注意したい点も……。
今回、筆者が蚊に刺された患部には、しっかりと痒み軽減効果が感じられた「ヒートイット」。ですが、使っていく上でいくつか注意したい点も。
ケアの場所と温度バランスに注意
腕の内側や内ももなど患部の皮膚が薄くより敏感な部分では、筆者個人的には少し熱すぎて、2秒当てているのが限界という場合がありました。
家族や友人にも試してもらったところ、かなり個人差があり、約50〜53℃という温度は、部位に限らず熱すぎると感じる人も。
なので、最初はChild(子ども向け/50℃)+Short(4秒)から始めてみて、患部の場所によってモードや時間設定を細かく変更して使い分けることをオススメします!
また、虫刺され以外の部位・日焼け後の肌・傷口・粘膜など使用禁止部位の注意事項があり、使用前には取り扱い説明書をしっかりと確認しましょう。
ヒスタミン起因でないケースも
記事前半で触れた通り、「ヒートイット」の痒み軽減効果は、この「ヒスタミン」を加熱分解する作用によるもの。
ですが、蚊はさまざまな菌を媒介し、また患部を爪などで引っ掻いて菌が侵入するケースも。
「ヒートイット」は医療機器ではないため、痒みが「ヒスタミン」由来でない場合には、消毒など別途適切な医療処置が必要なので注意しましょう。
蚊以外への効果は疑問…。
もう1点気になるのが、蚊に刺された箇所だけでなく、アブやハチに刺された箇所にも効果があるという説明書の記載。
けれど、蚊やアブと違ってハチに刺された場合、アレルギー反応だけでなく毒素も作用するため、やはりこちらも「ヒートイット」に頼らず医療機関を受診することをお勧めします。
スマホがあれば何でもできる!
皮膚の敏感な部分では少々熱すぎるときがあるものの、脚部から試して慣れてくると、「ヒートイット」は強力な痒み軽減デバイスでした!
「ヒートイット」のお陰で、今後はスマホが電話やメールやカメラといった用途だけでなく、痒みを抑える用途でも活躍してくれそうですね。
話題のネタとしても面白いので、ぜひ皆さんも試してみてはいかがでしょうか?