナンス方法が悪かったりすると、防水性能が低下して水を弾かなくなってしまいます

長くテントを使うために、防水性能を復活させる方法を見ていきましょう!

テントの生地、【防水加工】&【撥水加工】の違い

%e6%b0%b4%e3%82%92%e5%bc%be%e3%81%8f%e3%83%86%e3%83%b3%e3%83%88
出典:なっぷ

テントには一般的に防水加工と撥水加工がされています。

防水加工:『水を通さない、浸透させない』ことを目的として、テントの裏側に施される加工のこと
撥水加工:『水を弾く』ことを目的として、テントの表側に施される加工のこと

アウトドアショップやホームセンターで手に入れることができる防水スプレーや塗るタイプの防水剤は、正確には撥水剤 であることが多いです。

撥水加工は自宅でも復活させることができるので、普段からテントの表側をメンテナンスして、防水性能を維持しましょう。

テントの防水性能を保つ4つの基本ポイント

テントの防水性能
撮影:編集部

まずは撥水剤を使う前の段階で、大事なポイント。そのことを普段から気を付けていれば、撥水剤を使う手間も減りテントも長持ちしてくれるはず。テントの防水性能を保つための4つのポイントを確認しましょう。

その1・グランドシートを敷く

%e3%82%af%e3%82%99%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%88%e3%82%99%e3%82%b7%e3%83%bc%e3%83%88%e3%82%92%e6%95%b7%e3%81%8f
出典:MSR OUTDOORS

その2・テントをピンと張る。

その3・汚れがついたら必ず拭く。

%e3%83%86%e3%83%b3%e3%83%88%e3%82%92%e6%8b%ad%e3%81%8f

その4・濡れたら必ず陰干しする。

%e6%bf%a1%e3%82%8c%e3%81%9f%e3%82%89%e9%99%b0%e5%b9%b2%e3%81%97

という基本的な4つのポイントが重要! グランドシート を敷くことで汚れと底濡れをやわらげ、テントをピンと張ることで雨を逃がします。そして、汚れは撥水性能を落とすので必ず拭いて、陰干しで濡れっぱなしにしないようにすると長くテントを使うことができます。

また、長期間保管するときは中性洗剤で丸洗いして陰干しして、保管することもおすすめしますよ!

テント防水スプレー剤などおすすめアイテム8選

%e9%98%b2%e6%b0%b4%e5%89%a4%e3%81%8a%e3%81%99%e3%81%99%e3%82%81%e3%82%a2%e3%82%a4%e3%83%86%e3%83%a0
出典:MSR OUTDOOR

スプレータイプは応急用に、塗るタイプはメンテナンス用に使い分けるといいですよ。また、防水剤には、「フッ素系」と「シリコン系」の素材の違いがあります。

「フッ素系」は防水透湿素材にも使えて、「シリコン系」はフッ素系と比べて効果が長持ちします。安価であることが多いことも特徴です。使用する際は、説明書をよく読んで塗ってくださいね。

【フッ素系アイテム】

テムポ化学 テント用強力防水液 パラウェット

●容量:1ℓ

布地用防水液。テント、タープ、グランドシート等に。約4mx4mの大きさに塗布可能。大きめのテントやタープをお持ちの方に最適です。

ロゴス 強力防水スプレー

●容量:420ml

通気性を保つので、透湿防水素材の布地にも使用できます。塗布可能面積は大型ドームテント1張分です。晴れた日に思い切ってタープやフライシートを労ってあげてはいかが?

コールマン テント撥水剤

●容量:400ml

塗るタイプの撥水剤。商品のキャップ内に塗布用のスポンジが封入されているので便利です。塗布可能面積は約30㎡。

アライテント 塗る撥水剤

 

●容量:100ml

透湿防水素材にも使用できる塗るタイプの撥水剤。スプレータイプと比べて、容量が同じなら10倍の面積に塗布可能。塗布用のスポンジが付属しています。2人用テントのフライシート程度の面積にぴったり。

モンベル O.D.メンテナンス S.R.リキッドスプレー

・容量:300ml

スプレー式で手軽に使える撥水/撥油剤。乾燥機等で熱を加えるとより強力な撥水性能を発揮します。テント、タープ、レインウェア、綿、ウール製品に使え、また、透湿防水生地の機能を損なうこともありません。

【シリコン系アイテム】

キャプテンスタッグ テント用 防水スプレー

●容量:300ml

高い撥水効果とともに、汚れも防止します。テント、タープの縫い目の防水にも使えます。キャンプ場でスプレーするときは、風向きと周囲のサイトにも気を配りましょうね。

Rust Oleum ネバーウェット ネオ

・容量:325ml

タフで高性能な超撥水、防汚、防錆スプレー。ポリマー成分が繊維表面に保護バリアーを作り、水滴が球体のまま滑り落ちます。キャンプ用品、靴などの革製品、アウトドア用衣類に。アメリカ製。

【防水加工を回復させるアイテム】

テントの内側に塗って、防水加工を回復させる商品も紹介。基本的には、防水加工が剥がれてしまう現象(加水分解)をしてしまったテントはメーカー保証が効きません。

これから紹介する商品はその加工を回復させる可能性があるものです。しかし、テント自体を痛めてしまうこともありますので、試すときは自己責任でやりましょう。

ホワイトベアー テント用防水液

・容量:1000ml

テントのグランドシートや帆布製テントの防水に。1缶で約4㎡の面積に塗布できます。通気性が損なわれるため、ナイロン製テントの本体には向きません

防水剤 ポロンT

・重量:1kg

繊維の表面に透明で柔らかな膜を作り、優れた撥水能力を発揮します。シリコンの粒同士の結合が強力なので、耐候性、堅牢性に優れています。使用に際しては、換気や防護等に十分注意してください。

テント防水シームテープが劣化したら…

シームテープ は水漏れ防止のアイテム。テントの縫い目に貼って(塗って)、縫い目から水が染み込んでこないようにするためのものです!上の画像のように、縫い目に沿って貼ります。

このように、劣化したら剥がしきってしまって、貼りなおしましょう。

【シームテープ アイテム一覧】

キャプテンスタッグ シームグリップ

・サイズ:約125x25x200mm
・重量:約28g

縫い目に塗布して強力防水します。強い膜を作り、テント、アウトドアウェアの傷や穴を補修。乾いても布地の柔軟性を損ないません。塗布用のブラシ付きです。

キャプテンスタッグ シームレステープ

・サイズ:W20mm×長さ20m
・材質:ポリウレタン

タープやテントの縫い目から漏れる雨水をシャットアウトするための防水テープ。当て布を使用したアイロンで接着することにより、水の侵入を防ぎます。

キャンパルジャパン リペアクロスセット

・サイズ:7×16cm
・1セット3色入り

テントの生地にキズや穴ができた場合に生地へ貼り付けるシール加工の補修用リペアクロス

雨でも気にせずキャンプを楽しみましょう!

撥水 水滴

秋の長雨のシーズンや梅雨時などでも、しっかりとテントの防水対策をして出かければ、いつもと違う雰囲気のキャンプが体験できそうですね。

テントやタープ が雨粒をコロコロ弾くのは安心しますし、気持ちがいいもの。キャンプに行く前にみんなでテントの防水メンテナンスをすれば、それもきっと楽しいですよ!