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【もう何枚も着込む必要なし】アイリスオーヤマの良コスパ「電熱ジャケット」が、身軽&暖かくて脱げなくなった

みなさん、電熱ウェアって着用したことあります? なんだかお手入れが難しそう、服のデザインとしてどうなの? と手を出しづらい印象があるかもしれませんが、初めての電熱ウェアデビューにおすすめできるやつ、見つけちゃいました!

中綿入りで軽くそのまま着てもサマになる。寒くなったらスイッチオンでまるでコタツ! 一度着ると秋冬の定番着入りしそうなアイリスオーヤマの電熱ジャケットをレビューします。価格面でもなかなか優秀でしたよ。

 

目次

記事中画像撮影:筆者

アイリスオーヤマから「電熱ジャケット」が登場

アイリスオーヤマのヒートジャケット

出典:irisplaza

寒さが厳しい冬になると、服を何枚も着て防寒したくなりますよね。でも、重ね着すると着膨れするし、身動きが取りづらくなるので、つい外遊びが億劫になってしまうもの。

そんな方におすすめしたいのが「電熱ジャケット」なるアイテム。バイク乗りである筆者は、極寒ツーリング時に使うことがあるのですが、最近「これ、コスパ良くない? しかも着まわしやすいデザインだし」と気になる電熱ジャケットを発見!

それがこちら。あの家電でお馴染みアイリスオーヤマの「バッテリー付きヒートジャケット」です。極薄のヒーターが内蔵されており、ボタンを押すだけですぐに暖かさを体感できます。

寒いときに、ボタンを押すだけ。保温まで15秒!

ヒートジャケットのバッテリー

「ヒートジャケット」の使い方

  • 1. 付属のモバイルバッテリーを充電しておく
  • 2. 内ポケットの配線を接続する
  • 3. ボタンを押して、好みの温度に設定する

使い方はいたって簡単で、上記3つの手順でOK。

電源オンから実際に暖かくなるまでの時間は公式では30秒程度とのことでしたが、実際には5秒ぐらいでジワジワ暖かくなりはじめ、最高温度に達するまで15秒ほどでした。これは早い!

ヒートジャケットの給電ケーブル

充電には、USBケーブルが1本付いてきます。充電器本体(ここでいう白いアンカー)は付属しないので用意しておきましょう。

暖かさは「4段階」

ヒートジャケットのボタン

ジャケットを暖めたいときは、前身ごろ右下あたりのボタンを長押しで電源オン。

暖かさのレベルは4段階で、ボタンを押すたびに【白、緑、紫、赤】と色が変化し、設定温度が変わる仕組みになっています。

ヒートジャケットの発熱部

料理の温度を計測するために購入した温度計を使ってみたところ、一番低温の白モードが33.7度最も保温力が高い赤モードは45.7度ぐらいでした。

桐灰カイロマグマの温度

ちなみに、めっちゃ熱いカイロとして有名な「桐灰カイロマグマ」の温度が44.5度だったので、ヒートジャケットも高温カイロと同じような暖かさが得られることがわかります。

付属のモバイルバッテリー

付属のモバイルバッテリーは6700mAhですが、一番熱いモードで3時間使えるとのこと。街使用であれば十分のような気がしますが、さらに長時間使いたいなら容量の大きいモバイルバッテリーもアイリスオーヤマで販売されているので、そちらを用意しても良いかもしれません。

発熱するのはカイロ一枚分

発熱するのは肩甲骨あたり

ヒートジャケットが発熱するのは、肩甲骨まわりのカイロ一枚分ぐらいのスペース。マグマを載せている辺りにシート状のヒーターが内蔵されています。

「え、ここだけ?」と思うかもしれませんが、じつは肩甲骨の間には太い血管があり、ここを温めることで上半身の血流が良くなり、結果として全身の冷え対策にもつながるんだとか。

バイクの配線

ただ、筆者が楽しむ“冬のバイク”は過酷なので、背中の広い範囲や胸部まで発熱するジャケットもあります。そうなると当然電圧が必要で、バイクの車体から12V電源をとったり、7.4Vの専用バッテリーを使うのが一般的。

でも、ヒートジャケットは発熱する範囲を効率的な部位に留めているので、そのおかげで電圧を気にせず気軽に充電できます。日々の暮らしやアウトドアシーンに取り入れやすいところがいいですね。

ヒートジャケットに採用されているカーボンナノチューブヒーター

暖かくなる範囲は決して広くはありませんが、一般的な電熱製品で採用される電熱線と違い、シート状の「カーボンナノチューブヒーター」を使用しているため、暖かさにムラがない強みもありますよ!

気温12度の街中で使ってみた

ヒートジャケットを着用して出かけてみました

スペックだけ見ると「十分な保温性がある」ように感じますが、実際に街で着てみるとどうでしょうか? ヒートジャケットの下にコットンTシャツを1枚だけ着て、薄着で出かけてみました。

気温は12度。空気のひんやり感はあるものの、風がなかったこともあり、電源を入れずただ着ているだけでも寒いと感じることはありませんでした。

ヒートジャケット生地表面

というのも、このヒートジャケットにはポリエステル素材の中綿入り。薄手のインナーダウンジャケットと同じような感覚で羽織ることができるんです。

ヒートジャケットのボタン

とはいえ、電源を入れないことには検証にならないので、試しに途中で電源をオン。二番目に強力な紫モードにしてみたところ、「寒くない」から「暖かい」に体感が変化! ヒーターが入っている肩甲骨まわりから暖かい空気が中綿に広がって、上半身がポカポカになっていく感じがありました。

緑、白の弱いモードだと効果は薄かったのですが、ヒートジャケットの上にアウターを羽織れば、弱いモードでも保温性を感じやすいと思います。省エネになる=連続使用時間が伸びるため、状況に応じてウェアのレイヤリングを工夫してみるといいかもしれません。

冷たい風が吹く日も、アウターをプラスするだけでぬくぬく過ごせるでしょう。

使い勝手の良さはディテールにも

極薄ヒーター搭載で「高い保温力」を手にできるヒートジャケット。ディテールにもこだわりが詰まっているんです。

丸首だから重ね着しやすい

ヒートジャケットの襟部分

襟のないデザインも良かった点。首元がもたつかないので重ね着しやすく、悪目立ちしにくいです。通勤時にスーツの下に着用すればコートはいらなくなっちゃうかもしれません。

肩が凝らない軽さ

ヒートジャケットの重さ

バッテリー込みでも約608g(Mサイズ)と軽く、気軽に羽織ることができます。脱いでも荷物にならないところも◎。

地味に嬉しいファスナーポケット付き

ヒートジャケットのポケット

ファスナー付きポケットが左右についているので、スマホと自宅の鍵だけ持って出かけることが多い筆者にとっては嬉しいポイントでした。アウトドアテイストのファスナーもスタイリッシュです。

スタイリングが広がるダブルファスナー仕様

ヒートジャケットのダブルファスナー

メインファスナーは、上下どちらからも開閉できるダブルファスナー仕様。衣服内に熱がこもった際に上下いずれからも外に熱を逃がすことが可能。工夫次第でスタイリングの幅も広がります

【ここも便利】汚れがひどいときは手洗いOK

ヒートジャケットの洗濯風景

基本的なお手入れは硬く絞った布で拭きとる形ですが、汚れがひどい場合にはバッテリーを外せば手洗いが可能です。

ヒートジャケット洗濯後

ただ配線部分が濡れているとバッテリー接続時にトラブルになることもあるので、しっかり乾かしてから使うようにしましょう。

ヒートジャケットを干すときはある程度水が滴り落ちることは考慮しておこう

また中綿が水を吸っているので、しばらくは水がしたたり落ちます。下に濡れて困るようなものはおかない方が良いでしょう。室内干しの際には要チェックです。

サイズ選びは、いつも通りでOK

ヒートジャケットサイズ比較

背中の電熱部分が肌に触れることで暖をとるアイテムなので、あまりオーバーサイズだと意味がありません。肌着一枚のうえに着用してちょうどいいサイズ感がベストです。

試しに、SとMサイズを重ねてみました。Mサイズは着丈と袖丈が少々長く、身頃も少々広いように見えます。

ヒートジャケットの着用イメージ
左)Sサイズ着用 右)Mサイズ着用

筆者の身長は164cm、59Kgという体型で、普段はSサイズを着ています。ヒートジャケットはユニセックスのサイズ展開なので、SとMどちらの方が良いのかなと迷いましたが、着用してみたところSサイズで問題なし。

シルエットにゆとりがありますし、生地もストレッチ性があるので、いつも通りのサイズを選べば問題ないでしょう。

良コスパなので、電熱ジャケットデビューの一着におすすめ

ヒートジャケットを着用するとデスクワーク中も脱げなくなります

多くのバイク用の電熱ジャケットはバッテリーなしで1万円以上しますが、バッテリー込みで1万円以下(2023年12月現在)という価格はとてもリーズナブルです。

中綿入りで軽いので、ユニクロのウルトラライトダウンのように着ることができますし、「もっと暖かさがほしい」というときに電熱をオンにすればよいので、使える気温の幅が広いのが何よりの強み。ゴワゴワしないのでデスクワーク中にも着やすいです。

「ヒートジャケット」は、一般防寒アイテムとは次元を超えた暖かさ。まるで着るこたつと言っても過言ではありません。一度着用したら脱げなくなるかもしれませんが、筆者は責任をとれませんのであしからず!

他にもベストタイプやアウターに特化したもの、腰とポケットに電熱が入った裏起毛のパンツなど幅広く製品が揃っています。いずれもお手軽価格なので、気になった方はぜひチェックしてみてください。

▼「バッテリー付きヒートジャケット」の詳細はこちら

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