軽くて使いやすい傘を見つけたい……
外出先での突然の雨。このぐらいの雨なら走っていけばなんとかなりそう……と飛び出したはいいものの、びしょ濡れになってしまった。そんな経験ありませんか?
先日もそんな目にあったばかりの筆者。折りたたみ傘を持ち歩いていなかった理由は、ズバリ「重たいから」。
というわけで、軽量な折りたたみ傘を探すことに。
じつは、筆者の家族がスノーピークのものを愛用しており「使いやすい」と言っていたので、同じものを買うか、はたまた別のものを試してみるか悩んでいたんです。
選定基準は、350mlの缶飲料より軽い300g以下を目安にしてみました。候補に上がったのは、この4本!
今回はアウトドアブランドだけでなく、ファストファッションブランドを含めた人気傘を比較し、勝手にランキング! 比較ポイントを見比べ、個人的お気に入りNo.1を見つけたいと思います。
軽量傘と言えど、街向け、トレッキング向けとブランドによって開発目的は大きく違うこと先に断っておきます。この差がどこにでるのか、注目です。
【重量比べ】一番軽いのはどれ?
軽さ1位は、モンベル・ユニクロ
まずは、肝心の重さから比べていくことに。それぞれメーカーが表示している重量ではなく、実際に計測してみたところ、一番軽いのは126gでモンベルとユニクロでした。なんと同じ重さという結果に!
126gは、身近なもので例えるとiPhone14(172g)よりも軽いということに。とんでもなく軽いということが伝わりましたでしょうか。ポケットにでも入れて歩けそうですよね。
以下順位はご覧の通りになりました。
1位のものと比べるとワークマンは倍以上の重さに。持ち歩くことを考えると、軽いのはそれだけで大きなメリットに感じますね。
【大きさ比べ】しっかり体をカバーしてくれるのは?
軽さを求めるあまり、小さい傘で濡れやすくなってしまうと本末転倒です。体をカバーしてくれる大きさがあると安心ですよね。
というわけで雨の濡れにくさに影響する、傘を広げたときの直径の長さを測ってみました。結果はご覧の通り!
直径の長さ1位は、スノーピーク
スノーピークは、150g以下と軽い上に大きさもしっかり確保されていることが分かりました。
骨本数の多さは、アウトドアブランドが優勢
風に煽られたときに頼りになるのは、生地の支えとなる骨組み。
モンベル、スノーピークは骨本数8本。ユニクロ、ワークマンは6本です。やはりアウトドアブランドは、本数を使ってしっかり雨風に対応できるよう設計されているようです。
また親骨の長さは、スノーピーク55cm、ワークマン53cm、他2社は50cmです。同じ親骨の長さでも「骨の本数が多い=辺が増える=傘の面積広い」ということになり、雨に濡れない場所を多く確保できるというわけです。
ここまでの結果を踏まえ、濡れにくい大きさながら軽量、安定感のある骨組みのスノーピークにかなり心が傾いてきました。
【水弾き比べ】撥水性に優れているのは?
次は、水をたっぷりかけたあと、傘を一振りし水滴の残り具合で撥水性をチェックしました。水弾きが良いほど、傘を折りたたむときに手の濡れるストレスを軽減できますよね!
結果をお伝えするとこのテストでは、どの傘も一振りでほぼ全ての水滴を飛ばすことができました。優劣つけがたいレベルで、スルスルッと水滴を振るい落とせます。新品を用意したため、しっかり撥水加工が仕事をしてくれていました。
ここであえて一番を選ぶならば……筆者はモンベルに一票!
甲乙つけがたいが、撥水性No.1はモンベル
こちらの動画をご覧ください。
濡らしたあと傘を一振りすれば、このとおり。水滴が一つ一つ浮くようにはじき、傘を振って水を飛ばしたあと細かい水残りも一番少なかったです。
モンベルの傘に使用されている素材は、極細繊維のバリスティック®ナイロン糸を高度な技術で織り上げたバリスティック エアライト®。
強度が十分ありながら、驚くほどの薄さで軽量性を備えているのが特徴です。実際今回用意した4本の傘のうち、生地を触ってもっとも薄いと感じました。製品名に「トレッキング」と入っているだけあり、バランスのとれた一本です。
ちなみにどの傘にも言えることなのですが、撥水力に関しては経年劣化していくものです。「弾かなくなってきたな」と感じたら、防水スプレーなどでメンテナンスするといいですよ。
他の傘についても、生地を見てみると以下の表記が。
あれ、これって!