7|ハンギングチェーンに付けて収納上手
吊るしたものがずれなくて便利なハンギングチェーン。一般的にはカラビナで輪っかから吊るしますが、S字フックでも代用できます。
S字フックを使えば、カラビナを開くという作業のひと手間が減って、わずらわしさがありません。片手でも簡単に外せるので、頻繁に使うものはS字フック、落ちると困るものはカラビナと使い分けるといいですね。
8|タープなどをまとめるのにも便利
雨天時のキャンプでは、濡れてしまったテントやタープなどを持ち帰るのに手間取りますよね。そんなときのためにゴム紐を用意しておきます。
簡単に折りたたんでから、ゴム紐でまとめS字フックで留めます。
こうしてまとめてからポリ袋に入れておけば、運搬も家に帰ってからの作業も楽に!
9|ストッパー付きのS字フックなら外れにくい
こちらのS字フックは、通常と違って片側にカラビナのようなバネのストッパーがついています。他のS字フック同様、これも100円ショップのダイソーで販売しているアイテムです。
例えばウォーターバッグなどを使うシーンで、ハンガーに吊るす側は必要に応じて外すけど、もう片側はつけっぱなしにしておくというときに便利。
S字フックは、重さがかかっていないと外れやすいのが難点。もちろんつけたり外したりが簡単なことはメリットですが、用途やシーンによって種類を使い分けるとより使い勝手が良くなりますね。
10|パラコードを使ってオリジナルS字フック
カラフルなオリジナルのS字フックを自作してみるのも面白いですよ。作り方はとっても簡単です。
お好みのデザインのパラコードとS字フックを用意します。1本作るのに必要なパラコードの長さは6〜10cm程度です。
今回用意したダイソーのS字フック(5.5cm、7.5cm)には、太さ4mmのパラコードがピッタリのサイズでした。
S字フックに大体の長さを合わせてパラコードをカットします。中の芯(白い部分)が見えてきますので、手でつまんで芯を抜き出します。
次は、芯が抜けて空洞になったパラコードにS字フックを通していきます。パラコードを少し回転させながら押し込んでいくとやりやすいです。
端の部分はそのままだとほつれてしまいます。ライターなどであぶって、中のS字フックが出てこないように加工しましょう。
オリジナルS字フックの完成です。少しだけ摩擦が多くなるので、金属同士よりも横にずれにくくなります。簡単に加工できるので、いろんな色のパラコードでぜひ試してみてください。
工夫次第でキャンプのマストアイテムに
S字フックには、大きさ・長さ・素材などそれぞれたくさんの種類があります。手持ちのギアにうまく組み合わせることで、使い方がたくさん広がっていきますね。
ただし、大自然の中で行うキャンプでは、突風などに見舞われて思いがけない負荷がかかるときがあります。S字フックを使う場所、耐荷重、強度などには十分注意してキャンプライフを楽しみましょう。
執筆:高久浩一