料理好きにもっと知ってほしいカセットこんろ
「キャンプ場でも手軽にうまい炒飯が作りたい!」と考えた料理好きキャンパーの筆者。
料理、とくに中華系の炒め物を行ううえでは、どんな調味料よりも火力が重要。よく「強火で炒めるから美味い」なんて言いますが、これはまさに真理だったりします。
ところがアウトドア用のカセットこんろはどれも使い勝手こそよいものの、おしなべて火力が家庭用こんろよりも弱いのが難点でした。
ついに見つけた、高火力カセットこんろ
……でも、うまい中華が作りたい。そう考えているときに、出会ったのがイワタニ「フー・BO EX」。カセットフーシリーズ史上最高火力を誇るカセットこんろです。
火力に惚れ込み5年ほど愛用している筆者が、激推しする理由がこちら。
「フー・BO EX」の圧倒的推しポイント4つ
1. 家庭のガスこんろに匹敵する高火力!
わざわざ火力重視で選んだ「フー・BO EX」。その火力は、なんと家庭のガスこんろなみの4.1kW(3,500kcal/h)。
例えば人気の「タフまるJr」は、2.3kW(2,000kcal/h)と、一般的なカセットこんろやシングルバーナーは概ね2~3kW程度の火力ですから、実にその1.5~2倍近いハイパワーがあるわけです。
家庭のガス台がそのままキャンプに持ち出せる感覚は唯一無二です。
2. 屋外でも使いやすいサイズ感
火力重視とはいえ、アウトドアでも使いやすいサイズ感も魅力のひとつ。
使用サイズは、幅337mm × 奥行302mm × 高さ93mm。本体重量約1.9kg。もちろん「タフまるJr」よりは大きいですが、一般的なカセットこんろのサイズ感をイメージしてもらえればいいかと。
燃料は、コンビニなどでも手に入るCB缶のため手軽に使えるのもいいですよね。
3. 大火力だからチャーハンがうまい!
イワタニ「フー・BO EX」の真価は、やはりチャーハンで発揮されます。
高火力が必要な中華鍋との相性は抜群で、強火で煽るチャーハンは、すっかり私のキャンプの見せ場になりました。
手の込んだ料理を作るのが面倒なときも、クックドゥーなどの調味料とこのカセットこんろがあれば、ホイコーローなど本格的な味が簡単に出せます。
4. 大火力だから時短にも使える!
大火力のメリットはチャーハン以外にもあります。例えば、朝お湯を沸かすのも早く、また、煮込みなども時間がかかりません。
さらに、「家のこんろと同じ高火力」ということは、家で料理するような時間感覚で使えるのでミスも起こしにくいわけです。
大火力だけじゃない、キャンプで活きるポイント3つ
イワタニ「フー・BO EX」は大火力だけが利点なのではなく、キャンプに適した特徴もあります。ポイントとなる3点をまとめてみました。
1. 頑丈なキャリングケース
画像のように、本体にジャストフィットする樹脂製のケースがついてきます。
このケースは傷にも強く、落としたぐらいでは本体にはまったく影響がありません。アウトドアへの持ち運びにもバッチリです。
2. ヒートパネルで寒くても火力は落ちにくい
ガス缶をセットする部分はマグネット式で、ガス缶自体を温めるヒートパネルが設置されています。
カセットガスは気温が低いとドロップダウン(失火)しますが、「フー・BO EX」ならば、冬場でも比較的使いやすいと言えます。
但しまったく火がつかない状態ではどうにもならないので、寒冷地用のパワーガスを使う、など工夫は必要です。イワタニからは、低温時対応のCB缶も販売されていますよ。
イワタニ カセットガス パワーゴールド
3. 二重の風防があるから風にも強い
「フー・BO EX(フーボーEX)」と、その名の通り風防もついています。しかもゴトクの立ち上がりと本体を囲む風防の二重風防なので、耐風性能も悪くありません。