じつは、日傘としても使える
あくまで雨の日用の折りたたみ傘を探していたため触れていませんでしたが、ユニクロ・スノーピークの傘にはUVカットが施されています。そのため日傘をさす習慣のある方には、この点もぜひ知っておくと◎。
【使いやすさ比べ】ストレスフリーな使い心地は?
ここでは、開閉のしやすさ・ハンドル持ちやすさをトータルして評価!
開閉方法にクセがあったり、ハンドルが持ちづらかったりすると地味にストレスを感じてしまい、携行することを躊躇してしまうんですよね。各モデルで個性があったので、じっくり紹介していきます。
ユニクロ「UVカット ウルトラライトアンブレラ」
ユニクロの開閉は、押し上げて広げるスタンダードな手動タイプです。
一番上まで骨組みを広げたときに、ロックがカチッとはまる感覚がないので「これで大丈夫なのか?」とやや不安に感じることもあるものの、スムーズに開閉できます。
ユニクロの個性的なポイントは、収納袋にあり。なんと収納袋を紛失しないよう、傘本体に連結できるようになっているんです。
収納したいときに、バッグの中から収納袋を探すひと手間がないのも嬉しいポイント!
ワークマン「ワンタッチコンパクトアンブレラ(AGA03)」
今回用意したなかで、唯一の自動開閉モデルです。片手が塞がっているときでも、サッと傘を開くことができます。
なかなかの勢いでバサッと開くので、人が多い場所で広げるの際には注意が必要ですね。モデルをしてもらった子供には、ウケがよかったですよ。
ただし1点ネックに感じたことが……! 傘を閉じた後、シャフトを縮める作業に力が必要なんです。
特に引っかかりなどはなく収納できるものの、力をグッと入れて縮めるか、地面などに石突(先端部分)を押し付けて収納するかという力技が追加に。(子供だけでなく筆者がトライしても同様でした)
力に自信のある方には、大きな利点となる自動開閉式。どう捉えるか次第ですね!
モンベル 「U.L.トレッキングアンブレラ」
軽くて撥水性に優れたモンベル。サッと取り出し、パッと広げられるかと思いきや、傘の関節を全て伸ばす必要が出てきました。
急な雨で急いで使いたい……というときには、この動作が面倒に感じそう。収納する際にも同じ動作が必要になるのがネックです。
しかしこの構造、ただ手間がかかるだけでなく利点も!
これのおかげで使用後濡れている面が内側に隠れることになります。よって、収納ケースに収納する際に手が濡れづらく、ケースもビシャビシャになりづらいんです。
これは“持ち運ぶ”という点においてよく考えられた設計になっているんだな、と驚きました。
スノーピーク 「アンブレラUL グレー」
スノーピークの傘もモンベルと同様に、傘の開閉で全ての関節を伸縮させるというアクションが必要です。
関節を伸ばしたあとは、ご覧の通りスムーズに開閉できますよ。
個性のあるハンドルデザイン
ハンドルのデザインも使いやすさに大きく影響してきます。
写真を見ても分かる通りスノーピークのハンドルは、かなりコンパクトサイズ。正直なところ、平べったい形をしているので握りづらかったです。ただその反面重量の軽さにも影響していると思うので、何を優先して選ぶかと言ったところ。
モンベル、ユニクロ、ワークマンのハンドルは、どれも握りやすかったです。……が、ワークマンは、本体重量も影響しずっと傘をさしていると疲れやすい印象を受けました。
というわけで、使いやすさNo.1はユニクロに!
やはりサッと開閉できる点は、普段使いする上で便利。ハンドルも絶妙にくぼみがかったデザインになっており、指にフィットします。
収納ケースのギミックも面白く、ここでユニクロがリードする結果になりました。
【価格比べ】一番買いやすいものはどれ?
最後に気になる価格を見ていきましょう。
最安No.1は、ワークマン(税込980円)
価格だけを見ると、最安は980円のワークマンが圧倒的安さ。買いやすいというのは、手にいれるハードルを下げてくれるので、ありがたいですよね。ブランドごとの価格は以下のとおり。
やはり手頃な価格で買うなら、ワークマン・ユニクロですね。アウトドアブランドのものは、ディティールの他にアフターメンテナンス(修理対応など)も充実しているため、価格差にも影響しているのではないでしょうか。長くお付き合いするなら、アウトドアブランドのものを選ぶといいですね。
……と、ここまで各項目見比べてきましたが、最終的に手に取りたいと個人的に思った傘を決めます。
筆者が選んだ傘はコレだ!
ユニクロ「UVカット ウルトラライトアンブレラ」
これまで評価してきた重量・撥水性・使いやすさ・コスト面も踏まえ、筆者のお気に入りNo.1はユニクロに決定しました。日傘利用もでき価格とのバランスが非常に優れていると感じました。
モンベルもユニクロ同様超軽量で携帯性抜群なのですが、価格差が大きかったためこのような結果となりました。
価格を無視するのであれば、開閉にワンアクションの面倒さはありつつも、携帯しやすいデザイン・使い勝手ながら機能面でも頼りになるモンベルを選びたいです。
スペック一覧表
ここまでの結果は、筆者個人の主観も大きく関わっています。スペックを見比べて、あなたが求めている条件を満たしているものを見つけてくださいね。
製品名 | ユニクロ ウルトラライトUVカットコンパクトアンブレラ | ワークマン ワンタッチコンパクトアンブレラ | モンベル U.L.トレッキングアンブレラ | スノーピーク アンブレラUL グレー |
写真 | ||||
重量 | 126g | 284g | 126g | 147g |
撥水性 | 高 | 高 | 高 | 高 |
使いやすさ | 開閉しやすい 収納袋にしまいやすい | 開閉の勢いがすごい 収納に力が必要収納袋がキツめ | 開閉時に傘骨の伸縮作業あり 収納袋にしまいやすい スリムに収納できる | 開閉時に傘骨の伸縮作業あり 収納袋にしまいやすい |
親骨 | 6本 | 6本 | 8本 | 8本 |
骨長 | 53cm | 50cm | 50cm | 55cm |
直径 | 85cm | 93cm | 88cm | 95cm |
収納時の長さ | 24.5cm | 23cm | 26cm | 22cm |
日傘利用 | ○ | × | × | ○ |
価格(税込) | 1,990円 | 980円 | 5,280円 | 6,336円 |
お気に入りの一本を携帯しよう
憂鬱な折りたたみ傘の携帯。ですが、探してみると軽量で優れたモデルがありました。実用性や使いやすさ、軽量性などを考えて、自分にとってのベストな一本で、今年の雨シーズンも乗り切りましょう!
モンベル U.L.トレッキングアンブレラ
重量 | 128g |
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素材 | 10デニール・バリスティック®エアライトナイロン(はっ水加工) |
直径 | 88cm |
骨長 | 50cm |
骨本数 | 8本 |
収納サイズ | 26cm |
カラー展開 | ネイビー(BLBK)、ピンク(CAMEL)、ダークグレー(CHGY)、ブラウン(CHNT)、ブルーグリーン(DKMA)、ターコイズ(TQB) |
※下記スペックはメーカー公表のもの
スノーピーク アンブレラUL グレー
重量 | 150g |
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素材 | 本体/30Dポリエステル・テフロン撥水加工・UVカット加工、中棒・受骨/アルミニウム、親骨/カーボン、ハンドル/ABS樹脂、ハンドル紐/ナイロン |
直径 | 100cm |
骨長 | 55cm |
骨本数 | 8本 |
収納サイズ | 22cm |
※下記スペックはメーカー公表のもの
ワークマン ワンタッチコンパクトアンブレラ
重量 | 約284g |
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素材 | ポリエステル100% |
直径 | 約93cm |
骨長 | 約50cm |
骨本数 | 6本 |
収納サイズ | 約23cm |
※下記スペックは全て実測値
ユニクロ ウルトラライトUVカットコンパクトアンブレラ
重量 | 127g |
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素材 | 100% ポリエステル |
直径 | 約85cm(実測値) |
骨長 | 50cm |
骨本数 | 6本 |
収納サイズ | 24.5cm |
カラー展開 | BLACK、BEIGE、BLUE、NAVY |