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常識外れの二次燃焼ストーブ「セロトニン」がやってきた!軽量285g・片手サイズ収納って…マジ!?(2ページ目)

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焚き火での二次燃焼は…

火入れしたセロトニン

筆者は、枯葉と小枝を燃やしてみました。小さなストーブなので、一度に多く投下せずにこまめに焚べるのが、火起こしの最短ルートのようです。

筆者は、小枝の量の加減に慣れるまで少し時間がかかりました。

二次燃焼したセロトニン

肝心の二次燃焼ですが、火が育って安定してくると見事に二次燃焼が発生! 少し分かりづらいかもしれませんが、しっかり内側上部の穴から炎のスジが吹き出しているのが分かりますよね。

この状態になるまでに焚き火を始めてから5〜10分といったところ。このサイズのストーブでもしっかりと二次燃焼することがわかりました!

二次燃焼のおかげで煙も少なく、炎の動きをじっくり楽しめることができました。

燃料2|「ペレット」を使って、パスタ作ってみた

ペレットを入れたセロトニン

3掴みほどペレットを入れている様子

次は、燃料をペレットにチェンジ! ペレットは、100%木材でできたものを使用してくださいね。

もしペレット選びに悩んだら、樹木の芯の部分だけで作られている「ホワイトペレット」だと間違いないですよ。着火製に優れ、残る灰の量も少ない特性があります。

二次燃焼したセロトニン

早速着火。ペレットは火力調整がしやすいので料理をしたいときにオススメです。

ラージメスティンを使ってパスタ作り

セロトニンで湯沸かし

本体に五徳をつけ、ラージメスティンをのせてみました。これ以上大きいサイズのクッカーだと安定感に欠ける印象です。

試しにいろんなクッカーやケトルをのせてみましたが、直径15〜20cmくらいまでのものが使用しやすい印象でした。それ以上のサイズになると、上部を全て覆ってしまい燃焼を持続できないのでご注意を!

では、お湯を沸かしていきます。

セロトニンでパスタ

沸騰してきたところでパスタを投入! この日は冬の寒い日(気温1桁台)だったこと、また大きめのクッカーを使用しているのもあってか沸騰状態を維持するのがなかなか難しかったです。

ですが、何とか茹でることに成功。

セロトニンと出来上がったパスタ

少し時間はかかりましたが、あえるだけの簡単パスタが完成! 途中、ペレットを少量ずつ3回ほど追加しました。

ペレットが燃え尽きたセロトニン

調理後、ペレットを放置してみましたが最終的に綺麗に燃え切ってくれました。小さいながらも燃料効率はしっかりと確保されているようです。

燃料3|「木炭」を使って、串焼きしてみた

炭を入れたセロトニン

木炭も使用可能なのでソロBBQも手軽にできちゃいます! 焚べるスペースは大きくないので、炭を購入する際はサイズにご注意ください。

セロトニンで串料理

五徳のパーツ2枚を本体の短辺にセッティングすることで、串を置くこともできます。

セロトニンで串料理

串がしっかりと溝にハマり、転がっていく心配もありません。

本体サイズが小さいので「どんどん焼いて食べる」というよりは、「ソロでお酒を飲みながら焼き鳥をゆっくりつまむ」くらいの使い方がベストですね。

燃料4|「アルコールストーブ」を使って、炒め物作り

アルストを入れたセロトニン

サイズが合えばアルコールストーブも使用可能。固形燃料と同様に風防代わりになってくれるので、風に弱いアルコールストーブの弱点をカバーできます!

出典:makuake

ちなみに本体にセットしていた五徳は、取り外してアルコールストーブに直接載せることもできます。

写真は、トランギアのアルコールバーナーに設置している様子。ガチっとハマっていますよね。

アルストに置いたスタンド

しかし、筆者が持っている格安アルコールストーブには、うまくハマらず対応しませんでした。残念。というわけで、本体に入れた状態で使用してみます。

メスティンの蓋をフライパン代わりに調理!

セロトニンで調理

今回は、五徳なしで直接蓋を本体に置いて使用しましたが、特に問題なし。熱源までの距離で火力調整できるので、状況に応じて使い分けるとよさそうです。

セロトニンで調理

ちなみに五徳は鍋敷きとしても使用できることが判明! 熱々のフライパンを直接テーブルに置きたくないときでも活躍してくれました。

燃料5|「固形燃料」を使って、炊飯してみた

固形燃料を入れたセロトニン

固形燃料を使用することも! 5つの燃料に対応できるって本当にマルチ。炉内に収まるサイズであればどの固形燃料でも使用することができますよ。

スタンドをセットしたセロトニン

この使い方の場合、固形燃料の火力に対しストーブの高さがありすぎてクッカーまで熱が届かないので、底上げを設置する必要があります。五徳を写真のように中に入れ……

オプションパーツの出番!

セロトニンのオプションパーツ

写真の「固形燃料プレート」は、クラウドファンディングのコンプリートセットにのみ付属

オプションパーツの「固形燃料プレート」を五徳上に設置。

スタンドをセットしたセロトニン

高さ出しの台が完成しました。この状態で調理してみます。

メスティンでほったらかし炊飯に挑戦!

固形燃料とセロトニン

挑戦してみるのは、メスティンの自動炊飯! 少し風があり、風防として活躍するか試せるちょうどいい環境です。

固形燃料とセロトニン

20分〜25分程度燃焼する固形燃料を使って、消えるまで放置しておけば1合程度のお米が炊ける自動炊飯。

このストーブでもできると、かなり使用の幅は広がりそうですが、果たして成功するのか……

セロトニンで炊飯中

10分程度経過して蓋が動き始めてきました!

多少風が吹いたりしていますが、セロトニンが風防代わりとしていい働きをしています! 風で熱が逃げることなく、しっかりとメスティンを加熱してくれている模様。

セロトニンで炊飯

固形燃料が燃え尽きて、蓋を開けてみると……しっかりご飯が炊けていました! あとはタオルで巻いてひっくり返しておくだけ。10〜15分程度蒸らせば完成です。

ちなみに、ベース台を風防として使うこともできる

公式では、ベース台を風防として使用する方法も提案されていました。面白い! 耐風性としてはストーブの中に入れる方が良いですが、固形燃料を使ってクッカーに強火をあてたい場合この使用方法を試してみるのもいいかもしれません。

使用する際に気をつけること

二次燃焼し、5つの燃料で幅広い料理にも対応できるセロトニン。使っていて、気になった点と対応策をご紹介します。

空気孔の扱いは慎重に!

セロトニンの空気孔

本体のサイドには、ご覧のような空気孔ついています。小枝や薪の投入口として、また空気量の調整用(火力調整)の孔として使えるのですが、この仕切りが途中で止まりづらい(微調整しづらい)印象を受けました。

燃焼中にこの孔から燃料を追加する場合は、グローブをつけて慎重に。また、孔を固定したい場合は、枝を噛ませるのもひとつの手かもしれません。

座面高が低めのチェアがあるとラク

セロトニンで火吹き棒を使う

座面高が40cm前後のチェアでは、地面に置いたセロトニンを扱うのは少し体勢的に辛かったです。今回、固形燃料などを使うときはローテーブルの上に置いて使用していました。

グランドチェアとセロトニン

焚き火のときは、グランドチェアなどの低いタイプか、地べたに座って楽しむのが雰囲気的にもマッチしそうです! 

オートキャンプであれば、アイアン系のテーブルを使って少し高さを出して使用するのも良さそうですね。

本体を動かす場合は、サイドパネルの掴む位置に注意

ペレットを入れたセロトニン

燃料にペレットを使用しているときに、ロストルの穴を通って下のストーブ台に落ちてしまいまうことがありました。

これ自体は全く問題ないのですが、筆者は気になって落ちたペレットを回収しようと少し本体を動かしたところ、サイドパネルが一部写真のように外れてしまいました。動かすと外れやすいのは少し気になるポイントです。

組み立て後に本体を移動させる場合は、四隅の対角線2箇所をしっかり持って動かすと、外れることもなかったので意識してみてください。

こんなに楽しめる軽量ストーブは他にない!

焚き火中のセロトニン

1台で何役にもなるストーブはセロトニン以外になかなかありません。バイクや徒歩でキャンプをするソロキャンパーには汎用性の高いセロトニンがピッタリ!

CAMPFIREで支援購入することができるので、気になった方はチェックしてみてください。

    セロトニン アウトドア Secondary Burning Camping Stove

    素材(チタン製)純チタン、(ステンレス製)SUS430
    重量(チタン製)285g、(ステンレス製)476g
    展開サイズ(チタン製・ステンレス製)18×9×14.7cm
    収納サイズ(チタン製・ステンレス製)15.5×9×2.5cm

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