編集部がアイテムを厳選!!CAMP HACK STORE
『福善』「鍔」

キャンプで面倒なあの作業を、さくっとラクにしてくる便利小物を発見しました【私的神アイテム】

現在、住所不定の「アドレスホッパー」生活を送る筆者。キャンプをしながら旅するこのライフスタイルでは、さまざまなシーンでロープワークを要求される機会も多く……。

正直面倒に感じていましたが、そんな筆者をロープワークから解放してくれるナイスなアイテムを発見! 今回は、刃物屋「福善」の「鍔」について詳しくご紹介します。

目次

記事中画像撮影:筆者

ロープワーク、もっとラクにしたい……。

車でロープワーク中のたかにぃさん

現在住所不定で転々とした生活を楽しむ「アドレスホッパー」の私。このライフスタイルをしていると、物を吊るす・縛る・固定する等のロープワークは必須です。

だけど、いちいちロープワークをするのは正直面倒に感じており……。そんな矢先に、ナイスなアイテムを発見!

刀の鍔のおもちゃ…ではない?!

「鍔」4枚平置き

それがこちら。岐阜県の老舗刃物工業会社、刃物屋「福善」の「鍔(つば)」というアイテムです。一見、刀の付け根にある鍔のおもちゃみたいですが、実はれっきとしたキャンプ道具。

コンパクトながらも多岐にわたる用途があり、コレさえあれば、ぶっちゃけ難しいロープワークが不要になってしまう代物なんです!

今回はこの「鍔」について、詳しくご紹介していきます。

どんなアイテム?

「鍔」1枚平置き

サイズは直径4cmで、厚みが1.5mm。重量は1個あたり10gとなります。

材質は、刃物用のステンレス鋼で強度が非常に高く、引張試験では1400kg未満までの荷重に耐えられたようです。

ペグポイントの目印として

打刀との目印に使用

同じく福善から「打刀(うちがたな)」というペグが販売されており、一緒にペグダウンすれば目印として便利なオプション品、という位置付けでもある「鍔」。

けれど、メインの使用方法は先にも触れた通り、ロープワークのハードルを一気に下げてくれるというものなんです。

相性の良いガイロープの太さは?

ガイロープ手持ち

そして、ロープワークが一気にラクになる使い方をご紹介していく前に、チェックしておきたいのが、相性の良いガイロープの太さ。

直径2〜4mmまでのガイロープが最適ということなので、今回私は2mmのガイラインを用意しました。

筆者が使った2つの固定方法

鍔とガイロープ手持ち

今回、筆者が「鍔」を活用する上で用いた固定方法は2つ! これだけ覚えておけば本当にロープワークが必要なく、色んな遊び方ができてしまいます。

1つ目:ロープのエンドを固定

鍔にガイロープを通す

このように鍔の外周にある4つのトグルの1つにロープをかけていきます。

鍔にガイロープ巻きつけ

そのままくるっと回して引っ張ると、

鍔に巻きつけたガイロープを引っ張る

キュッと留まります。

鍔にガイロープを巻きつけ完了

留まらなかった方は何回かロープをぐるぐる回すと固定されます。一巻きだと不安なので、私は3回巻きしております。

2つ目:ロープに固定

張ったガイロープと鍔

今度はピンとテンションを張ったロープに固定する方法です。

ガイロープに鍔を引っ掛け張ったガイロープに鍔を固定

これは見たまんま、鍔の2つのトグルをクリップのように使うだけで留まります。

どうやって使う?(初級編)

基本の2つの作業が分かったところで、早速実践編をご紹介! まずは難易度が低いものからトライしていきます。

ランタンフックとして

鍔をランタンフックに_01

基本の作業2つ目の、ロープに固定する方法で、そのままランタンハンガーとして使えます。

鍔をランタンフックに_02

斜めに張られたガイロープでも下がっていくことなく固定されるので、デッドスペースを有効活用できます。

ペグや土壌のコンディションにもよりますが、フュアハンドランタンくらいまでの重すぎないランタンなら問題なく吊るせました。

ガイロープの延長パーツ

2本のガイロープを連結

お次は、「鍔」で2本のガイロープを連結して、1本のガイロープにする方法。

こちらは固定方法1つ目の、「鍔」のトグルにぐるぐる巻くやり方を両端に応用。ガイロープが短くて困ったときなどに活躍します。

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