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高い冬用シュラフを買わずに済む方法、見つけたかも…
いよいよ真冬になりましたね。冬キャンプに向けて冬用寝袋を買わないと……と思いつつ、何かとお財布が痛い昨今。ちょっと躊躇しちゃう値段だよなぁと、二の足を踏んでいる方もいるのではないでしょうか。
そこで! 高額な冬用シュラフを買わなくても済むであろうアイテムを、雪中キャンプをバックパック1つで楽しむ私がお教えしましょう。
ATEPAの「ダウンブランケット」、めちゃくちゃ良いぞ!
ATEPAとはシュラフやミニテーブルなど軽量系ギアを展開しているアウトドアブランドで、どれも手頃な価格が魅力なんです。ブランケットも、ダウン素材でありながら1万円台と破格! これで機能もしっかりしていれば、文句なしですよね。
というわけでさっそく入手して使ってみたところ……なんと6通りもの使い方ができる、大当たりアイテムでした! 冬もアウトドアを楽しむ皆さんにもぜひ手に取ってもらいたいということで、さっそくレビューをお伝えしていきます。
ATEPA ダウンブランケット
サイズ | 約175 x 135cm |
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収納時サイズ | 約29.1 x 27.2 x 12.5 cm |
重量 | 約0.48kg |
素材 | ダウン、ナイロン |
「コスパいいわ~!」ATEPAのダウンブラケットの特徴
大判なのに、軽量コンパクト
広げると175×135cmになるダウンブラケットはパッカブル仕様で、収納サイズは28×20×7cm。そして重量は470gとダウン素材ならではの軽さで、バックパックキャンプや自転車キャンプに持って行けるほどコンパクト。
保管もしやすいサイズ感なので、キャンプだけでなく車中泊でも使いやすいのもおすすめのポイントです。
600フィルパワーのダウンがたっぷり封入されている
ATEPAのダウンブランケットの中綿の量は、200g。90%のホワイトダウンと10%のフェザーが封入されていて、実際広げてみるとかなりバフバフとしています。
暖かさを示すフィルパワーは、600。800フィルパワーレベルのダウンシュラフやジャケットと比べると数値自体はそこまで高くはありませんが、防寒用ブランケットとしては十分な保温力が期待できそうです!
撥水性もあって、冬も使いやすい!
表面生地は、20Dのナイロン素材。ちょっと水を垂らしてみたところしっかり撥水性がありました。これなら水をこぼしてしまったり、結露などでテント内が多少濡れたとしてもすぐに拭いて対処ができそうですね。
とは言えダウンは濡れてしまうと保温力がかなり落ちてしまうので、なるべく濡れないようにしましょう!
各所にスナップボタンとドローコードあり
ブランケットの端にスナップボタンが7箇所あり、これを使うことで筒のように形を変えることができます。
そして、ブランケットの端にはドローコードが。非常にシンプルな構造ではありますが、このスナップボタンとドローコードこそが様々な使い方をするための重要なギミックとなるので、その詳細は後半で詳しくお伝えしますよ。
まずは、ブランケットとしての基本の使い方からお見せしていきましょう!
基本の3WAYが、こちら!
1|収納状態でクッションになる
収納状態でもクッションや枕として使えるので、意外と暖かくて使わないかも? というときも無駄なく活用できるのも嬉しいポイント。
自宅のソファや、車の助手席に置いておくと、いざというときも使えて便利そうですね。
2|ブランケットやポンチョとして
キャンプでは、もう少し保温着が欲しいな~というシーンが度々ありますよね。でもジャケットは嵩張る……そんなときもダウンブランケットがあればひざ掛けにしたり、肩にかけたりなどの使い方ができます。
先ほど紹介したスナップボタンと伸縮コードを使えば、マントのような形にして肩にかけることも可能。ナイロン素材の表面はツルッと滑ってしまう特性があるので、首元で巻いてスナップボタンで固定するのがおすすめです。
3|おお! シュラフにもなるぞ
ドローコードで絞ってスナップボタンで留めれば、フットボックスを作ることができます。そして、そのままスナップボタンで背面も留めれば、簡易的なシュラフに!
中に入ってみたところ、体感では最低気温が15℃以上であればこのダウンブランケットだけでも一晩過ごすことができるのではと感じました。春先や、夏の高山でのテント泊ならこれ1枚で行けちゃうかも……?
そして残りの2つの使い方は、まさに目からウロコ。この冬もフィールドへ赴くガチなキャンパーの方に、ぜひ参考にしていただきたい防寒テクです!