CAMP HACK STORE 1枚でキマる。

「蓄熱式の電気湯たんぽって暖かいの?」…外気温1℃のキャンプ場で、普通の湯たんぽと比べてみた

キャンプで使う湯たんぽと言えば、金属製のお湯を温めて使うタイプが一般的ですが、最近は電気で温める蓄熱式湯たんぽも増えてきています。

両タイプの湯たんぽで、暖かさや使い勝手などに違いはあるのか……? ということで、冬のフィールドで比較。果たしてどちらが買いなのか、ぜひ結果から検討してみてくださいね。

本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。

目次

記事中画像撮影:筆者

ぶっちゃけ、暖かいのはどっちなんだろう…?

蓄熱式湯たんぽとお湯入れる湯たんぽ

寒い季節、就寝時の防寒アイテムとして頼りになる湯たんぽですが、よく知られているのは金属製の器にお湯を入れて使うタイプのものですよね。

一方、蓄熱式の電気湯たんぽもここ数年で増えましたが、実際ちゃんと暖かいのか? 使いやすさに違いはあるのか? う~ん、気になる! ということで、実際に二つを比較してみました。

    尾上製作所 トタン湯たんぽ 2.4L

    サイズ290×220×80mm
    容量2.4L
    重量700g
    材質本体(板厚):亜鉛鉄板(0.5mm)
    カバー:ポリエステル100%

    まずは、改めて蓄熱式湯たんぽの使い方をチェック

    蓄熱式湯たんぽ

    蓄熱式の湯たんぽが増えているとはいえ、実際手に取ったことがない方もまだ多いのでは?

    種類はいろいろありますが、今回使うのはこちら。MOZというメーカーの湯たんぽで、ピンク色の水枕のような見た目のものが本体。PVCのソフトケースに蓄熱液として水が封入されていて、その他に充電用のケーブル・本体カバーが付属しています。

    蓄熱式湯たんぽは電源が必要

    充電ケーブルをコンセントに挿し、本体の接続部にセットすると自動的に蓄熱開始。温める時間は約20分で、温度は60℃まで上がります。

    お湯の湯たんぽと同じで温め終わった瞬間から放熱するので、寝る直前に蓄熱が完了するようにして、すぐに寝袋に入れるのがおすすめです。

    ヤケドするほどの熱さではありませんが、同じところにあたり続けると低温ヤケドの恐れがあるので、専用カバーに入れ、気をつけながら使いましょう。

    どんなバッテリーで使えるの?

    蓄熱式湯たんぽ

    今回のバッテリーは、容量444Wh、定格出力400WのLACITAのポータブルバッテリー「ENERBOX01」を使用。一度蓄熱しても残量ランプは一目盛りも減らなかったので、容量的には充分でした。

    ただ、蓄熱式湯たんぽの消費電力はわりと大きく、出力270W以上のバッテリーが必要です。容量は足りていても出力が足りないという場合もあるので、バッテリーの出力をよくご確認ください。

    普通の湯たんぽと、暖かさを比べてみた

    蓄熱式湯たんぽとお湯入れる湯たんぽ

    それでは、実際にキャンプで使って暖かさをチェックしてみます。比べるのは尾上製作所のトタン湯たんぽで、2.4Lの水が入るタイプ。

    蓄熱式湯たんぽを寝袋に入れる

    それぞれ温めてから寝袋に入れて、一晩使って温かさを比べてみました。

    温度計は1度

    ちなみにこの日は、就寝時の気温が1℃となかなかの寒さ。寝袋に入った瞬間から、湯たんぽの暖かさがありがたい……!

    蓄熱式の最高温度が60℃なのに対し、お湯の湯たんぽは70〜80℃ぐらいのお湯が入っていることもあり、体感的にはお湯の湯たんぽのほうが暖かく感じました。

    蓄熱式湯たんぽとお湯入れる湯たんぽ

    足元が暖かいお陰で快適に7時間ほど寝て起床したのち、直接触って暖かさを比べてみました。蓄熱式はだいぶ温度が下がっていて、使い捨てカイロぐらいのほんのり暖かい感じ。

    一方、お湯の湯たんぽはまだかなり熱いい状態で、そのままもう一度使ってもいいぐらいの熱量。

    蓄熱式湯たんぽ

    お湯の湯たんぽはスタートの温度が高く水の量も多いので単純に比べるのは難しいですが、今回の実験ではお湯の湯たんぽのほうがより暖かさを感じる結果に。

    ただ、蓄熱式も充分暖かく実用レベルであることは実感できました。その上、普通の湯たんぽにはない大きなメリットもあったので、お伝えしていきます!

    1 / 2ページ