シェルターとして使うと、もっと広々空間になる
インナーテントを外してしまえばシェルターとしても利用可能です。
その広さは、長さ303cm×幅335cm。テント内に大型のローテーブルを置いてみてたところ、大人4人がゆっくりできるスペースを確保できました。
キャノピーを広げると日陰が増やせる
さらに、出入り口の壁をポール(こちらは付属なし)で跳ね上げると、より広々とした空間に。大人4人がくつろぐスペースにプラスし、荷物を置いたり、調理したりするスペースも作れます。日陰だって増やせます。
今回は長さ170cmぐらいの自前ポールを使用しましたが、ちょうどいい高さでした。
ユニークな形のタープにも大変身!
そして「耐久撥水スクエアシェルター」の一番のユニークポイントは、全面の壁を巻き上げ可能で、ちょっと不思議な形状のタープにもなる点です。
出典:workman
全部巻き上げた状態がこちら。もはやオープンタープのような見た目に。光の向きによって壁を作れば遮光することができますし、アウターテントはUVカット(UPF50+)効果もあるので、強い日差しのときにも頼りになりますよ!
実際に立ててみて感じた〈特によかった点〉3つ
ここが特によかった【1】|ガイロープのアジャスターが金属製
ワークマンのテントは、製品によってガイロープのアジャスターにプラスチックを採用していることがあり、プラスチックだとテンションがかけにくいことがあります。
その点、「耐久撥水スクエアシェルター」のアジャスターには金属製が採用されているため、ロープのテンションをしっかりかけることができました。
ここも使い勝手に差が出るところなので、個人的には「お、いいな」と思いました。
ここが特によかった【2】|通気性・換気を考えた構造になっている
天候などに合わせて幕をロールアップすることで、テント内の気温調整が楽にできるところもすごくいいなと思ったポイント。暑いとき、寒いとき、開放感を得たいときなど、状況に応じてアレンジできます。
出典:workman
しかも、三角にロールアップできる部分が四隅にあり、「日差しは遮りたいけど、換気もしたい」という状況で効果的。これなかなかおもしろい構造ですよね。
フルクローズしたとしても、アウターテントの上部四隅にはベンチレーションもついているので、おこもり時も外の空気を取り込みやすい仕様です。
ここが特によかった【3】|インナーテントの脇にも荷物が置ける
なかにインナーテントをセットしても、その脇に広めのスペースができるので、テントの収納袋やラックを置くことができます。
その結果、荷物を置くスペースとリビングスペースを分けることができ、内部をより広く使えるところも、ファミリー利用が多い筆者としては◎のポイントでした!
だけど気になる点も……
ちょうどいい位置にランタンフックがない
前室にランタンを引っ掛けられそうなループはあるものの、ループの位置が微妙で、中心部には吊り下げられないため、工夫が必要です。
構造上仕方がないのかもしれませんが、広々とした前室が魅力の一つなので、前室の天井にもランタンフックを用意してほしかったところ。
サイドパネルのフックに引っかけたり、ランタンハンガーを活用したりして、明かりの置き場所と角度は考えておくといいかもしれません。いっそ置き型のランタンを持っていくのも手。
この穴の使い道は…?
アウターテントには、1箇所ご覧のような穴が開いています。これキャンパーなら薪ストーブ用の煙突穴か? と思いますよね。一応、穴の周りはゴムのような素材で補強されています。
但し、説明書をみてもこの穴に関する言及はなし。さらに「テント内やテント近くでは、絶対に火気を使用しないでください」と表記もあります。
本体もポリエステル素材なので、薪ストーブの使用はNGと考えるのが妥当でしょう。となると、この穴なくてもいいような……? ただ閉じることもできる仕様になっているので、普通にテントを使う分にはなんら問題ありません。
こんな人におすすめしたい!
先述したように、色々な使い方ができる「耐久撥水スクエアシェルター」ですが、筆者がおすすめしたい具体的なユーザー層は家族やパートナーとデイキャンプに行く方や、豪華なソロキャンプを楽しみたい方です。
家族で出かけると荷物が増えがちですが、置き場は充分。座りながらバーベキューするのにも良さそうです。一般的な1人~2人用テントに比べてリビングスペースが広いので、快適グッズを置き放題です。
また、「子供がまだ小さいから泊まりのキャンプが厳しい」という方や、「パートナーがキャンプに乗り気じゃない……」なんて方は、デイキャンプでの使用にもってこい。
出典:workman
筆者はキャンプツーリングが好きでよく出かけていて、そのときは最低限の荷物に抑えますが、バイクの積載性に挑戦して何も妥協せず快適性を求めるライダーにもおすすめ。
もちろんキャンプツーリングに限らず、ソロのグルキャンの際に映えるスペースを作って注目を集めることもできちゃうでしょう。
大人の秘密基地感満載です
今までいくつかワークマンのソロ用テントを使ってきましたが、インナーテントをつけても前室は広々、さらに変幻自在のシェルター&タープにもなり、汎用性という点では一番優れたテントだと思います。
Amazonのノーブランド製品を含めても、「パップテント」で1万9,800円という価格設定は破格で、セット内容も豪華。
重くて少々かさばる点は否めませんが、ソロキャンプでも快適性を犠牲にしたくないキャンパーにはピッタリ。大人の秘密基地感満載で「使うたびに新しい魅力に気が付く」そんなシェルターテントです。
ワークマンのWEB限定商品のため、気になった方はぜひ公式サイトをチェックしてみてください!