記事中画像撮影:筆者
ルーフトップテントを導入した経緯
写真は愛車のトヨタ ランドクルーザー95プラドのカスタム
プライベートでのキャンプに加え数年前から始めた趣味の登山、さらに仕事もアウトドア関係ということもありアウトドアで過ごす時間が年々増えてきている筆者。
日中はイベントや撮影などの仕事をして夜は寝るだけ、というような機会も多く、そんな時はテントを張るのも手間なので後部座席を倒してフラットにした車内で寝ることもしばしば。
ただ、荷物が多い時はフラットなスペースを確保できなかったり、さすがに家族全員は車で眠れないこともあり、もっと快適で効率の良い方法はないものかと模索していました。
さらなる快適なアウトドアライフを求めルーフトップテントを導入を決意
車中泊を快適にするために一時期バンタイプの車への乗り換えも頭をよぎりましたが、フィールドでの走破性の高さで選んだSUVへのこだわりも捨てがたく……。
悩んだ末にSUVに乗り続けながら車でも快適に寝る手段として、ルーフトップテントの導入を決意しました。
ルーフトップテントのバリエーションを調べてみた
ルーフトップテントを導入することには決めたものの、どんなテントにすればいいのか……。
普通のテントにもワンポールテントやドームテント、2ルームテントのようなバリエーションがあるように、そこまで種類が多くはないとは言え、ルーフトップテントにもいくつかはバリエーションがあります。
そこで、自分にはどんなタイプのルーフテントがいいのか検証してみました。
カバーの違い
ソフトシェル or ハードシェル
出典:Instagram by @odagen888
まずはルーフテントを覆っているカバーの違いから。
ソフトタイプは防水性が高いシートでテントを包んであり、ファスナーを開けてシートを剥がしてテントを展開。グルッと一周ファスナーを開けて、剥がしたカバーを畳んだり巻いたりして収納するので若干手間がかかります。一方で、ソフトタイプの方がハードシェルに比べて軽く、価格も比較的リーズナブルなモデルが多いという利点も。
ハードシェルの素材は樹脂やアルミ製。フックを外すなどしてワンタッチでカバーの展開ができるため、ハードシェルはソフトタイプに比べて手早く設営できます。ただ、素材的に重量が重くなり、価格も高め。
設営方法の違い
展開式 or ポップアップ式
出典:Instagram by @hgwrmshr_110x
続いて設営方式の違いについて。
展開式タイプは、カバーを開けた後に折りたたまれているフロアを広げて設営します。このタイプは、展開することでスペースを拡張できるため、収納時にコンパクトに収めることができたり、広々とした居住性が高い空間を確保できるというメリットがあります。反面、展開する分だけ設営の工数が増え、横や後ろに張り出させるためのスペースが必要になります。
ポップアップ式は展開という工程は無く、単に蓋のロックを解除して跳ね上げるだけ。驚くほど設営が簡単です。ただし、スペースを拡張することはできず、車のルーフの上に収まるサイズが限界なので必然的に広さは制限されてしまいます。
▼バリエーションまとめ
カバーの種類
ソフトタイプ:設営に手間がかかるが、安価で軽量
ハードシェル:手早く設置できるが、重くて高価
設営方法
展開式:居住空間が広いが、設営の工数がかかる。クルマ周辺にスペースも必要
ポップアップ式:居住空間は制限されるが、設営が簡単
それぞれトレードオフの関係性でどちらかを取れば他方は失われてしまうので、どちらが筆者のアウトドアスタイルに合っているのか慎重に検討した結果……。
ハードシェルのポップアップ式に決定!
検討の末に実際に筆者が導入したのは、「Overland Spec Outdoors」というブランドのルーフテント「OSO RTT」。先ほどの分類で言うと、ハードシェルでポップアップ式のモデル。
オーバーランド感の強いデザインの展開式にも魅力を感じましたが、とにかく宿泊時の負担を極力減らすために、手早く設営できるモデルを選びました。
では、実際に筆者が選んだルーフテントにどのような特徴があるのか、詳しく説明していきますね。