しなしなになった野菜、捨てないで!
- キャンプに持参して使わなかったり、余ってしまった野菜。自宅に持ち帰ったらしなびていた、という経験があるかたもいるかもしれません。
私も残った野菜を持ち帰った際、乾燥してしまったのか、車内の温度の影響なのか? しなしなになっていたことが何度かありました。
以前は「もう食べられないかも」と思って捨ててしまっていたのですが、野菜を復活させる方法があると知って、実際に試してみることに。
すると、みずみずしい状態に戻り、おいしく食べることができたんですよ。さっそく、野菜ごとの復活方法をご紹介していきたいと思います。
野菜ごとの復活方法
大根
我が家でよくしなしなにしてしまう野菜のひとつ、大根。
丸ごと1本で購入し、食べ切れず残っていたものが、気づいたらしなびていた、なんてことがよくあるんです。
こちらの大根。切り口も表面の皮の部分も、水分が抜けてしわしわになってしまっています。
しなびた大根は、大根の上下を切り落としてから、水に浸けて復活させます。今回はしなしな具合がそこまで進行していなかったため、6時間ほどつけてみました。
もし写真の大根よりもっとしなびている場合は、半日ほど水に浸けておいてください。
水は常温でOKですが、途中でぬるくなってしまったり、量が減ってしまった場合は、水を足すか入れ替えてみてくださいね。
6時間の様子がこちら。ボウルから大根を出してキッチンペーパーで表面の水分を拭き取りました。
すると、表面のしわしわ具合がなくなり、張りがありピカピカに白い大根に復活! 正直ここまで復活するとは思わず、かなりびっくりしました。
この後大根サラダにして食べてみましたが、パリパリとしていてみずみずしく、とてもおいしかったです!
にんじん
にんじんも、冷蔵庫でしなしなになっているのをときどき発見します。表面がしなびたにんじんは、ピーラー(皮剥き器)では皮を剥きづらいんですよね・・・。
にんじんを復活させるには、しなびたにんじんをまるごと1本タッパーなどの容器に入れてから、にんじん全体がつかる量の水を加えます。
水を入れたら、ふたをして冷蔵庫の野菜室で1日保存します。
復活させるまで1日と、他の野菜よりも時間はかかります。次の日に、にんじんを使った料理を作る予定を立てておいてくださいね!
こちらが1日水に漬けたにんじんです。表面がツヤッツヤ&みずみずしくなり、色鮮やかに復活しました!
ピーラーでも問題なく皮を剥くことができるようになり、調理もしやすくなりました。
大葉
大葉は、そもそもどう保存しておくのが正解なのでしょうか……。
購入後すぐに使わないと、気づくと冷蔵庫でしなしなになってしまっています。しなしなになると、千切りもしづらいんですよね。
大葉は、水を吸いやすいように茎の部分を2~3mmカット。容器に茎をカットした大葉を入れて水をひたひたに注いだら、ようすを見ながら5~10分ほどつけておきます。
つける時間は大葉のしおれ具合によるので、かなりしなしなになってしまっている場合は、長めに浸けてみてくださいね。
大葉を水から引き上げて、キッチンペーパーで表面の水を拭き取りました。
「今日買ってきたばかり?!」と思ってしまうほど、水を吸ってパリッとした大葉に戻りました!
水に浸けた大葉すべてが写真のようなパリパリの状態になったわけではないのですが、それでも水につける前より色も鮮やか&みずみずしい大葉に復活。
千切りも問題なく、料理にも使いやすい状態になりました。
レタス
レタスも長く冷蔵庫にいれておくとしなしなになってしまいますよね。
サラダ用にちぎってみましたが、しなしなであまりおいしくなさそうです。
レタスを復活させるために用意するのは、水ではなく「50度のお湯」! お湯に浸けることで復活するなんて、ちょっと半信半疑です。
50度のお湯をボウルに入れ、レタスを浸して30秒〜1分ほど置いておきます。お湯から引き上げたら、冷水につけてしっかりと冷やしてくださいね。
ちなみに、温度計がなくても、50度のお湯を準備することは可能です。
「50度のお湯」は、普段入っているお風呂よりかなり熱めの温度です。手を入れることはできるけれど、熱くて10秒程度が限界、という温度であればレタスを入れてOK。
お湯につけてから水でしっかりと冷やしたレタスがこちら!
手で持つとしなしなしてて折れてしまっていたレタスも、写真のようにパリッと復活です。
先ほどのプチトマトと一緒に、サラダにして食べるのがおすすめです。