記事中画像撮影:筆者
足のニオイの悩み、解決したい…
筆者はプライベートでも仕事でもバイクに乗っていますが、防御力の高いレザー製ブーツを長時間履いていると、蒸れてニオイが発生しがち。ツーリング先で仲間と一緒に食事処に行った際に座敷を案内されると、脱ぐのをためらってしまうことも……。
そんな矢先、仲間から足のニオイに効くという「とある魔法の粉」を教えてもらったんです。
ニュージーランドで25年以上愛される「足クサ対策」アイテム
その正体は、ニュージーランドで発売して25年以上が経ち、アメリカやイギリスなど世界各地で販売されている「グランズレメディ」という製品です。
成分表を見てみると、天然成分等という表記のみ。
ニュージーランド通産省から製品安全データシートの発行を受けた安全製品とのことなんですが、気になってググってみたところ、主成分はミョウバン、タルク、酸化亜鉛など天然の鉱物の粉末が含まれているようです。
筆者はAmazonで購入したのですが、9,000件を超えるレビューで星4.5という高評価! これは、きっと「全く効果なし」なんてことにはならないはず……。期待を抱きつつ、その実力をレビューします。
シャッフル グランズレメディ 50g
【やりかたは3ステップ】手を汚すことなく簡単です
手順1|粉をスプーン1杯分すくう
保証書シールを剥がして蓋を開けてみると、中蓋の上にスプーンが付属されていました。
このスプーン一杯が片足分となるため、手を汚さず、使う量に迷うこともありません。
手順2|粉を靴の中に入れて、振る
粉を靴に入れたらパウダーが均一になるように靴を振ります。
手順3|そのまま歩き回る
あとは、粉が入ったままの靴を履いて、歩き回るだけで消臭、抗菌効果が発揮される……ということなんですが、本当にこれだけで足クサが解消されるんでしょうか? これだけでいいなら、めちゃくちゃスゴいけど……?
年季の入ったシューズで試してみた
ということで、用意したのは筆者が愛用している年季の入ったトレッキングシューズ。
この靴のなかを嗅いでみたところ、若干カビのような微妙なニオイを感じたので、さっそくスプーン一杯ずつのグランズレメディを入れてみました。
その結果は……1回の散布で効果を実感できた!
公式の使い方としては、1日1回散布をして、5日〜7日ぐらい繰り返して使うとのこと。そうすることで、靴内に菌が繁殖しにくい環境が整うのだとか。
ですが、1度散布して15分ほど歩き回って確認したところ、嫌なニオイが薄まっていました。え、たった一度でこれは本当にすごくないか……?
散布2日目には無臭状態に!
そろそろソールの張替えが必要なトレッキングシューズなので、付き合いも長く微妙な香りが漂っていましたが、なんと散布2日目には無臭状態に!
ニオイ消しだけなら1~2日でバッチリ効果が出るので、もうOKじゃん! と使用をやめそうになりますが、靴内の環境を整えるために7日間は続けるのが◎。
ただし、ここには注意
靴に散布した粉は歩き回っていると内側素材に浸透していくようなのですが、履いている時間が短かったせいか、足(靴下)に粉がついたままになり、靴を脱いだあと歩いたところが粉っぽくなってしまいました……。
なので、短時間使用の場合は、室内に入る前に足をはたくなど対策すると良いでしょう。
靴以外にもいろいろ使えて便利
1、スリッパに使う
筆者の自宅は古い日本家屋なので足元が寒くてスリッパが欠かせません。使い捨て感覚で壊れたら捨てていましたが、そういえば……と思って嗅いでみたところ、見事に臭い!
靴と違ってスリッパごと振るわけにはいかないので、スプーンで粉を置いたあとに手で塗ってみました。手触りとしては石灰のような感じです。
気になるニオイは1回塗布しただけでかなり落ちました!
2、レザーグローブにも
汗をかく場所は皮脂と混ざって細菌が発生しやすいので、グローブもニオイが発生しやすい用品の一つ。特にレザー製は丸洗いしにくいのでグランズレメディが活躍します。
グローブ全体に満遍なくいきわたせるには手に塗り付けてグローブを装着すると高効率です。
洗うことが難しい剣道の小手、野球グローブや焚き火用グローブなどにも良さそうです!
買うときに気をつけたいこと
日本では株式会社シャッフルが独占契約を結んでおり総輸入元になっていますが、Amazonで「グランズレメディ」と検索すると、並行輸入品も多く出回っています。
公式サイトによると、並行輸入品に関しては検品体制が安定しておらず、高温多湿などの保管状態によって品質が保持されていないものもあるそう。また、パッケージだけがそっくりで中身が粗悪品の偽物も出回っているとのこと。
購入する際には正規保障シールの貼ってある日本正規輸入品が安心&安全です。
持ち歩きしたいときは
出典:amazon
ちなみに、グランズレメディには持ち歩きしやすいボトルタイプ(35g)も見かけますが、シャッフルの公式オンラインショップにはボトルタイプが掲載されていません。
「ボトルだと扱いやすいな」と思ったのですが、該当の商品ページに“並行輸入品”との表記があったため、筆者は通常タイプ(50g)を購入。
でも、50gって毎日使っていても早々になくならないんですよね。
そこで「持ち歩きにも使いたい」と思い、使い終わって煮沸消毒した七味唐辛子の瓶に入れてみたら、これがちょうどいい。
公式が勧める使い方ではないので自己責任にはなりますが、持ち歩きの際はこうした調味料の瓶を活用しても良いかもしれません!
暖かい時期に備えて無臭化しておこう
嫌なニオイは、皮脂と汗が混ざって細菌が増殖することで発生するため、温かい時期は特に気を付けなければいけません。
グランズレメディを今からブーツに使って無臭環境を構築しておけば、夏になっても簡単にはニオイが発生しなくなります。
公式サイトによると、7日間使い続けたあとの消臭環境は、半年間維持されるとのこと。なので、またニオイが気になり始めたら再度散布すればOK。今のうちから備えておきましょう。
世の中には色々な消臭グッズがありますが、スプレータイプだと靴の中が多少濡れるので、そのまま履くと余計に蒸れてしまうことがあって避けていましたが、グランズレメディは粉タイプなので靴の中が蒸れずにべたつかないところもおすすめのポイントです!
シャッフル グランズレメディ 50g