記事中撮影画像:筆者
S字フックが使えるって知ってた?
100円ショップなどで売っているS字フック。大きさ、素材、色……といろんなバリエーションで出ていますよね。
最近は2重になっているものや、ひねりS字フックなど変わり種もありますが、実はこのS字フックがキャンプでもとても便利で使えるんです。
S字フック「10の活用術」
シーンに合わせて、吊るす、繋ぐ、ひっかけるなど使い方はさまざま。それでは、ナイスアイディアなS字フックの使い方10選を紹介していきます!
1|ラックやテーブルにひと工夫
ユニフレームの「フィールドラック」でS字フックを使ってみたところ相性抜群! ラックの側面や背面などのデッドスペースを有効活用できます。
ついつい重ねがちな食器や調理器具は、ぶら下げておくと必要なときにサッと使えますね。使い終わってすぐに洗えなくても、吊るしておけば周りが汚れないですし、場所も取りません。
2|これは盲点!チェアの後ろ
同じくチェアの後ろのデッドスペースを有効活用! アウトドアでは貴重品の置き場所に困りますよね。手提げバッグなどにスマホや財布、車のカギなどをまとめ、チェアの背面に吊るします。
座ってもこの通りまったく邪魔になりません。ただ、ヘリノックスの「チェアワン」など軽量タイプのチェアは、あまり重いものを吊るすと立ち上がった時にひっくり返ってしまうので注意が必要です。
3|繋げる手間をS字フックで省く
出典:Instagram by @merichan3832
こちらもS字フック活用事例。自作のタープをS字フックでガイロープに留めています。グロメットに直接結ぶより手間が省けて簡単です。あらかじめS字フックとガイロープを結んだものを数本用意しておくと設営がはかどりますね。
風で不意に力がかかる場所は、S字フックが変形して壊れる危険があるので、耐荷重をよく確認して使いましょう。
4|不思議!どうして落ちない?
S字フックをランタンフックの代わりに使います。使うのは、少しサイズが大きくて長いS字フック。これも100円ショップで売っています。
S字フックの片側をポールの太さに合わせて、根元から90度ぐらい折り曲げます。手でも十分曲げられますが、ペンチを使うとよりやりやすいですよ。
たったこれだけでランタンハンガーの代用品の出来上がりです。ランタンをかけていないと自重が軽いので落ちてしまいますが、ランタンを引っかけるとその重さでストッパーがかかり落ちなくなるんです。
5|焚き火ハンガーからギアが取り外しやすい
ホームセンターで売っている打ち込み丸カンを利用した自作の焚き火ハンガー。火の周りのツールは散らかりがちで、必要なときに手もとになかったり……。
ここでもS字フックが活躍してくれます。やることは吊るして引っかけるだけ。箱にしまったり、出したりすることもなく、場所をとらずにまとめられてどこに何があるか一目瞭然。ギアを使うときは簡単に取り外せて、まごつくこともありません。
6|料理でもS字フックが活躍!「吊るしベーコン」
トライポッドを使って焚き火の上で吊るしベーコンを作ります。この料理、吊るすだけと簡単でいいのですが、お肉に塩を足したり、焼く面を変えるときには、いちいち肉をトライポッドのフックから外すのも正直面倒……。
S字フックで吊るして刺すことで、お肉だけトライポッドから外しやすくて調理の作業が楽々! ただし取り外すときは、S字フックが熱くなっているので、耐熱性のある手袋を使いヤケドに注意しましょう。